一人称視点型ADV「The End of the Sun」のデモが公開に。リアルなグラフィックスで描かれたスラブ神話の世界が魅力の作品

　ポーランドを拠点にするThe End of the Sun Teamは，同社が開発する一人称視点の探索アドベンチャー「The End of the Sun」のデモをSteamで配信し，合わせて最新トレイラーを公開した。

Steamの「The End of the Sun」ストアページ

　2023年第4四半期に正式リリースが予定されている「The End of the Sun」は，スラブ民族の神話世界にタイムスリップしてしまったプレイヤーが，かつて四季折々に開催されていた村祭りに参加し，さまざまなパズルを解き明かしていくことで，やがて現実と伝説が交差していくというストーリー重視型のアドベンチャーゲームとなっている。オープンワールド型の世界を自由に探索しながら，そこで発生するイベントを追っていくノンリニアタイプの物語が展開するという。


　その世界観をリアルに表現するため，The End of the Sun Teamはポーランド各地の民族博物館に協力を仰ぎ，無数の古代遺物を3Dスキャンするなどフォトグラメトリー技術をふんだんに活用。ゲーム世界も天候や時間，季節がダイナミックに変化し，東欧の手付かずの大自然を堪能できる趣向になっている。


　2020年にKickstarterを使ったクラウドファンディングキャンペーンに成功するなど，注目度も高い「The End of the Sun」。現時点では日本語化の予定がないのが残念なところだが，古代のスラブ民族の“ナマの生活”を間近で観察するような，その歴史を体験できる趣向なのは興味深いところ。気になる人はトレイラーをチェックしつつ，デモをダウンロードしてみるといいだろう。