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印刷2018/03/01 00:00

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ASUS,新型スマートフォン「ZenFone 5」シリーズ3機種を発表。ハイエンドの「ZenFone 5Z」はSnapdragon 845搭載で479ユーロに

 スペイン時間2018年2月27日,ASUSTeK Computer(以下,ASUS)は開催中の「Mobile World Congress 2018」に合わせて,ZenFoneシリーズの新世代スマートフォン「ZenFone 5」(型番:ZE620KL)と「ZenFone 5Z」(型番未公開),および「ZenFone 5 Lite」(型番:ZC600KL)の計3製品を発表した。

Zen

 ZenFone 5とZenFone 5Zは,6.2インチサイズでアスペクト比9:19という縦長のIPS液晶パネルと,液晶パネル上端の一部を切り欠いてインカメラを配置するという,iPhone X」によく似たデザインを採用したのが特徴だ。加えてZenFone 5Zは,Qualcomm製のハイエンドSoC(System-on-a-Chip)「Snapdragon 845 Mobile Platform」(以下,Snapdragon 845)搭載するのもポイントである。
 発売時期はZenFone 5が2018年4月,ZenFone 5Zは同年6月,ZenFone 5 Liteは同年3月の予定。価格が明らかなのはZenFone 5Zのみで,479ユーロ約6万2785円,税込)からとなっている。

Zen
ZenFone 5Z
Zen
ZenFone 5 Lite

 本稿では,発表イベントで明らかになった情報をレポートしたい。


同じ名前でも中身は大違いなZenFone 5


 ASUSがZenFone 5シリーズを行ったのは,バルセロナ市内で開催した「Back to 5」と題する独自イベントだ。このイベント名には,当然ながら理由がある。ASUSは2014年に,「ZenFone 5」と名付けたスマートフォンを製品化していたからだ(関連記事)。
 旧ZenFone 5は,当時のASUSが使っていた命名規則により,“5インチサイズの液晶パネルを搭載するZenFone”という意味で名付けられていた。しかし今では,ZenFoneの後ろに付く数字は,世代を示すナンバーに変わっており,2017年に発売となったZenFone 4シリーズの次世代製品だから,ZenFone 5というわけだ。
 命名規則がガラリと変わるのは,台湾メーカーらしいとも言えるが,同じ名前になってしまったことを,メーカー自体が自虐的なネタにするのは珍しいかもしれない。

歴代のZenFoneシリーズを簡単にまとめたスライド
Zen

 話を新製品の紹介に戻そう。
 今回のZenFone 5シリーズは,“無印”モデルであるZenFone 5がミドルクラス市場向けで,ZenFone 5Zはハイエンド市場向け,そしてZenFone 5 Liteはエントリー市場向けと,ターゲット市場別に分かれている。
 このうち,ZenFone 5とZenFone 5Zは,ボディデザインや液晶パネル,カメラ機能は共通でありながら,搭載SoCが前者は「Snapdragon 636 Mobile Platform」(以下,Snapdragon 636),後者はSnapdragon 845を採用するといった具合に,スペックで差別化しているのがポイントだ。
 具体的な違いは,以下に示すでまとめておこう。

表 ZenFone 5シリーズのスペックにおける主な違い
ZenFone 5 ZenFone 5Z ZenFone 5 Lite
搭載SoC Snapdragon 636 Snapdragon 845 Snapdragon 630
Snapdragon 430
メインメモリ容量 4GB・6GB 6GB・8GB 3GB・4GB
内蔵ストレージ容量 64GB 64GB・128GB・256GB 32GB・64GB

競合の新製品に比べると,発売時期はやや遅い
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 Snapdragon 845搭載のスマートフォンとしては,Samusung Electronicsが「Galaxy S9」「Galaxy S9+」を,ソニーモバイルコミュニケーションズが「Xperia XZ2」「Xperia XZ2 Compact」を発表済みであり,世界市場においては2018年3月に出荷を開始する予定である。その点,ZenFone 5は同年4月,ZenFone 5Zは同年6月の発売予定なので,一歩出遅れるわけだ。

