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シリーズ最新作「BLAZBLUE CENTRALFICTION」体験会レポート。新プレイアブルキャラクター,「ナオト」と「ヒビキ」を触ってみた
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印刷2015/07/18 21:15

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シリーズ最新作「BLAZBLUE CENTRALFICTION」体験会レポート。新プレイアブルキャラクター,「ナオト」と「ヒビキ」を触ってみた

秋葉原・廣瀬ビルの1階から4階は,タイトーの運営するゲームセンター「Hey」が入っている。「BLAZBLUE」シリーズのロケーションテストの実施場所としてファンにはおなじみの場所で,7月19日,20日に予定されているロケテストもここで行われる
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 アークシステムワークスは本日(2015年7月18日),7月12日に開催された「BLAZBLUE」シリーズのファンイベント,「ぶるふぇす2015」で発表された最新作「BLAZBLUE CENTRALFICTION」の体験会を,東京・秋葉原の廣瀬ビルイベントホールで開催した。

 サブタイトルが変わるごとに大きな変化を見せてきた「BLAZBLUE」シリーズ。4作めにあたる「BLAZBLUE CENTRALFICTION」では,ストーリーの“最終章”であることが明らかになっているほか,人気の「ナオト=クロガネ」「ヒビキ=コハク」がプレイアブルキャラクターになるなど,注目すべき要素が多い。

 本稿では,そんな「BLAZBLUE CENTRALFICTION」体験会の様子をお伝えしたい。また,「BLAZBLUE」シリーズのプロデューサーである森 利道氏と,本作のディレクター,石川辰則氏への合同インタビューの模様も合わせて掲載するので,ぜひ読んでほしい。

「BLAZBLUE CENTRALFICTION」ティザーサイト


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会場には大型ディスプレイが複数用意されており,待機列に並びながらゲームの模様を見ることができた。新しい技が披露されるたびに,「おおっ!」という歓声が上がった
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待機列に居ながら購入ができるように,物販スペースが配置されていた
 会場には朝早くから多くのファンが集っており,その数は朝10:00の段階ですでに120人以上とのこと。開場時点では300人を超えており,ファンが本作へ向ける期待度の高さがうかがえた。

 ロケテではなく一般向けの体験会ということで,設置された筐体はすべて無料でプレイ可能だった。広い会場を活かし,大型の観戦用ディスプレイが複数台用意されていたほか,ファン交流用スペースや物販なども充実しており,7月12日に行われたファンイベントの延長のような印象を受けた。
 会場では,スマートフォンとメモ帳を片手にゲームをチェックする,熱心なファンの姿も見られた。

 筆者も開場前に少しだけ本作に触れる時間が得られたので,プレイの簡単な印象をお届けしたい。まずは,本作で登場した新システムをおさらいしておこう。

BLAZBLUE CENTRALFICTION」新システム

・「エクシードアクセル」
 オーバードライブ発動中に[A+B+C+Dの同時押し]で発動する強力な必殺技。

・「アクティブフロウ」
 アクティブな行動(攻撃をヒットさせる,ヒートゲージを消費するなど)を重ねることで,自動的に発動するシステム。アクティブフロウの発動中は攻撃力が上昇し,バーストゲージの上昇速度が早くなる。このアクティブフロウの発動中に上記のエクシードアクセルを使うと,性能が大幅に強化される。

体験会の参加者には,会場限定の「BLAZBLUE CENTRALFICTION 公式NESiCAステッカー」が配布された
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 エクシードアクセルはオーバードライブの発動が前提条件となっているが,オーバードライブについては前作「BLAZBLUE CHRONOPHANTASMA」との大きな違いは見られなかった。「BLAZBLUE CHRONOPHANTASMA」の最終バージョンと同様,ガード硬直時間をキャンセルして発動することも可能となっている。
 エクシードアクセルを使用するとオーバードライブは強制的に終了してしまうが,テンションゲージは消費しない。テンションゲージに頼らず,大ダメージを叩き出せることが非常に魅力的だ。

 さらに,アクティブフロウ発動中はエクシードアクセルの性能が大幅に向上する。その上昇量は特筆モノで,筆者が確認した「ラグナ=ザ=ブラッドエッジ」のエクシードアクセルでは,単発の威力が2倍近く上昇した(約4000ダメージ)。今回はテストバージョンであるため,今後の調整でどう変化するかは分からないが,エクシードアクセルとアクティブフロウという新要素が対戦を大きく変えることは,間違いなさそうだ。

