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Bloodborne

Bloodborne
公式サイト https://www.playstation.com/ja-jp/games/bloodborne/
発売元・開発元
発売日 2015/03/26
価格 通常版(初回限定版含む):6900円(+税)
ダウンロード版:5900円(+税)
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このゲームの読者の評価
89
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読者レビューについて
 4Gamer読者レビューは,読者の皆さんがご自身の判断で書いたレビューを掲載するためのコーナーです。掲載前には編集部で主に公序良俗面のチェックを行っていますが,掲載されている情報について,4Gamer.netが正確さの保証を行うものではありません。掲載情報のご利用は,読者の皆様自身の判断と責任で行ってください。
 なお,ゲームの評価を表す「GamerScore」は,投稿されたレビューの平均点を表示したものではありません。投稿の傾向を分析・考慮し,補正を加えることで,有用と思われるスコアを目指した形となっております。詳しくは「こちら」をご参照ください。
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  • Pages: 1
  • ダークソウルを超えたアクションゲーム史に残る神ゲー 100
    • 投稿者:日向湖(男性/20代)
    • 投稿日:2017/08/18
    良い点
    ・モーション
    モーションがかっこいい。変形は爽快感もある。
    ・雰囲気
    独特の雰囲気がある。この雰囲気はフロムにしか作れないと思う。だがホラーっぽい雰囲気なので苦手な人にはマイナスの要素になると思う。
    ・敵の種類が多い
    この手のゲームでは敵の種類は大事。その点は心配要らない。
    ・武器の種類
    武器の種類も多い。モーションも洗礼されていてかっこいい。
    ・武器の格差が少ない
    最強の武器という概念が無い。なので自分に合う武器が最強の武器。
    ・聖杯ダンジョン
    自動生成なので無限に遊べる。やりたく無いという人もいるがストーリーを進む上で必ずしもやる必要は無いので、クリア後暇だったらやってみよう程度に思っておけば良い。
    ・操作性
    最高。ソウルシリーズでも最高の操作性。
    悪い点
    ・ロードが長い
    死にゲーとしてはこれは致命的。イライラすり。
    ・パリィが強すぎる
    ボス戦はパリィが出来る前提の難易度。だが初心者への救済処置という事でもあるので一概にマイナスとは言えないかもしれない。
    ・ストーリーがよくわからない
    これはソウルシリーズ全般に言える事だが普通にプレイしていてもわからない。考察サイトなんかを見ると一応なんと無くは分かるがそれでもよくわからない。
    総評
    ロードが長い点がたまにキズだがそれを気にさせないほどの魅力がある。タイトルにも書いたがアクションゲーム史に残る神ゲーなのでぜひ遊んで見る事をオススメする。
    プレイ時間
    200時間以上
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 5 4 5 5
  • 聖杯ダンジョンと聖杯産血晶が全てを台無しに 50
    • 投稿者:velzen(男性/40代)
    • 投稿日:2015/05/17
    良い点
    ・狩人の素早いアクションは動かしていて面白い。狩人も敵も火力が高いので、アクションの展開が早く、軽快に倒していたかと思っていたらあっさりやられるそんな緊張感を感じる事ができる。
    ・ステージも相変わらずの作り込み、プレイヤーの心理をつくようなトラップや不意打ちがあり、引っかかった時のやってしまった感や防いだ時のしてやったりなど探索する楽しみがある
    ・ボスの攻撃はデモンズやダークソウル以上に激しい。さらに啓蒙という数値を上げると攻撃パターンが増え、攻略のしがいがある
    悪い点
    ・武器が少ない。1つの武器で二種類あると考えてもやはり少ない。同じ武器でもモーションの違う武器を1つか二つ追加して欲しかった
    ・聖杯ダンジョンが面倒くさい。最後のダンジョンまでいくのに長い長い工程をクリアする必要がある上にキャラごとにクリアし直す必要がある。もう面倒臭い
    ・聖杯産血晶が強すぎる。最大補正の血晶を装備したキャラと何も装備してないキャラでは火力に雲泥の差がつく。そのおかげで、後発組や聖杯ダンジョンをプレイしない層のプレイ意欲を削ぎ、現在ではプレイ人口が大幅に減ってしまった。
    総評
    ステージ攻略や協力プレイ、侵入プレイは実に楽しく満足のいく出来です。
    それだけに聖杯ダンジョンと聖杯産血晶はなぜ入れたのかと疑いたくなるほどいらない要素でした。