 それもあってか,今回のASUSは,かなり戦略的な価格設定を行ってきた。先述したとおり,税込で479ユーロ,6万3000円前後というZenFone 5Zの価格は,Snapdragon 845搭載のハイエンド市場向けスマートフォンとしては割安と言っていい。昨今のハイエンド市場向け端末は,実勢価格が日本円にして10万円を超えることも珍しくない状況だ。そこにこの価格をぶつけてきたのは,なかなかインパクトがある。
 国内での実勢価格がどうなるか,未発表の現時点ではなんとも言えないものの,適正な価格で登場するのであれば,日本でも注目を集めそうだ。

ZenFone 5Zは,メインメモリ容量やストレージの容量の違いで3モデルをラインナップ。価格は479ユーロから
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液晶パネルの切り欠き部分はZenFone 5のほうが小さい


 それでは実機をチェックしていこう。
 イベント会場のハンズオンエリアにあった試用機はZenFone 5のみで,残念なことに,ZenFone 5ZやZenFone 5 Liteの姿はなかった。そのZenFone 5でさえも,端末にはいささか急ごしらえ感が漂っており,発表はされたがデモ機には実装されていない機能も少なくない。
 そんなわけで,今回実機をチェックしているのは,ZenFone 5のみとなることをお断りしておく。

ハンズオン用のデモ機はZenFone 5のみ。外観はZenFone 5Zも同じはずなので,両製品共通と考えていいだろう
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カラーバリエーションは「Meteor Silver」(左)と「Midnight Blue」(右)の2色。見てのとおり,背面パネルは指紋や手脂が非常に目立つ
Zen Zen

 ハイエンド〜ミドルクラス市場向けスマートフォンにおいて,アスペクト比9:16を超える縦長ディスプレイパネルの採用は,もはやトレンドを通り越して,当たり前になりつつある。ただ,競合他社の多くがアスペクト比9:18〜18.5程度のディスプレイパネルを採用しているのに対して,ZenFone 5Zは,アスペクト比9:19という,さらに縦長な液晶パネルを採用してきたのがポイントだ。

 液晶パネルのサイズは6.2インチで,解像度は1080×2246ドット。前面における液晶パネルの占有率は,約90%にも達したという。狭額縁化も重視しているようで,下端以外はベゼルがほとんど目につかない。
 現在の技術で“筐体前面がほぼ液晶パネル”というデザインを追求すると,インカメラやセンサー類といった前面上部に必要な要素は,液晶パネルを切り欠いて収めるしかなくなり,iPhone X(※イベントでは「Fruit Phone X」と呼んでいた)を真似たようなデザインになってしまうというのは分からないでもない。ただ,ASUSによると,「必要なコンポーネントを収めたうえで,(iPhone Xよりも)切り欠きを小さくしている」そうだ。

「Fruit Phone X」ことiPhone X(写真右)よりも,ZenFone 5のほうが切り欠き部分を小さくしているという
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ZenFone 5(左)と私物のiPhone X(右)を並べてみた。ZenFone 5は6.2インチサイズだけあって,5.8インチサイズのiPhone Xよりも一回り大きい
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上端同士を付き合わせたところ。入っているセンサーやカメラが異なるので当然かもしれないが,確かに切り欠き部分は,ZenFone 5(左)のほうが狭い
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 上端に切り欠きが存在すると,Android OSにとって重要な通知領域部分が狭くなってしまう。とくにホーム画面では,上部に電波強度やWi-Fi接続の有無,バッテリー残量や時刻表示など多岐にわたる情報を表示するのが常なので,切り欠きがあると表示しきれない情報が当然出てくる。
 そこでASUSは,通知領域をプルダウンする操作によって,表示するステータスを切り替えられるというユーザーインタフェース上の工夫を凝らしていた。

表示しきれないステータスは「Secondary status」(第2ステータス)領域にまとめられており,トグル式で表示を切り替えられるとのこと
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カメラにはAI利用の被写体識別機能を搭載


