「ペルソナ5 ザ・ロイヤル」の完成披露プレミアが開催。新要素の紹介やミニライブが行われた会場の模様をレポート

　アトラスは2019年8月30日，PlayStation 4用ソフト「ペルソナ5 ザ・ロイヤル」の完成披露プレミアを，東京・六本木のBillboard LIVE TOKYOにて開催した。
　10月31日に発売予定となっている同作を“世界最速”で体験できる試遊会が行われたほか，登壇者によるトークやミニライブが披露されたイベントの模様をレポートしよう。

Billboard LIVE TOKYO内は，「ペルソナ5 ザ・ロイヤル」一色に

　イベントの冒頭では，関係者による挨拶が行われた。アトラス 取締役・コンシューマ局 局長 平岡直人氏は，「ペルソナ5」がリリースされてから約3年の間，アニメ化や各アワードの受賞などがあったことを振り返り，「これも支えてくださったファンの皆さんのおかげ」と感謝を述べた。

平岡直人氏

　本作の楽曲を手がけた目黒将司氏は，「今回は，若手スタッフが活躍して濃い内容になった」と表現。またキャラクターデザイナーの副島成記氏は，「こうして1つのIPに長く関われるのはありがたいこと。これからも盛り上げていきます」とコメントした。
　そしてプロデューサーの和田和久氏は，このイベントの開始直前にマスターROMをセガゲームス経由でソニー・インタラクティブエンタテインメント（SIE）に提出したことを報告した。

左から目黒将司氏，和田和久氏，副島成記氏

　ゲストとして登壇したSIE 取締役 ジャパンアジアリージョンオフィス プレジデント 盛田 厚氏は，「ペルソナ」シリーズを「世界で戦える日本のIPの1つ」とし，「1996年の第1作より，PlayStationとともに歩んできたIP。これからも一緒に歩んでいただきたい」と思いを語った。

盛田 厚氏

　セガホールディングス 代表取締役社長 COO 岡村秀樹氏は，アトラスについて「セガグループの中でもオリジナリティの高い独特の存在」とし，「ペルソナ」シリーズについても「『ペルソナ5』は世界累計270万本を記録。シリーズ累計1000万本と，日本を代表するRPGと言っていいのではないか」と評した。

岡村秀樹氏

　プロデューサーの和田氏が登壇したトークコーナーでは，新たに登場すダンジョン「メメントス」を舞台に，「ペルソナ5 ザ・ロイヤル」の新要素を紹介。それによると数百か所の仕様を見直してテンポアップを図り，さらなる快適なプレイ感を目指したという。
　またペルソナに特殊な効果を付与する「特性」や，バトル中の新演出「SHOW TIME」も紹介された。後者は2人のキャラクターによる派手な演出の加わった特殊攻撃である。
　さらにメメントス内に配置された花およびスタンプを集めると，新キャラクター・ジョゼの施設でアイテムと交換できたり，経験値などを増やす「認知変化」を行ったりできることが明かされた。

試遊コーナーでは，約15分の間メメントス内のプレイを体験できた

主人公のボイスを演じる福山 潤さんと，新キャラクター・芳澤かすみ役の雨宮 天さんから寄せられたビデオメッセージも披露された

ミニライブでは，歌手のLynさんが「ペルソナ5 ザ・ロイヤル」の主題歌「Colors Flying High」や，先制攻撃時に流れる「Takeover」を披露。また「Wake Up, Get Up, Get Out There」を含む「ペルソナ5」の楽曲3曲が，アコースティックアレンジで生演奏された

　ほかにも，4月に開催された「PERSONA SUPER LIVE P-SOUND STREET 〜Q番シアターへようこそ〜」のBlu-rayとCDの発売が決定したことや，10月24日に「ペルソナ5スクランブル ザ・ファントムストライカーズ」（PS4 / Nintendo Switch）の新情報が公開されることも明かされた。


　最後に和田氏が，改めて「ペルソナ」シリーズのファンに感謝を述べるとともに，「チーム一同，これからも新しいチャレンジを続け，もっと面白いものを皆さんに届けられるよう務めます」と意気込みを語り，イベントを締めくくった。

「ペルソナ5 ザ・ロイヤル」公式サイト