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AMD,組み込み機器向けSoC「G-Series」にTDP 6Wの低消費電力版を追加
G-Series SOCは,28nmプロセス技術を用いて製造されるSoCで,PlayStation 4のAPUにも採用される低消費電力版CPUコア「Jaguar」を2〜4基と,Radeon HD 8000世代のDirectX 11.1対応GPUコアやメモリコントローラ,さらに各種I/Oコントローラまで統合する。
その新製品であるGX-210JAでは,GPUコアの動作クロック引き下げとメモリコントローラのDDR3-1066対応化,内蔵USBコントローラのUSB 3.0サポート削除などによって,従来モデルで最もTDPの低かった「GX-210HA」に対して,3分の2までTDPを落としてきたのが大きな特徴となる。AMDによれば,平均消費電力は3Wに留まるとのことだ。
そのほか主なスペックは表のとおり。CPUコア周りのスペックはGX-210HAから変わっていないと見ていいだろう。主なターゲットとなる用途はゲーム機やネットワーク機器,デジタルサイネージだそうなので,低消費電力性能を生かした製品に活用されると面白そうだ。
GX-210JAに関するニュースリリース(英語)
AMD Embedded G-Series SOC 製品情報
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