 液晶パネル以外のポイントも見ていこう。
 ASUSは,前世代のZenFone 4シリーズにおいて,「We Love Photo」をテーマにカメラ機能の強化をアピールしていた。その流れは,ZenFone 5でも継続しており,今回もカメラ機能の強化が特徴に挙げられている。
 その1つが,AIを活用して,被写体やシーンを自動で識別したうえで,最適な撮影モードを設定する写真撮影機能だ。識別できるものは,人物や食べ物,犬や猫など,全16種類とのこと。

カメラ機能の特徴。ZenFone 5とZenFone 5Zのカメラは同一である
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16種類の被写体やシーンを識別して,それぞれに最適な設定を行う。ただ,ハンズオン用のデモ機は,この機能がまだ実装されていなかった
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 ちなみに,アウトカメラに採用するカメラモジュールは,ソニー製の「IMX363」。約1200万画素の撮像用センサーを備えており,レンズはF値1.8。画角は83度である。

アウトカメラの主なスペック
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 一方,インカメラは自撮り用途を考慮した広角寄りのカメラで,画角は120度と広い。
 またインカメラ側に深度センサーを搭載することで,顔認証にも対応する。この深度センサーは,最近流行りの3Dアバター機能「Zeni moji」(ゼニーモジ)でも利用しているという。
 Zeni mojiとは,AR技術を用いて,ユーザーの表情に合わせた3Dアバターを作成し,それがチャット画面で動くというものだ。名称やできることは少し異なるが,Galaxy S9シリーズにも「AR Emoji」という名前で似たような機能があったことを覚えている人もいるだろう。ただ,Zeni mojiでは,アバターがZenFoneのマスコットキャラクター「Zenny」(※国内では禅太郎)になるというところが,ちょっと変わったところか。

ARを使った3Dアバター機能のZeni moji。この機能も試用機には実装されていなかった
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 ZenFone 5ではそのほかにも,バッテリー自体の寿命を長くするために,充電サイクルをユーザーの生活パターンに合わせて調節する機能や,大型化したステレオスピーカーの採用といった改良点も備えるとのことだ。

ユーザーの生活パターンを学習して,バッテリーの過充電を防いで寿命を伸ばす機能を搭載(左)。内蔵スピーカーはステレオで,サイズもやや大きくなったという(右)
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プリインストールOSはAndroid 8.0(Oreo)。ユーザーインタフェースは「ZenUI 5」となり,AI活用を謳っている(左)。生体認証機能としては,顔認証と指紋認証の両方に対応した。指紋認証センサーはスライド操作でも認証できるとのこと(右)
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●ZenFone 5・ZenFone 5Zの主なスペック
  • メーカー:ASUSTeK Computer
  • OS:Android 8.0(Oreo)
  • ディスプレイパネル:6.2インチIPS液晶,解像度1080×2246ドット
  • プロセッサ:[ZenFone 5]Qualcomm製「Snapdragon 636」,[ZenFone 5Z]Qualcomm製「Snapdragon 845」
  • メインメモリ容量:[ZenFone 5]4GB・6GB,[ZenFone 5Z]6GB・8GB
  • ストレージ:[ZenFone 5]64GB+microSDXC(最大容量2TB),[ZenFone 5Z]64GB・128GB・256GBmicroSDXC(最大容量2TB)
  • アウトカメラ(メイン):有効画素数約1200万画素,F値1.8
  • アウトカメラ(サブ):画素数未公開,画角120度(※35mm換算で12mm相当)
  • インカメラ:有効画素数約800万画素,F値2.0
  • 対応LTEバンド:[ZenFone 5]LTE Cat.13(※市場により異なる),[ZenFone 5Z]LTE Cat.18(※市場により異なる)
  • 対応3Gバンド:未公開
  • バッテリー容量:3300mAh
  • 待受時間:未公開
  • 連続通話時間:未公開
  • 無線LAN対応:IEEE 802.11ac
  • Bluetooth対応:5.0
  • USBポート:Type-C
  • 公称本体サイズ:75.65(W)×153(D)×7.85(H)mm
  • 公称本体重量:約155g
  • 本体カラー:Meteor Silver,Midnight Blue