    協力プレイも侵入プレイもやりにくく、聖杯産血晶を手に入れたキャラの理不尽な強さは完全にBloodBorneのバランスを崩壊させています。
    非常に面白いが、非常に寿命の短いゲームというのがBloodBorneでした。
    プレイ時間
    100〜200時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 5 1 3 2
  • 絶対どこか悪いところ、足りない要素を入れるのがフロム 75
    • 投稿者:おとんぷ(男性/30代)
    • 投稿日:2015/05/06
    良い点
    デモンズのようにレベルでマッチング
    篝火?を少なくしたおかげのマッチングしやすくなった(パッチ後)
    特定のマップ以外でのソロ侵入がない
    聖杯ダンジョンというハクスラ要素を入れた
    スタイリッシュ()アクション
    ダクソ2のように2周目からPS関係ない敵の数の暴力がなくなった
    重さのと強靭の概念がなくなったので何でも装備できる
    悪い点
    今までのシリーズと操作のボタン配置が変わった
    早くなったといってもやっぱり遅いロード時間
    篝火同士の移動がわざわざ夢に戻らないとできない
    対人の単調さ、回復行為が速いので殺しきれない、ダレる
    【ダクソのように2周目に何かうまみ(アイテムなど)があるわけではないので2周目以降をやる意味がない】
    装備の数が少なくて結局みんな同じ装備(個性を付けれるのは見えない血晶のみ)

    総評
    ・私自身PS(プレイヤースキル)が高いわけではなかったのでソウルシリーズではいつも死にながら四苦八苦してプレイしていましたが。今作はとても簡単(難易度が低い?)のでそこまで何かに苦戦することなくクリア(聖杯ダンジョンまで)することができました。
    PS4での初作品なので今後の作品も買ってもらえるように優しい設定にしたのかな?

    ・総ソウル量マッチングでなくてレベルマッチングに戻ったのはとてもよかったと思います。これのおかげで友人とのマッチングもしやすくなりました。
    ソウル量でのマッチングだとキャラは使い捨てのようなものだったので、レベルマッチングのおかげで1つのキャラを愛着を持ってプレイすることができます。
    でもせめて昔のようにサインを落としたり。侵入も拾ってもらえるサインのやつはほしかったなぁ。。。。

    ・敵をターゲティングするとスタイリッシュに回避ができるので、今までの作品のでんぐり返ししながらダサイ戦闘というのはなくなりました。盾を構えてよけれない攻撃はブロック!というのができなくなった(一応はできるけどほぼ無意味)けれども個人的には蝶のように舞い蜂のように刺すこの戦い方はいいと思います。

    ・ダクソ2で折角加えた新要素の敏捷と強靭をなくなったのでテンプレバベル装備でのナイフぶんぶん対人もなくなったのはよかったのです。よっぽどダクソ2の敏捷、強靭制度が良くなかったんですね。
    しかし装備数が少なくて結局みんな同じような装備をしています。

    ・ほしい装備がクリア手前にしか手に入らないのに前作のようにステータスの再振りができないのでステータス振りが慎重なものになりました。器のようなものが出たらよかったなと個人的には思います。(前作にはステータスでイベントが変わるものがあったのでしょうがないと言えばそうなんですが)

    悪い点でも書きましたが【このゲームには2周目以降のうまみが一切ありません。】
    前作ダクソ2では2周目、3週目になると敵の数の暴力や侵入(1周目は1周目としかマッチングできなかった、今は変わったらしいが)があったもののもらえるアイテムが違ったり落ちているアイテムが違うのでそれを狙って2周目、3周目に入ったり探究者をつかったりもできた。
    しかし、このゲームの2周目は【ただ敵が固くなっているだけ】取得アイテムも変わらなければ限定アイテムすらありません。(1周目から聖杯ダンジョンに行けるし装備はすべて購入できる)
    なので現在はレベルを低レベルに抑え聖杯ダンジョンで良い血晶を集めての初心者狩りが流行っているようです。

