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「ドラゴンクエストIII」をベースにした国内制作の大規模アリーナショーが発表に。「ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー」制作発表会をレポート
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印刷2016/01/20 20:00

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「ドラゴンクエストIII」をベースにした国内制作の大規模アリーナショーが発表に。「ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー」制作発表会をレポート

 本日(2016年1月20日),アリーナショー「ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー」の制作発表会が東京都内で開催された。この企画は「ドラゴンクエスト」シリーズの30周年を記念して開催されるもので,「ドラゴンクエストIII」の物語をベースに,観客自身が主人公として楽しめる内容になるという。本稿では,「ドラゴンクエスト」シリーズの生みの親であるゲームデザイナーの堀井雄二氏も登壇した,会場の模様をレポートしよう。


 本イベントの企画・制作は日本テレビが担当しており,主催者を代表して登壇した日本テレビ放送網 代表取締役 社長執行役員 大久保好男氏は,この取り組みが日本で初めて国内制作された大規模アリーナショーであるとし,実現に向けて大きなハードルがあったと話す。しかし,同社のコーポレートメッセージである「見たい,が世界を変えていく」のもと,今回,あえてチャレンジしたとのことだ。

右から日本テレビ放送網 代表取締役 社長執行役員 大久保好男氏,讀賣テレビ 代表取締役社長 望月規夫氏,中京テレビ 代表取締役社長 山本孝義氏,福岡放送 代表取締役社長 足立久男氏。それぞれ,多くの人に会場まで足を運んでほしいと語っていた

 スクウェア・エニックスのエグゼクティブプロデューサーである三宅 有氏は,30周年を迎える「ドラゴンクエスト」シリーズが,堀井雄二氏,鳥山 明氏,すぎやまこういち氏という3名のクリエイターによって「誰でも気軽に遊べる」「コンピュータの冷たさを感じさせない温かさ」「プレイヤー自身が主人公」といった“ドラクエらしさ”を失うことなく,かつ幅広い層に向けてさまざまな展開をしてきたと話し,今回の取り組みでは,多くの「ドラゴンクエスト」ファンに向けて新しい体験を提供することに期待しているという。

スクウェア・エニックス エグゼクティブプロデューサー 三宅 有氏

 企画概要のプレゼンテーションを行ったのは,発案者である日本テレビ放送網 プロデューサーの依田謙一氏。依田氏は,まずアリーナショーについて「テーマパークがそのまま飛び出してきたような空間」と説明。その内容は演劇的要素やライブ要素,観客参加要素が盛り込まれ,大会場だからこそ実現できる演出が施されるという。

日本テレビ放送網 プロデューサー 依田謙一氏(写真左)と,発表会の司会を担当した日本テレビ アナウンサー 桝 太一氏は,スライムの帽子を被って登壇

 また,この企画のキャッチコピーは「勇者は,あなただ。」である。依田氏は,このキャッチコピーについて,「観客自身が主人公になるショー」であるからこそ,日本初の国内制作アリーナショーであり,かつ観客に新しい体験を提供できると説明した。


 ショーの見どころは,最新の映像技術と身体芸術を融合した演出で,呪文を使ったバトルや冒険を表現するべく,スクリーンに映し出された映像とアクロバティックな役者の演技が完全にシンクロしているとのこと。依田氏は「2016年だからこそ実現できた人間とテクノロジーの共演を楽しんでいただきたい」と展望を述べた。

 物語は「ドラゴンクエストIII」をベースとしており,主人公の勇者が父・オルテガの意志を継いで魔王討伐に乗り出すというもの。さらに堀井雄二氏のアドバイスによって,テリー,アリーナ,ヤンガスなどシリーズ各タイトルの人気キャラも登場するとのことである。
 気になる主人公および商人トルネコの演者は,オーディションによって選出されるとのこと。依田氏は「誰が主人公に決まるのか」という過程を観客と共有したいと,その意図を説明した。なおそのほかのキャラクターを誰が演じるかについては,後日あらためて発表される。


 また「ドラゴンクエスト」シリーズと言えば,すぎやまこういち氏が手がける音楽も魅力の1つだが,今回の企画では,その演奏を全国の高校のマーチングバンドが担当する。どの高校のマーチングバンドが演奏するのかについては,ほぼ決まっているとのことだが,知っているのは教員のみとのこと。したがってマーチングバンドのメンバーは,正式発表のタイミングまで「もしかしたら自分の高校が演奏するのかもしれない」というワクワク感を得られるという。
 そのほか,ショーの会場となる各地のキッズダンサーが出演する予定もあるそうで,依田氏は「多くの人が参加する“祭り”を実現していきたい」とした。