セルフィー特化のエントリー市場向けモデル

ZenFone 5 Lite


 エントリー市場向けのZenFone 5 Liteも,簡単に紹介しておこう。
 本製品は,「ZenFone 4 Selfie」の後継となるセルフィー(自撮り)に重点を置いたスマートフォンだ。液晶パネルは縦長タイプだが,6インチサイズで解像度1080×2160ドット,アスペクト比9:18のIPS液晶パネルとなっている。ZenFone 5のような,液晶パネル上端の切り欠きはない。

エントリー市場向けモデルながら,ZenFone 5 Liteは,アスペクト比9:18の液晶パネルを採用している
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ZenFone 5 Liteの背面。本体カラーは写真のRouge Redに加えて,Midnight Black,Moonlight Whiteの3色展開となる
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縦長液晶パネルの採用と狭額縁デザインにより,6インチサイズでありながら,5.5インチ並みのグリップ感を実現できたそうだ
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 搭載するSoCはQualcomm製のミドルクラスSoC「Snapdragon 630 Mobile Platform」か,エントリー市場向けSoC「Snapdragon 430」のいずれかで,販売地域や通信事業者により異なる。メインメモリ容量は3GBまたは4GB,内蔵ストレージ容量は32GBまたは64GBとのこと。

ZenFone 5 Liteの主なスペック
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 セルフィーモデルということで,インカメラ側に,約2000万画素のソニー製センサー「IMX376」とF値2.0のレンズを備えた二眼式カメラを採用しているのが注目すべきポイントだ。インカメラのサブ側に120度の画角を有する広角レンズを採用することで,複数人をフレームに入れて撮れる「ワイドアングル撮影」が可能であると,ASUSはアピールしていた。
 なお,アウトカメラも二眼式で,約1600万画素でF値2.2のメインカメラと,画角120度の広角側サブカメラを備えている。

イン,アウトのどちらも二眼式のカメラを採用。複数人をまとめて写すセルフィー「Wefie」用途でのニーズが高いそうだ
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●ZenFone 5 Liteの主なスペック
  • メーカー:ASUSTeK Computer
  • OS:Android 8.0(Oreo)
  • ディスプレイパネル:6インチIPS液晶,解像度1080×2160ドット
  • プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 430」または「Snapdragon 630」(※市場により異なる)
  • メインメモリ容量:[Snapdragon 430モデル]3GB・4GB,[Snapdragon 630モデル]4GB
  • ストレージ:32GB・64GB+microSDXC(最大容量2TB)
  • アウトカメラ(メイン):有効画素数約1600万画素,F値2.2,画角80度
  • アウトカメラ(サブ):画素数未公開,画角120度(※35mm換算で12mm相当)
  • インカメラ(メイン):有効画素数約2000万画素,F値2.02,画角85.5度
  • インカメラ(サブ):画素数未公開,画角120度(※35mm換算で12mm相当)
  • 対応LTEバンド:[Snapdragon 430モデル]LTE Cat.4(※市場により異なる),[Snapdragon 630モデル]LTE Cat.13(※市場により異なる)
  • 対応3Gバンド:市場により異なる
  • バッテリー容量:3300mAh
  • 待受時間:最大24日間(LTE)
  • 連続通話時間:最大30時間(3G)
  • 無線LAN対応:[Snapdragon 430モデル]IEEE 802.11n(5GHz帯非対応),[Snapdragon 630モデル]IEEE 802.11ac
  • Bluetooth対応:4.1
  • USBポート:Micro-B
  • 公称本体サイズ:76.16(W)×160.62(D)×7.8(H)mm
  • 公称本体重量:約168.3g
  • 本体カラー:Rouge Red,Midnight Black,Moonlight White

ASUSのZenFone 5およびZenFone 5Z製品情報ページ(英語)

ASUSのZenFone 5 Selfie製品情報ページ(英語)

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