ユーザーインタフェースは全体的にスッキリしていて,見やすく整理された印象だ。回復中のバーストアイコンにはカウントが表示され,回復までの時間が直感的に分かりやすくなった
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 続いては,本作からプレイアブルキャラクターとなった「ナオト=クロガネ」(以下,ナオト)と「ヒビキ=コハク」(以下,ヒビキ)を操作した印象をお伝えしよう。

 スピンオフ小説「BLAZBLUE ブラッドエッジ エクスペリエンス」からの電撃参戦を果たしたナオトは,近距離での攻防を得意とするキャラクターだ。追加入力で簡単にコンボがつながる「バニシングファング」や,出始めに無敵判定がある「インフェルノクルセイダー」といった技を持ち,近距離では強気の攻めを展開できる。
 相手の攻撃を回避する「シフトスウェー」も,近距離戦では強力な選択肢になるだろう。

 反面,通常攻撃のリーチが短めなので,遠距離での戦いはやや苦手だ。ボタン長押しで性能が強化されるドライブ技「ブラッドエッジ」(Dボタンで発動)を使って牽制しつつ,距離を詰めていく必要がある。[立ちD]や[しゃがみD]はボタン長押し中に,ダッシュでモーションをキャンセルできるので,相手に近づくためのフェイントとして活用できそうだ。

通常技はいずれも発生が早くリーチが短い。それに対して,ドライブ技はリーチが長く,発生が比較的遅い。Dボタン長押しで発動したドライブ技には,ガードクラッシュ性能が付与されるので,近距離戦でも活躍してくれる
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2種類あるディストーションドライブ(超必殺技)はいずれも発生が早く,コンボの締めに使えそうだ
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オーバードライブ中は髪色が銀髪に変化し,主人公ラグナ=ザ=ブラッドエッジと近い姿になる
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 お次は,前作のストーリーモードで,統制機構の衛士最高司令官「カグラ=ムツキ」の側近として登場し,今回,ついにプレイアブル化を果たしたヒビキだ。分身を作り出すドライブ技「ダブルチェイス」で相手を翻弄する,優雅な戦い方が特徴となる。

 「分身を操る」と聞くと難しそうに感じるかもしれないが,分身が攻撃を受けてもダメージを受けないので,飛び道具のような感覚で使うことができる。また,特殊な軌道で分身を発生させる必殺技「比翼陣 天」「比翼陣 天」は,追加入力で分身の位置に自分をワープさせられるため,間合いを詰める手段としても機能する。

 Bボタンで発生する通常技は2回まで追加入力ができ,近距離では[立ちB]→[立ち追加B]→[しゃがみB]→[しゃがみ追加B]といった形でコンボをつなげることも可能だ。パッと見,操作が難しそうだが,クセがない性能の通常技が揃っているので,実はそれほど難度は高くない。本作に初めて触れるプレイヤーにもお勧めだ。

分身を使って近接戦に持ち込んだら,連続攻撃が可能なBボタンの技を中心に戦いを組み立てよう。さまざまな派生技を持つ「嶄翔脚」なども合わせて使えば,相手の防御を揺さぶることができる
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エクシードアクセルやディストーションドライブの演出にも注目だ
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 筆者は時間の関係でプレイできなかったが,既存キャラクターにもさまざまな変更が加えられているという。必殺技の追加や変更などに関しては「BLAZBLUE CENTRALFICTION」のティザーサイトで公開中のコマンドリストに掲載されているので,7月19日,20日に予定されているロケテスト(関連記事)に参加する予定の人は,あらかじめチェックしておこう。


森 利道氏&石川辰則氏 合同インタビュー


 最後に,会場に現れた「BLAZBLUE」シリーズのプロデューサーである森 利道氏と,本作のディレクターを務める石川辰則氏への合同インタビューの内容をお伝えして,記事の締めくくりとしたい。インタビューで両氏は,本作の調整意図や,今後の展開ついて話してくれた。

「BLAZBLUE」シリーズのプロデューサー,森 利道氏(左)と「BLAZBLUE CENTRALFICTION」のディレクター,石川辰則氏(右)
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――ついに「BLAZBLUE CENTRALFICTION」が動き始めました。7月12日のイベントで,本作を発表したときの心境を聞かせてください。