    今後どうなっていくかはわかりませんがどこか絶対足りない部分を作るのがフロム
    いい加減プレイヤーからの意見も参考にして作品を作っていってもらいたいなと思います。いらない要素が4作目なのにいまだに多いってどういうことなの


    プレイ時間
    100〜200時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 5 2 2 2
  • 遣り甲斐のあるゲームバランス 80
    • 投稿者:bokoten(男性/40代)
    • 投稿日:2015/04/27
    良い点
    避けと攻撃タイミングのシビアなバランス
    悪い点
    過剰に造形された町並み
    やり込み要素が皆無
    マッチングの悪さ
    総評
    このゲームの良いところは戦闘システムにあります。
    死ぬことの代償がないことが緊張感を薄めていて少し残念ではありますが
    常に死を目の前にした戦闘がそれを補っており
    自身の腕や経験によって打開できたときの喜びがあります。
    またリゲインシステムによって攻撃意欲が掻き立てられる要素もあり
    とても遣り甲斐のあるゲームシステムとなっています。

    よく言われるロード時間の長さは個人的には気になりません。
    バージョンアップによってロード中にゲーム内の説明が表示されるようになりましたが
    以前のタイトルのみの表示の方がシュールな味があって良かったと思います。
    死んだことを反省する時間でもあるので死ぬ直前のリプレイ表示だとなお良かったのではないでしょうか。

    このゲームは協力プレイやPvPにおいて非常にマッチングがし辛いです。
    野良とのマッチングはあまり出来ない方が一人で討伐する機会も増えるため良い意味合いもありますが、
    フレンドとのマッチングも困難なため無駄な時間が浪費される点はマイナスです。

    クリアするためのキャラクターや自身の成長要素は非常に楽しめました。
    また、過剰すぎると思いますがゲームのグラフィックや雰囲気もとてもよく作り込まれています。
    ただ、武器の選択や性能の成長要素、ステータス配分によるプレイスタイルの多面性が少なく
    一度ストーリーや聖杯ダンジョンをクリアしてしまうと
    何度もプレイしようという意欲は薄れてしまうことが
    昨今のゲームの中では遅れている要素ではないかと思います。
    プレイ時間
    20〜40時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    4 4 3 3 3
  • 新規プレイヤー向けかと 95
    • 投稿者:神無月(男性/30代)
    • 投稿日:2015/04/26
    良い点
    ・武器が変化することで一つで二つおいしい
    ・建物の作りこみが凄くよく出来ているため探索しがいがある
    ・ストーリーが相変わらず少ししか情報を貰えずそこから推測する面白さ
    ・禍々しいBGM
    ・新システム、リゲインという回復がバランスが取れている
    ・相変わらずの難しいが倒せないという訳ではない絶妙な難易度
    ・盾を廃止し銃を使うようになったため今までの守りの主体から攻めの主体に変わった
    悪い点
    ・NPCが少ない
    ・サブストーリーが少ない
    ・敵が大量(20人程)にいる場面で処理落ちが発生する
    ・武器が少ない
    総評
    1週目を終えた評価としては非常に面白かったです。PS4の代表作として文句なしです。
    ゲームの雰囲気としては基本的にどのステージも暗くホラー風で見るもおぞましい敵が何体か存在します。
    新システムリゲインだがよく出来ていた。一定時間内に攻撃しなくては回復できないのだが突っ込みすぎるとこっちが逆にやられてしまうので考えながら攻撃をしなくてはいけないのでそこに駆け引きが出るようになっている。そのため今作では攻撃こそが最大の活路となっている。
    悪いといわれているロード時間の長さですがパッチが出て改善されたため気にはならなくなりました。
    難易度的にはデモンズソウルより簡単でした。といっても難しい分類に入りますが新規プレイヤーの入り口を広めたかと思うのでソウルシリーズをやってみたいが難しいから諦めてる人はこの作品から始めることをお勧めします
    プレイ時間
    60〜100時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 5 3 5 5
  • 面白い…だが… 80
    • 投稿者:Mary_M(男性/40代)
    • 投稿日:2015/04/23
    良い点
    ・雰囲気については、さすがはフロムといったところです。
    ・ダークソウルやダークソウル2とも違うデモンズライクの軽快な操作性
    ・初見殺しはもはや通過儀礼でファンおなじみのニヤニヤシーン
    ・最初に選んだ武器によってはスタートからの難易度が変化する点
    ・サウンドやグラフィックはPS4の性能を活かしている
    悪い点
    ・マッチングの悪さ(今までのシリーズ通しての問題点が改善されない)
    ・バグの多さ(ものによってはゲームバランスが著しく変わる)
    ・NPC召喚の少なさ
    ・防具全体がとりあえず多少補正する程度の役割しか無い
    ・ローディングの長さ(リスタートすると30秒〜40秒かかる)
    ・オンラインで協力者を召喚した意味がないようなボスによる一撃死がある
    (ホストは瀕死で生き残るが協力者は一撃死する)
    ・NPCのストーリーがおまけ程度になっている
    総評
    良い点と悪い点でいえば、不満の方が多くなってしまう今作でした。

