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印刷2022/09/16 23:06

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[TGS2022]インディーズゲーム選考会“センス・オブ・ワンダー ナイト 2022”レポート。最高賞は「SCHiM」に決定

 東京ゲームショウ2022で開催されたインディーズゲームイベント「センス・オブ・ワンダー ナイト 2022」の最終選考会の模様が,本日(2022年9月16日)配信された。

※画像は配信映像をキャプチャしたものです

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 センス・オブ・ワンダー ナイトは,毎年東京ゲームショウに出展しているタイトルの中から,“見た瞬間,コンセプトを聞いた瞬間に,誰もがはっと,自分の世界が何か変わるような感覚”=「センス・オブ・ワンダー」なゲームのアイデアを持つタイトルを表彰しているイベントで,今年で15回目の開催となる。

 今年は東京ゲームショウ2022の「選考出展」78タイトルの中から8タイトルがファイナルへと駒を進め,選考会でプレゼンテーションを行った。本稿では,その8タイトルを紹介していくと共に,各表彰作品を紹介していこう。

今年のエントリー作品は583タイトルにも上ったそうで,過去最多の応募となった
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司会を務めたゲームジャーナリストの新 清士氏とマザボ・イザベル
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今回の審査員を務めた面々。左上から順に小林信重氏(東北学院大学),北山 功氏(神奈川電子技術研究所代表),Ramon Nafria氏(Videogame Ninja: Trusiga),高橋建滋氏(NPO法人 オキュフェス),駒形一憲氏(アウリン 取締役),吉田修平氏(ソニー・インタラクティブエンタテインメント インディーズ イニシアチブ 代表),片山裕貴氏(講談社ゲームクリエイターズラボ),Matias Kala氏(iGi indie Game incubatorプロジェクトマネージャー),Juan Gril氏(Gametapas Founder ※選考のみの参加)。ここに新 清士氏を加えた10名で選考が行われた
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 今回の選評会では,8タイトルを「何かを語りかけるパズル」「言葉にならないメッセージを伝える」という2つのコンセプトで分け,前半と後半に分かれてプレゼンテーションをする形となっていた。

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MORSE


ALJO Games(イギリス)

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 第一次世界大戦を舞台にしたストラテジーゲーム。最大の特徴は,モールス信号を使ったゲームデザインで,プレイヤーは,敵戦艦の座標をモールス信号で味方に送り,攻撃を加えていく。
 短点と長点,いわゆる「トンツー」で表現されるモールス符号だが,プレイヤーはこれらを,木やバネ仕掛けを利用して手作りされた専用の物理コントローラで入力していくのも目を引く点だ。

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 ALJO GamesのAlex Johansson氏によると,ゲームにリアリティや本物に近い体験を持たせたいという思いがあったそうだ。実際にイベントなどでプレイした人は,非常に楽しんでくれたそうで,モールス符号が分からなくても,ゲームをプレイする中で学んでいくというケースも多くあったそうだ。

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Rhodopsins


札幌市立大学藤木・松永ゼミグループ(日本)

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 タイトルにもなっている「Rhodopsins」(ロドプシンズ)とは,人の目に含まれる光を受け取る細胞のことで,本作も光や視覚をテーマにした作品となっている。
 基本的なゲームシステムは,3人で協力プレイする2Dの横スクロールアクションゲームだが,本作はプレイヤーそれぞれが,赤・青・緑の色がついた眼鏡をかけるのが特徴だ。
 ゲーム内に登場するオブジェクトには,各プレイヤーがかけている眼鏡同様に,赤・青・緑の色がついていることがある。つまり,同じ色の眼鏡をかけているプレイヤーからは,勉強教材に用いられる暗記シートのように,特定のオブジェクトが物理的に見えなくなってしまう。3人でそれぞれの見えない情報を声を出し合って助け合うことが,重要なのだ。

