
イベント
シリーズ最新作「リディー&スールのアトリエ」&「アトリエ オンライン」がお披露目となった「『アトリエ』20周年発表会」の模様をレポート
![]() |
この発表会は,同社が展開するガストブランドの「アトリエ」シリーズが20周年を迎えたことを記念して開かれたもので,既報のとおりシリーズ最新作「リディー&スールのアトリエ 〜不思議な絵画の錬金術士〜」および「アトリエ オンライン 〜ブレセイルの錬金術士〜」(iOS / Android)が発表されたほか,シリーズ20年の振り返りやキャラクターデザインを手がけたイラストレーターによるトークコーナーが設けられた。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
「アトリエ」20周年記念特設サイト
![]() コーエーテクモゲームス 代表取締役社長 兼 ガストブランド ブランド長 鯉沼久史氏 |
続いて,ガストブランド 副ブランド長の菊地啓介氏と,「アトリエ」シリーズ ゼネラルプロデューサーの井上忠信氏が登壇し,シリーズの20年の歩みを振り返った。
![]() 「アトリエ」シリーズ ゼネラルプロデューサー 井上忠信氏 |
![]() |
また「マリーのアトリエ」と同じ「ザールブルグ」シリーズの「エリーのアトリエ」と「リリーのアトリエ」は,新しい主人公が重ねる経験を軸に,さまざまなエピソードを楽しめるよう作ったとのこと。
さらに「アトリエ」シリーズは,「グラムナート」シリーズ,「イリス」シリーズ,「マナケミア」シリーズと,2〜3タイトルごとに世界観や方向性を変えつつ展開しているが,「それもまた『アトリエ』シリーズの大きな特徴」と井上氏は語った。
![]() |
![]() |
![]() |
また「アーランド」の「Plus」シリーズからプロデューサーを務めることとなった菊地氏は,「マリーのアトリエ」の頃から一人のプレイヤーとして「アトリエ」シリーズを楽しんでいたという。そのため,以降のシリーズでは「より多くの方に楽しんでいただこうと,ファンの目線で作る」ことを意識しているとのことである。
![]() |
そんな「アトリエ」シリーズは,2015年に「ソフィーのアトリエ 〜不思議な本の錬金術士〜」(PS4/PS3/PS Vita),2016年に「フィリスのアトリエ 〜不思議な旅の錬金術士〜」(PS4/PS Vita)をそれぞれリリースし,目下「不思議」シリーズを展開中だ。会場では,その「不思議」シリーズの最新作となる「リディー&スールのアトリエ 〜不思議な絵画の錬金術士〜」を開発中であることが明かされた。
![]() |
![]() |
「リディー&スールのアトリエ」は,「アトリエ」シリーズの20周年を記念するタイトルにして,シリーズの大きな節目になるという。
会場では,本作のキャラクターデザインを手がけるイラストレーターのゆーげん氏とNOCO氏が登壇し,リディーとスールという主人公2人のシルエットを紹介した。なお,両氏はそれぞれ一人ずつ主人公のキャラクターデザインを行ったとのことで,NOCO氏のデザインが先に確定したため,ゆーげん氏がそれに合わせる形になっているというエピソードなども明かされた。
![]() |
![]() |
また菊地氏によると,「不思議」シリーズでは最初から1作めがNOCO氏メイン,2作めがゆーげん氏メイン,そして3作めは2人を両立させるスタイルにすることを決めていたという。
さらに「リディー&スールのアトリエ」は,前2作とはひと味違ったゲームになるとも話していた。続報に期待したいところである。
![]() |
池田氏は,NHN PlayArtがこれまでガストブランドと何度もコラボレーションしてきたこと,そして自身が「マリーのアトリエ」からの「アトリエ」シリーズファンであったことから,今回の取り組みが実現したと説明。
会場では,「スマートフォンで展開する新しい『アトリエ』の世界」というテーマや「多人数で冒険&調合」というコンセプトに加え,「美しいフィールド」や「採取・調合」,「バトル」といったシリーズの特徴を継承しつつ,スマートフォン向けに最適化していることが紹介された。
またプレイヤーキャラクターは,衣装の着せ替えや,武器・スキルの変更が自由にできるという。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
会場には,「アトリエ オンライン」の楽曲を手がける音楽ユニット ACEの工藤ともりさんとCHiCOさんがゲストとして登壇。2人は,20年もの間,多くのファンに支えられてきた「アトリエ」シリーズに関われるのは光栄であるとし,リアリティのある世界観をスマートフォン上で再現するべく,全力で曲作りに取り組みたいと意気込みを見せた。