森 利道氏(以下,森氏)
 毎回そうですが,発表の瞬間はすごく緊張します。今回の「BLAZBLUE CENTRALFICTION」では,ディレクターの石川をはじめとして,新しいスタッフがメインに頑張っているんです。スタッフの世代交代を行う作品でもあるので,彼らは僕以上に緊張したんじゃないかと思います。

石川辰則氏(以下,石川氏)
 今回はディレクターという形で作品に関わることになったので,発表までドキドキしていました。でも,プロモーションムービーが流れて歓声が上がった瞬間は,すごく感動しましたね。

――ストーリーについては,ファンも気になっていると思うのですが。サブタイトルである“セントラルフィクション”という言葉の意味と,それが何を表すのかを教えてください。

森氏
 前作の“クロノファンタズマ”は「神の観る夢」を意味しますが,今回のストーリーについては,アーケードモードを遊んでぜひ確認してください。“とあるキャラクター”が核心に迫る部分を語ってくれるシーンがあるので,そいつを探してもらえればいいと思います。

――分かりました。稼働が楽しみです。

森氏
 物語に興味を持ってもらえるのは,我々としても非常に嬉しいことです。そうした方向でプレイヤーを増やし,ゲームセンターに遊びに来るお客さんが増えてくれればとも考えています。ストーリーや世界観を楽しみにされている人は,ぜひご期待ください。

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――新しいバトルシステムである,エクシードアクセルとアクティブフロウの導入意図は,どこにあるのでしょうか。

石川氏
 まずはエクシードアクセルですね。こちらはオーバードライブ中に発動できる技なのですが,オーバードライブを扱いやすくするためのシステムです。オーバードライブを使いこなしてメリットを享受するまでには,新しいコンボの習得といったハードルを飛び越える必要があったんです。そのハードルを下げられれば,という方向で考えたシステムです。
 アクティブフロウは,ネガティブペナルティ(消極的な行動を取ると,デメリットが与えられるシステム)の逆で,積極的な行動を起こしたときに能力を向上させるシステムです。攻めにメリットを与え,ガンガン攻める遊び方ができるようにと実装したものです。

――ネガティブペナルティとアクティブフロウは,同時に発動しますか。

石川氏
 現状では,発動しませんが,それは今後の調整次第ですね。

――全体的に,いろいろな要素がシンプルにまとめられたという印象を受けたのですが,そちらについてはいかがですか。

森氏
 そうですね“分かりやすさ”という面では,いろいろと工夫しました。対戦画面のユーザーインタフェースが白色系になっているのですが,それもそうした工夫の一つです。ゲージが多いゲームなので,そこに色を乗せると,ゲージ見えづらくなってしまうんですね。そのため今回は,可能な限りシンプルなユーザーインタフェースに作り変えました。

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――以前は新バージョンが稼働後,しばらくしてからキャラクターが追加されることがありましたが,今回はいかがでしょうか。

森氏
 最初のプロモーションムービーの終わりのほうを見れば,たぶん分かると思います(笑)。ヒントを言うなら“数字”に関係するキャラクターがムービーに出ていますので,どうぞご期待ください。

――ついにシリーズ最終章,ということでしたが,今後のアーケード市場に対する展望や,考えていることがあれば教えてください。

森氏
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 対戦ゲームは相手の人がいて,はじめて成り立つゲームです。そのため,いろいろな形でコミュニティ形成を助けていこう思っています。たぶん,やることは今までと大きく変わらないと思いますが,常に面白いものを,新しい要素を加えながら作っていくのが,大切だと思っています。

――複数の店舗間で行うオンライン対戦などは検討されていますか。

森氏
 インフラを整備することが可能なら,ぜひやってみたいですね。

――最後に,ファンの皆さんにメッセージをお願いします。

石川氏
 ロケテストは20日まで開催します。新キャラや,変化したキャラを触って,前作からの変化を体感してください。

森氏
 ロケテストもお祭りの一つなので,ぜひ参加して楽しんでください。新しい仲間を見つけたり,遊びを楽しむ場として使ってくれれば嬉しく思います。ぜひ「BLAZBLUE」というツールを使って遊んでください。

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