北米時間2014年11月3日,米ULは,「3DMark」や「PCMark」などで知られるFutremarkの買収を発表した。この買収によって
FuturemarkはULの一部門となり,ULはソフトウェア開発関連の市場へ進出することになる。
Xbox OneのACアダプターにプリントされる認証マーク各種。日本で販売される電気製品で表示が義務化されているPSEマークと並んで,ULマークも用意されている
 |
UL,と聞いてピンと来る読者は多くないと思うが,1894年創業のULは世界的な第三者安全機関として,科学および電気関連の製品から製造装置,材料などの安全性を試験し,認定/認証を与えてきた企業だ。北米で販売される電化製品ではかなりの割合で目にするので,見たことがあるという人もいるのではないかと思う。会社名は聞いたことがなくとも,何らかの形で我々ゲーマーの生活とも関連のある存在だったりするのだ。
FuturemarkのCEO(最高経営責任者)であるJukka Mäkinen(ユカ・マキネン)氏は,4Gamerへ寄せたメールのなかで,ULからの投資を受けることによりFuturemarkは,今後,ULの技術力やマーケティング力を活用しながら,より多くのプラットフォームへ向け,より多くの機能を持ったベンチマークアプリケーションを提供できるようになると,意気込みを示している。また,ULの“看板”を得て,より中立性の高いベンチマークの開発に邁進できることも,大きなプラスになるという。
というわけで,少なくとも短期的には,買収によって既存のベンチマークに影響が出ることはなさそうだ。「新しいプラットフォーム」が何かは気になるところだが,ともあれゲーマーとしては,DirectX 12世代の3DMark登場の可能性がぐっと高まったことを歓迎しておくのが正解ではなかろうか。