連載
疼く……おれの親指が……! iOS向け中二病フリックゲーム「中二バトル!」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第597回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
多くの人には,思い出したくもない“黒歴史”がきっとあると思う。本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,さまざまな闇を抱えた中二病キャラクターが登場するフリックゲーム「中二バトル!」を紹介する。題材がユニークなだけでなく,フリック操作の練習用アプリとしても活躍してくれる作品だ。
iOS版「中二バトル!」ダウンロードページ
本作は,全9つのステージで構成されており,「自称病弱少女」や「自称ハッカー」「自称パンクロッカー」など,さまざまなイタい若者が登場する。彼らを言葉で更正させていくのが主人公である生徒会長の目的となるのだが,この生徒会長もまたド級の中二病患者。彼の口から飛び出すのは,「ザ・ゴッド・オブ・デス」「その魂、無様に散るがいい」など,大人が口に出したら赤面間違いなしのセリフばかりだ。
本作の内容はシンプルなフリックゲームで,表示される文字をフリック操作で入力して文章を作っていくというもの。完成した文章がセリフとなって相手にダメージを与えるので,相手のHPをゼロにすればプレイヤーの勝利。入力を間違えると自分がダメージを受けてしまい,プレイヤーのHPがゼロになるとゲームオーバーだ。
また,各ステージには制限時間が設けられており,時間内に相手を倒せない場合もゲームオーバーになってしまうので注意が必要だ。
画面の中央にはメーターが用意されており,文字を入力するたびにメーターが少しずつ溜まっていき,MAXになると「生徒戎執行モード」に突入。炎のエフェクトとともに画面中央に「戒」ボタンが表示され,それを50連打することで相手に大ダメージを与える。
最終ステージにはニヤリとさせられるシーンがあり,なかなか熱い展開が楽しめる本作。ステージが進むほどに制限時間も短くなっていき,終盤のバトルに関しては物理的に厳しいシーンもある。そんなときは,生徒戎執行モードを使ったり,Twitterと連動してコンティニューしたり,さまざまな方法を駆使してクリアを目指したい。
随所にアニメやゲームのネタが取り入れられており,ニヤッとさせられるセリフがあるのが印象的。次回作も予定されているようなので,個人的に注目していきたい作品だ。
作風はおバカ寄りだが,フリック入力の練習に最適なので「最近スマートフォンを使い始めた」「フリック操作になかなか慣れない」という人には,ぜひともプレイしてもらいたい。ただし,登場人物達のようなイタい過去を持った人がプレイすると,とんでもなく恥ずかしい思いをする危険性もあるので,くれぐれもご注意を……。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”も好き。
「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」記事一覧
- 関連タイトル:
中二バトル!
- この記事のURL:
(C)2014 adcinq