 また依田氏は,今回の企画で演出を手がける金谷かほり氏を,「日本において,大きな会場を使った演劇表現とライブ表現ができる唯一の存在」と紹介。とくに金谷氏はチームを率いた手法に長けているという。
 一方,ステージデザインに起用された英国Stufish Entertainment Architectsのレイ・ウィンクラー氏は,今回のオファーを受けるまで「ドラゴンクエスト」シリーズを知らなかったとのこと。しかし最初のミーティングにて,瞬時にゲームの内容を把握し,「観客が見た瞬間に“冒険がしたい”と思えるステージが求められている」と理解していたと依田氏は説明した。


 依田氏は,この二人を含めて,これまで多くの関係者に今回の企画の話をしてきたそうで,ほとんどの人が「いいね!」という反応だったという。最後に依田氏は,人々の趣味趣向が細分化し,王道と呼べる存在がなくなっていると言われることもあるこの時代に,多くの人々に祝福される「ドラゴンクエスト」のショーを提供したいとして,プレゼンをまとめた。

 続いて,演出の金谷氏とステージデザインを手がけるウィンクラー氏に対するインタビューのコーナーが設けられた。
 「ドラゴンクエスト」がどのようなショーになるかと尋ねられた金谷氏は,「世界中の人達が『オーマイゴッド! 見たことない!』『ゲームがステージになるとは,こういうことなのか』と言うような内容」とコメント。その中には,金谷氏にとって初めてとなるチャレンジもあり,「長年親しまれてきたゲームのシリーズをライブにする意味」を問うているという。

金谷かほり氏
Stufish Entertainment Architects レイ・ウィンクラー氏

 またショーのテーマは,「名前」である。金谷氏は,「ドラゴンクエスト」シリーズのもっとも素晴らしい点として,最初に主人公の名前を決めることを挙げ,「名前とは,自分で付けるものではなく,他人が夢や希望,未来を託して付けたもの」と説明。それを受けた依田氏は,名前に託された意味を知ることがショーの重要なポイントであり,「ドラゴンクエスト」らしさにになると語っていた。

 ゲームの世界をアリーナ会場に再現することについて問われたウィンクラー氏は,「プロジェクターやスペシャルエフェクト,演者のパフォーマンスなどを融合させ,観客が『ドラゴンクエスト』の世界に入り込んだかのような体験ができるステージをデザインした」と回答。会場では,複雑に入り組んだステージのあちらこちらで,さまざまなキャラクターのアクションが見られるという。
 インタビューの最後に,金谷氏は「持てるかぎりの力と情熱を注ぎ,このショーを成功させたいと考えています。もう“メラ”です」と力強く語り,ウィンクラー氏は笑顔で「そんな金谷さんをバックアップしていきます」とコメントしていた。


 ここでスペシャルゲストとして,堀井雄二氏が登壇。「ドラゴンクエスト」シリーズ30周年について問われた堀井氏は,「ここまで長い間続くとは思っていませんでした」として,支えてくれたファンと関係者に感謝を述べた。
 また今回の企画が日本初の国内制作アリーナショーとなることについては,「僕自身,早くこの目で見てみたい。面白そう」と期待を語った。

堀井雄二氏

 物語のベースとなる「ドラゴンクエストIII」については,「Iからの流れがうまくつながった,思い出深いタイトル」と堀井氏。そんなタイトルだけに,社会現象と言われるほど世間で盛り上がったことも嬉しかったという。

 また今回のショーでは,上記のとおり主人公をオーディションで決めるのだが,堀井氏は「観客が感情移入しやすい好人物がいいと思います」と語る。さらに呪文の表現に関しても,演者が呪文の名前を叫ぶのはもちろんのこと,観客も一緒に声を出すような演出に期待しているとのこと。
 最後に堀井氏は,今回の企画に関して「小さなお子さんであれば勇者になりたいという実感を,大人であれば『あの頃,自分は勇者だった』という気持ちをそれぞれ抱けるような仕上がりになることを期待します」と述べて,発表会を締めくくった。

会場では,公演のスケジュールおよびチケット料金が発表された
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて

1月20日20:00より,チケット販売の最速先行受付もスタートしている

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