![]() |
発表会の後半では,上記のゆーげん氏とNOCO氏に加え,岸田メル氏と「黄昏」シリーズのキャラクターデザインを手がけた左氏が登壇し,「アトリエ」シリーズにまつわるトークを繰り広げた。
岸田氏は,「ロロナのアトリエ」がイラストレーターとしての大きな転機となったと述懐。また左氏は,それまでRPGのサブ要素だった調合をメインに据えた「マリーのアトリエ」に感心したという。NOCO氏は,幼い頃から「アトリエ」シリーズのパッケージが小売店の店頭に飾ってあるのを見てきたため,「この場にいるのが不思議」と感想を述べていた。そして,ゆーげん氏も「イラストレーターを志したときからの目標の一つ。この場にいるのは光栄です」と話していた。
![]() |
また,シリーズを通してキャラクターデザインをすると,3作めにはアイデアが枯渇してしまうと岸田氏が語ると,ほかの3名も同意。加えて岸田氏は,いくつものデザイン案を検討しているうちに,スタッフ全員,何が良くて何が悪いのか分からなくなることもあると苦労を語った。
![]() |
左氏は,スムーズに方向性が決まる一方,なかなかデザインが仕上がらないキャラクターと,方向性を決めるのに難航するが,そのあとはすんなり進められるキャラクターがいることを「黄昏」シリーズで学ぶことができ,それが今の仕事に活きているとのことだ。
![]() |
NOCO氏は「ソフィーのアトリエ」でキャラクターデザインを担当すると決まってから,岸田氏と左氏の画集などで「アトリエ」シリーズらしさを研究したという。しかし実際の発注は「原点回帰の作品なので,田舎っぽいイメージで」というものだったため,前もって調べておいたことがすべて使えず,頭が真っ白になったそうだ。
![]() |
ゆーげん氏は,「ソフィーのアトリエ」でプラフタをデザインにするにあたり,オートマタであることから,ほかとまったく異なるデザインにすること,かつNOCO氏のデザインと対になるものにすることを意識したという。また「フィリスのアトリエ」のときは,「ソフィーのアトリエ」よりもプレッシャーを感じたことや,一緒にシリーズ3作の作業を続けていくうちに,何となくNOCO氏と考えや傾向が似てきたことなども明かしていた。
![]() |
トークではほかにも,錬金術士の衣装をデザインするためにネットで検索をかけると,まず「アトリエ」シリーズのイラストなどが出てくるので,参考にできるものが少ないといった話題や,ゆーげん氏とNOCO氏のデザインは岸田氏や左氏のそれと比較すると情報量が多いといった話題も飛び出した。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
発表会のエンディングでは,菊地氏がこれまで「アトリエ」シリーズを支えてきたファンや関係者にあらためて感謝の意を示すとともに,「今後10年,20年と『アトリエ』を新しい形で作り続け,それを広めていきたい」と意気込みを見せた。そして井上氏が,「『アトリエ』を長く続け,さらに面白いゲームとして提供していきます」と述べて,発表会を締めくくった。
![]() |
「アトリエ」20周年記念特設サイト
- 関連タイトル:
リディー&スールのアトリエ 〜不思議な絵画の錬金術士〜
- 関連タイトル:
アトリエ オンライン 〜ブレセイルの錬金術士〜
- 関連タイトル:
アトリエ オンライン 〜ブレセイルの錬金術士〜
- この記事のURL:
キーワード
- :リディー&スールのアトリエ 〜不思議な絵画の錬金術士〜
- OTHERS
- RPG
- コーエーテクモゲームス
- ガスト
- ファンタジー
- 日本
- iPhone:アトリエ オンライン 〜ブレセイルの錬金術士〜
- iPhone
- Android:アトリエ オンライン 〜ブレセイルの錬金術士〜
- Android
- イベント
- ライター:大陸新秩序

(C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.
(C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.
(C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.

- リディー&スールのアトリエ ~不思議な絵画の錬金術士~ (初回封入特典(マリー&エリーなりきりコスチュームDLC) 同梱)
- ビデオゲーム
- 発売日:2017/12/21
- 価格:¥5,200円(Amazon) / 6180円(Yahoo)