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新作アナログRPG「モンセギュール1244」が6月20日に発売。異端認定された“カタリ派”の最後を描く,GMレスのナラティヴRPG
本作は,十字軍に包囲された1244年のモンセギュール城砦を舞台とした,3〜6人用のアナログRPGだ。プレイヤーはカトリック教会から異端と認定された“カタリ派”の信者となり,最後の砦となったモンセギュール城砦の最後の日々を語っていくこととなる。
なおジャンルとしてはテーブルトークRPGとなっているが,ゲームマスターは不要でカードなどを使ってシーンを処理していく方式とのこと。いわゆる近年におけるナラティヴRPGの系譜にあり,一般的に想像されるテーブルトークRPGとは雰囲気がかなり異なる。
ちなみにボックスセットを購入すると電子書籍版(書籍のPDFとユドナリウム用ルームデータを含む)も付属するとのこと。テーマとも相まってプレイする人をかなり選びそうな作品だが,興味のある人は下のリリース文,そして公式サイトを確認してみよう。とくに公式サイトには,本作の歴史的背景についての補足コラムも用意されているのでおすすめだ。
「モンセギュール1244」公式サイト
異端のTRPG「モンセギュール1244」の日本語版ボックスセットが6月20日発売
1244年、十字軍に包囲されたモンセギュール城砦で改宗を迫られたカタリ派信者たちの最期の日々を演じるRPG。
海外RPGシーンで大きな反響を呼んだ「ゲームマスター不要」の重厚な意欲作が待望の日本語化。
合同会社ニューゲームズオーダー(本社:東京都立川市/社長:吉田恒平)は、TRPG「モンセギュール1244」を紙書籍や用具を同梱した日本語版独自パッケージのボックスセットとして2023年6月20日に発売します。
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「そなたは異端の信仰を棄て、慈しみ深い父なる神の許しを受けるか?」
1244年3月、数百人ものカタリ派信者に向けて、この質問が投げかけられた。彼らは9ヶ月以上にわたりモンセギュール城塞を包囲していた軍勢に降伏したのである。200人以上が否と答え、それによって火刑に処されることを選んだ。信仰に殉じて死を選んだカタリ派信者たちとは、いったい何者だったのだろう?
『モンセギュール1244』では、プレイヤーたちは協力して、彼らが何者であったのかという物語を作り上げていく。個々のプレイヤーは、包囲戦における複数のカタリ派信者たちを演じ、棄教か殉教かの選択に直面する。
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海外のインディーRPG分野では『ダンジョンズ&ドラゴンズ』から始まるRPGの伝統的なモチーフやプレイ体験に留まらない多種多様な意欲作・実験作が盛んに発表されていますが、中でも非常に大きな反響を呼んだ本作を今回日本語版として紹介することで、現代のアナログゲーム世界の広がりを日本でも感じていただける一助とすべく、『モンセギュール1244』日本語版出版の運びとなりました。
Frederik J. Jensen (フレデリック・J・イェンセン) 著 / 岡和田 晃 訳
モダン・ナラティブRPG
3〜6人用〔ゲームマスター不要〕/ ゲーム時間3〜5時間 / 15歳以上向
希望小売価格:3000円+税
JANコード:4562365270857
製品寸法:224mm x 308mm x 18mm
製品重量:420g
内容物(以下のものがA4判薄型ボックスに収められています):
- ルールブック1冊(A4判32頁)
- カード80枚(ミニユーロ判64枚・ポーカー判16枚。全て単色片面刷)
- 関係図シート1枚(B5判)
- 背景シート4種計7枚(葉書サイズ)
「モンセギュール1244」公式サイト
- 関連タイトル:
モンセギュール1244
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