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Sony Interactive Entertainmentがユーザーが作った攻略法をゲーム画面に表示するヒントシステムの特許を出願
米国特許商標局:PLACEMENT OF USER INFORMATION IN A GAME SPACE
これは,ほかのユーザーが書き込んだ文字をゲームの画面上にフキダシで表示したり,音声でガイドしたりできるというシステム。ユーザーがゲーム世界のX,Y,Z座標を指定し,そこにコメントを書き込んだりマーカーを付けたりもできるという。これにより,敵が登場する場所や攻略法,隠しアイテムやイースターエッグなどの場所を教えることが可能になり,プレイヤーがゲームを止めることなくヒントを得られたり,スキルを向上させることができる。シングルプレイのゲームだけでなくオンラインゲームにも対応するとのこと。
公開された出願書には,紙やウェブサイトを使うこれまでの攻略法と対比する形で説明されている部分が多く,ゲームの進め方が分からなくなったときにゲームを中断して攻略本やネットで情報をチェックしたり,あるいはプレイ後に何かを見落としていたことに気づいて,プレイし直したりするわずらわしさを回避できる,という利便性が強調されている。
こうしたヒントを表示するため,ゲームを作る側はインタフェースを調整したり,ハードウェアに与える負荷や,ゲームのネタバレ防止なども考慮しなければならなくなりそうだが,おそらく特許の念頭に置かれているPlayStation 5では,「Feedback Engine」という専用領域が割り当てられているようだ。ゲームとは関係ない悪意あるコメントや間違った情報などを表示しないためのチェック機能も必要になるだろうが,例えば「攻略パック」といった形で,プロゲーマーやサードパーティによる攻略ガイドが販売されるといったこともありそうだ。いずれ,搭載されるかもしれないこの機能を使ったゲーム体験の広がりに期待したい。
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