    全体的には既存ファン・新規さんにも楽しめると思いますが、
    とにかく気になるのはローディングの長さ、マッチングの悪さ、バグの多さでした。
    特にバグがいけないです、今までもアイテム無限増殖は存在しましたがあれだけ問題になっても購入して即アイテム増殖が発見されるという有り様でした。
    またマッチングも同様です。この辺りに対してはメーカー側が何をやっていたのかと疑問に思う部分です。

    マッチングに関してはプレイヤー側の環境でポート開放を公式が説明しています。
    ポート開放については知識の無い方は知識のある方にやってもらえば、大丈夫です。
    しかし、それをユーザーがやらないと快適にならないというのはどうかなとも思いました。

    ですが、上記の2つが改善されるだけでも、だいぶ面白味は変わるのではないかと私は感じました。

    今作の面白い点として、聖杯ダンジョンというシステムがあります。
    これはストーリーを楽しむだけではなく、難易度の高いダンジョンへ挑戦するといったものです。
    私はこれを見た時に3D化したWizardryやダンジョンマスターを思い出してしまいましたが、雰囲気はそれに近い感じで難易度もかなりのものです。

    ただ、ストーリーだけをクリアするのであれば聖杯ダンジョンは完全に無視しても構わないと思います。
    ストーリーに直接絡んでくるものではないのでやる必要のないおまけと思っても良いと思いました。

    全体的にはストーリーは良く、サウンド・グラフィック共々PS4を活かした良い作品に仕上がっていて楽しめる作品で私は購入してよかったと思いました。
    しかしその一方で、改善できた部分を残してしまいゲームの魅力を半減させてしまったという制作側にがっかりをさせられたのも事実でした。

    最後に、この作品は新規の人には初めのうちは辛いと思います。
    いきなり即死させられて心が折れそうな人も少ないかもしれません。
    しかしデモンズからのユーザー、ダークソウルからのユーザーのそれぞれも
    同様に心を折りながら何度も繰り返しクリアしてきた歴史があります。
    ブラッドボーンは今までの作品と比べると難易度は難しくはありません。
    それでも新規の人からすれば、これはなんだ…!と思うくらいの難しさだと思いますが
    挫けずにクリアした時の喜びを感じて下さい。
    プレイ時間
    40〜60時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 5 2 4 2
  • ソウルシリーズ全部やってますけど 75
    良い点
    ・ソウルシリーズのような難易度設定
    ・不気味な世界観
    ・武器の変形
    ・狭い場所で武器が多少壁に当たってても振れる
    (ソウルシリーズでは狭い場所で戦わせるくせに
     敵は武器を振れてこっちは壁にぶつかって振れないことが多々ある)
    悪い点
    ・ロードが長すぎる
    ・相変わらずストーリーが無いに等しい
    ・銃の存在感が薄い
    ・一部理不尽な運任せなボスが存在する
    ・聖杯の終盤辺りは難易度がソロクリア不可に近い設定
    総評
    エンディング3つ観ましたが、相変わらず断片的なムービーを入れてるだけでプレイヤーに丸投げ。

    ソウルシリーズ全部やってますが、ソウルシリーズ外伝のような内容ですね。
    盾の代わりに銃の装備になったという感じで、銃も途中から飾り程度になってくる。
    武器もそこそこ種類があり変形もするが、斧だけ性能が頭1つ抜けていてもう少しバランス調整が必要な気がした。