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一定間隔で出現する床に色が付いている「点滅タイル」や,通過するとキャラクターに色がついて自キャラが見えなくなるギミックなど,色を使ったアイデアが詰め込まれている
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 技術的には3つのモニターを用意し,それぞれのプレイヤーが離れた場所でプレイすることも可能だそうだが,本作は「同じ画面を見ているのに異なる情報を知覚している不思議な体験」が最も面白く,あえて1枚のモニターでのプレイにこだわっているという。
 今回の出展に至ったのも,東京ゲームショウが約2年振りにリアルで開催されることが大きいのだそうだ。



IDEA


TLR Games(スペイン)

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 「IDEA」は,半透明の玉を転がし,ゴールへと導いていくというパズルアクションゲームだ。目を引くのは,攻略すべきステージがドローンによって撮影されたリアルな航空写真であるということだ。
 中には写真だけでなく,映像が採用されている場合もあり,道を走る車がプレイヤーの導く玉を邪魔する障害物となる場合もある。複数人でのプレイを想定しているとのことで,どの道を通って攻略していくのか,皆の考え(IDEA)を募ることができるのだという。

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 動画によるデモンストレーションがなかったこともあり,プレゼンテーションで,どのようなゲームかオーディエンスに伝わっていなかった点が残念ではあった。以下のトレイラーを見れば,かなり面白そうで「センス・オブ・ワンダー」なゲームであることが分かるので,気になる人は見てみよう。

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Pastry Panic (with cat)


Yong Zhen Zhou(シンガポール)

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 「Pastry Panic (with cat)」はお菓子工場で働くネコを操作し,さまざまなお菓子を作ってスコアを伸ばしていくというゲームだ。
 お菓子を作る工程には,「切る」「こねる」「まぶす」「詰める」「焼く」という5種類があり,これらの動作は本作専用の物理コントローラを使って行う。コントローラには,上記5種類の動作を行うためのデバイス,それを差し込むためのスロットが2か所用意されている。お菓子を作る工程は,印刷されたレシピ本に記されており,プレイヤーは5種類のデバイスをスロットに付け替えながら,お菓子を作っていく必要があるわけだ。

コントローラの写真。上に並ぶ5つのデバイスを下のスロットに挿し込んで,お菓子を作っていく
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 開発チームがこだわりのポイントとしてあげていたのは,5種類のデバイスそれぞれに異なる触覚フィードバックを用意しているという点だ。例えば,「こねる」という動作を行う場合は,デバイスを差し込んで,本当の生地をこねるように連打する必要があるし,「詰める」という動作では,クリームを注射器で詰めるように長押しする必要がある。

 デバイスをたたいた時に感じられる触覚にもかなりこだわっているようで,Shape-Hapticsという機構を採用し,各アクションに固有の感触をもたらすことにチャレンジしているという。

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 こうした触覚フィードバックと物理的なギミックを組み込んだのは,ゲームの画面内だけでなく,ゲームの画面外でもプレイヤーが楽しんでもらえる仕掛けを作りたかったという思いがあったそうだ。

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How To Say Goodbye


ARTE France / Florian & Baptiste(フランス)

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 死と悲しみのナラティブパズルと題された「How To Say Goodbye」は,フランスの3名のクリエイターによって作られたタイトルだ。プレイヤーは,フロアのタイルをルービックキューブのように動かしていき,未知の世界で迷子になったゴーストをゴールへと導いていく。

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 本作は,「ミッフィー」や「ムーミン」といったさまざまな絵本から感銘を受けているそうだ。特徴的なのが色使いで,カラーパレットを広げたような色彩豊かでカラフルなグラフィックスは,まるで絵本を読んでいるような感覚をプレイヤーに与える。絵本の影響は,ストーリーにも表れているそうで,シンプルながらもずしりと重く深いストーリーが展開されるそうだ。

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Extra Nice(オランダ)

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 「SCHiM」は,影の生き物「スキム」を操作し,街の中にあふれる影の中を走り回って探索していくゲームだ。スキムは,影から影に飛び移れるだけでなく,影から物体にアクションを起こすことも可能だ。例えば,車の影に入っている状態では,車のライトを光らせて影を作ったり,クラクションを鳴らして動物を驚かせてその場から動かしたりできる。これらをうまく使えば,探索範囲をグッと広げることができるのだ。

