限られた時間で食欲を満たし電車に乗車せよ。スマホ向けスワイプアクション「i立ち食いそば」を紹介する「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」第797回

スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが，「じゃあ，どれが面白いの？」「そもそも，数が多すぎて好みのタイトルが探せない！」と思っている人も少なくないはず。そんな問題を解決すべく，スタートした連載が「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで，スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして（ほぼ）毎日お届けする。

　立ち食い蕎麦は早い・安い・美味いの三拍子が揃った，日本ならではのファストフードと言えるだろう。忙しいときにお世話になったという人も多いのではないだろうか。本日の「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」では，そんな料理を題材にした「i立ち食いそば」（iOS / Android）を紹介しよう。

ダウンロードは無料。動画や全画面に表示されるタイプの広告がときおり挿入される

iOS版「i立ち食いそば」ダウンロードページ

Android版「i立ち食いそば」ダウンロードページ

　ゲームがスタートすると，戦闘服に身を包んだ屈強な兵士達が5人で隊列を組み，駅のプラットホームにある立ち食い蕎麦屋に駆け込んでいく。プレイヤーは兵士の1人になり，電車が特急の通過を待っている45秒という制限時間内に蕎麦を食べ終えて，電車に乗り込むことを目指すのだ。

階段を登っている途中から発車までのカウントダウンが始まる。食べる前から勝負は始まっているのだ

　操作方法は，指を丼から上方向にスワイプして蕎麦をすするだけというシンプルなもの。1回スワイプすると麺をすすり，それに応じて画面左上にある満腹度ゲージが徐々に満たされていく。麺をすすり続け，ある程度ゲージが溜まったら画面右下にある“GO”というアイコンを左にスワイプすると，兵士が電車内にヘッドスライディングで突入する。ただし，満腹度が低いと電車に乗る前に倒れてしまうので，できるだけ満腹度を上げてから実行したい。
　ちなみにゲームプレイ中の画面では，主観視点で蕎麦をすすっている様子が描かれる。First Person ShooterならぬFirst Person Sobaといったところか。

満腹度が足りないとホームで倒れてしまい電車に乗り込めない。しっかり食べて力を付けることを心がけよう

クリアするとプレイ内容に応じてボーナスを獲得できる。残り時間が少ないほどスコアが高くなるのでギリギリまで食べよう

　なお，プレイ中には「金色のメダル」「銀色のメダル」が出現する。前者を獲得するとクリア時にスコアボーナスが加算され，後者は残り時間が3秒増えるという効果がある。メダルが出現したら，その方向にスワイプするだけで簡単に入手できるので，焦らず確実に対応しよう。

メダルの出現はランダム。残り時間を延ばせる銀色のメダルは確実に入手しておきたい

　前述したとおり，本作のキャラクター達は兵士で，プレイヤー以外に4人の仲間がいる。彼らは全員“猫舌”という設定になっており，食事中，蕎麦の熱さにやられ倒れてしまうことがある。「か弱すぎるだろ！」と思わずツッコミを入れたくなるが，クリア時に仲間が多く残っているほどスコアが稼げるので，できるだけ守ってやりたいところ。
　ゲーム内にヘルプがないため断言はできないが，銀色のメダルを入手すると，そうしなかった場合と比べて多くの兵士を生き延びさせることが確認できた。もしかしたら，このあたりがハイスコアのカギを握っているのかもしれない。

　兵士が隊列を組んで立ち食い蕎麦屋に駆け込み，食事をとっている様子はなかなかシュールだが，意外にもやりこめる作品に仕上がっているので，バカゲー好きには強くオススメしたい。

著者紹介：トリスター/目代将規
　ゲームやアニメの書籍企画，編集，シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや，一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。

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