    致命的なのがロード時間。
    ソウルシリーズの3倍くらいかかるロード時間は何?
    聖杯ダンジョンはプレイ人数でボスの強さを変化させてない?
    ソウルシリーズと違いダウン状態からでも追撃が入る設定になっているのに、
    終盤の一部では体力を最大まで上げてもボスの攻撃2発でゲームオーバーなのはどうなのか。
    カメラアングルも悪く、回避も誤作動起こしやすい。

    テンポの速い戦闘は魅力だけど荒削りな部分が多いので次に期待。
    プレイ時間
    40〜60時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    4 3 2 3 3
  • チーム宮崎、初の失敗作 60
    • 投稿者:いるるP(男性/40代)
    • 投稿日:2015/04/21
    良い点
    ・画面が綺麗
     拠点となる工房や「人形」は、特に美しいです。

    ・努力や学習に応えてくれる
     無理ゲー!と思えた所が、何度も学習すると通れるようになったりします。特に序盤のMOBなどと初めてやりあった時は、「無理ゲーだろ!」と思ったり、「パリィなんか無理!」と思ったりするのですが、立ち止まってよく考え、色々と試しながら挑戦すれば、結構楽勝になったりします。
     こういうところはさすがです。
    悪い点
    ・ロードが長い
     とにかく長いです。やる気を削ぐくらい長い。
     そして、そのロード時間を減らす努力が、システムに組み込まれていない(例:ダークソウルのように篝火で敵がリスポーンできれば、ダンジョン>拠点>ダンジョンの2回のロードがなくても済む)のも問題です。

    ・全体に玄人向け
     周回システムにしても、このゲームはなんだか全体に「対人も協力もやるアクションの上手い人」向けに作られているように感じてしまい、私のようなアクション下手には、結構疎外感を覚える作りになっています。
     それに私もアクション下手とは言っても、ベヨネッタでオールプラチナを取るくらいはしたことがあるので、それ以下の人たちには相当キツイかもしれません。

    ・アクションのテンポが早すぎる
     デモンズやダークでは、アクションのテンポが全て遅かったので、私のような反射神経の鈍い人間でも、敵が隙を見せるたびに「さあ、ここで攻撃すべきか、我慢すべきか」といったような葛藤を0.5秒間くらい感じられました。だからこそ、下手に攻撃して反撃を食らった時に、「チクショウ、あの時攻撃しなければ!」といったように、自分の責任を感じることが出来たし、次の学習につなげやすかったし、またそれこそが楽しかったわけです。
     ところが本作ではアクションのテンポがとても早いため、この葛藤は、おそらく一定以上の反射神経の持ち主しか感じられないと思います。なので責任と言っても、こんな風に生まれてきてすいませんとしか言えません。

    ・リゲインが消化不良
     前項の続きですが、おそらく、そのような不満を解消するためのシステムが、リゲインだったはずなんだと思います。すなわち、攻撃される「事前の」反射神経は要求されるが、攻撃を受けた後の「事後の」判断で取り返すことが可能であって、それが発売前に言われていた「死闘感」となるはずだったのでしょう。
     ところが、このリゲインは、受け付け時間が結構早く消えてしまうため、ここでもやはり反射神経が必要になります。私レベルの人間だと、もっともっと長いリゲイン時間の中で「さあ、無理してでも殴って回復しにいくか、それとも…」といったような葛藤を感じたいわけですが、そういうことも実際にはあまりできません。ボスの最後のHPを、リゲインを使ったゴリ押しで倒したりすることも出来ますが、むしろ虚しくなってしまいます。

    ・序盤が不親切
     レベルアップが可能になる条件が、かなり分かりにくいです。RPGでレベル上げに「条件が必要」というのは驚きました。序盤の序盤ですらキツイのに、それを乗り切るためにレベルが上げられないというのは、一定以下のアクション下手な人たちを切り捨てるのかと思ってしまいます。

    ・NPCが少ない
     毎度おなじみの魅力的なNPCはいるのですが、いかんせん数が少ないので、世界観の魅力に寄与しきれていないように思います。「扉の向こう側の住人」に頼りすぎたようにも思います。