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昼間だけでなく,室内や夜といったさまざまなシチュエーションが用意されている
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 また本作のグラフィックスは,使用する色を意図的に4つに限定しているという。これは,影や明るさを分かりやすくする狙いがあるそうで,4色でオランダの美観を再現している点にも注目してほしいと語られていた。

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狐ト蛙ノ旅 アダシノ島のコトロ鬼


リアス(日本)

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 イラストレーター/コンセプトアーティストとして活動するリアス氏が手掛ける本作は,アダシノ島に迷い込んだキツネとカエルが島を探索する3Dアクションアドベンチャーゲームだ。

 日本をモチーフにしたアダシノ島は,ところどころに暗闇があり,最初は島の姿がすべて見えるような状態ではない。主人公のキツネは光を灯す不思議な玉を使って,暗闇を照らし,隠された道を発見していく。
 これらのゲーム体験には,「自らの考えた世界を見てほしい」というリアス氏の思いがあり,見えなかった島の姿を徐々に明らかにしていくという体験は,未完成の絵を完成させていくようなアート的な表現とリンクさせているのだという。

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敵である「鬼」から逃げることもあり,光を使って鬼の注意を引くこともできるようだ
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 リアス氏は,本作について,日本の人には日常の延長線上にある不思議な世界を,海外の人には,不思議な島国のファンタジーとして楽しんでもらいたいとし,「新規性はなくとも世界中で唯一の作品にしたい」と思いを述べていた。

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DORDOGNE


UMANIMATION(フランス)

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 「DORDOGNE」は,フランスのUMAMINATIONが手がけるアドベンチャーゲーム。主人公のMimiは最近亡くなった祖母の家を訪れたことから,ふと子供時代の古い記憶を蘇らせる。

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 本作は,現在の32歳のMimiと思い出の中の10歳のMiniを操作してゲームを進めていくのが特徴。過去の世界では,美しい風景の写真したり,虫の鳴き声をテープにしたりと,体験したすべてを日記に書き留めることができる。それらの“思い出”が現代のMimiへとつながり,彼女は祖母との「絆」を感じていくことになるという。

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 水彩画をおこしてスキャンし,ゲームエンジンに落とし込んだという,グラフィックスも印象的な作品で,現在は2023年の発売を目指して製作を進めているとのことだ。

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 8作品すべて紹介が終わると,各賞の結果発表が行われた。結果は以下の囲みの通りだ。

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●Best Technological Game Award 賞金500USD
「Pastry Panic (with cat)」

●Best Experimental Game Award 賞金500USD
「MORSE」

●Best Arts Award 賞金500USD
「狐ト蛙ノ旅 アダシノ島のコトロ鬼」

●Best Game Design Award 賞金500USD
「SCHiM」

●Best Presentation Game Award 賞金500USD
「Pastry Panic (with cat)」

●Audience Award Semi-GP 賞金500USD
「狐ト蛙ノ旅 アダシノ島のコトロ鬼」

●Audience Award GP 賞金3000USD
「SCHiM」


 「Audience Award GP」は,毎年オーディエンスによって選定されることになっており,今年はコメント欄に書き込まれた「スマイル」コメントの盛り上がりによって決定された。今回は,オランダのExtra Niceが手がけた「SCHiM」が見事に受賞を果たした。

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 今回のセンス・オブ・ワンダー ナイトも非常にハイレベルな作品が集まっており,審査員の面々も「非常に選定に苦労した」と頭を悩ませていた。また,今年は東京ゲームショウが2年振りにリアルで開催されたこともあってか,実際に手で触れられるユニークな物理デバイスを用いたタイトルが多いのも印象的だった。来年のセンス・オブ・ワンダー ナイトにも要注目だ。

「センス・オブ・ワンダー ナイト 2022」公式サイト

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