    ・世界が単調
     日本のRPGでもアメリカのRPGでも、砂漠に行ったり天界に行ったりと色んな場所を巡るものですが、このゲームではずっと陰鬱なゴシック様式の教会みたいな場所ばかりなので、どうしても単調になってしまいます。

    ・オブジェクトを置きすぎ
     デモンズのように、何も置いてないガランとした通路や回廊に瓦礫が積み上げてあれば、プレイヤーは「なるほど、ここは行き止まりなんだな」と分かるし、それが実は通り抜けられるといったギミックを作ったりもできるわけですが、このゲームではそこたら中に霊柩車や棺などの物をおいているので、ごちゃごちゃしてて画面が見にくいし、どこが通れてどこが通れないのか分かりにくいです。それを「通り抜けられた時の探索の喜び」と言われても、実際には長時間移動できない壁に向かって歩き続けるのは面倒なので、そのうち探索らしい探索もせず、さっさと先に進むようになってしまいました。

    ・過去作の失敗に学んでいない
     また次のレベルまでの経験値表示が消えてしまいました。何やってるんでしょうか。
    総評
     チーム宮崎の作品で、途中で「飽きた」という感情が生まれるとは、想像すらしてませんでした。宮崎さんも社長業兼務などで色々あったんでしょうか。

     他の方のレビューにもある通り、RPGではなくアクションゲームとしての価値が上がったのかもしれませんが、RPG好きとしては、「切り捨てられた側にいる」感がぬぐえない作品です。

     事前に広報の方が、「アクション下手でも戦略を練れば突破できます」と言っていて、私は結構楽しみにしてたんですが、実際にやってみると、レベル上げや反射神経の要素が多く、学習や練習の要素もあるにはあるのですが、過去作よりサブ要素になってしまった印象です。
     しかし、どうせ過去作と色を変えるなら、それこそアクションゲームを作るとか、もっと別の要素を強調して欲しかったです。

     グラフィックがもっと下手でも、面白いゲームは沢山あります。
     もう一度、大事なものを見つめ直して欲しいと思ってしまうような、ややがっかりのゲームでした。
    プレイ時間
    40〜60時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 3 2 2 3
  • 芸術作品 95
    • 投稿者:けんけん(男性/40代)
    • 投稿日:2015/04/16
    良い点
    狼男や宇宙人といった昭和の怪奇ホラーみたいな一見チープなモチーフが
    素晴らしい演出と緻密なバランスで組み立てられ
    斬新で強烈な世界を生み出している。
    フロムソフトウェアさんの攻めの姿勢が感じられる作品。

    変形武器は奇抜でかっこよくアクションは最高に面白い

    ボス敵もザコ敵も強く怖い、ホラーです。倒し甲斐があります。

    NPCも個性的で気味の悪い人々ばかりです。笑えます。
    それぞれの結末も非情で、良いサブストーリーばかりです。笑える人には笑えます。

    ストーリーは従来作品よりコンパクトにシンプルにわかりやすくまとまっています、おそらく従来作品は100〜500年前くらいまで遡ったりしての話でしたが今回はおそらく50〜100年前くらいが事の発端だからでしょう。わりと今回は理解できます。
    かったるい映像を延々流す事をせず必要最低限の映像でインパクトをあたえる演出は非常にゲーム的で相変わらず素晴らしい

    音楽は迫力や気味の悪さがあり非常に効果的です。

    侵入されずにゆっくり探索できるのも良いシステムだと思いました。

    マップはよく出来ています、ショートカットが達成された時の達成感は相変わらずはんぱないです。
    聖杯ダンジョンのマップも本編ほどではないにせよ少し達成感はあります。

    物足りなさを感じるプレーヤーもいそうですが
    システムがかなりシンプルにまとまっていてダークソウルのようなごちゃごちゃ感がありません、従来シリーズの良いところを結集し再加工し、一切の無駄を省いた感じに仕上がっています。
    例えばソウルシリーズの恒例だった落下死が大幅に削られていたり
    誓約や魔術・奇跡・闇術みたいなものの種類が大幅に削られていたりします。
    とてもシンプルに美しくまとまっています。
    ダークソウル2と良い意味で対になる作品でした。

    悪い点
    ロードが長い、せめてロード中には何か絵や文字を見せてほしかった。
    今までのシリーズに比べ経験値が溜まりやすい(特に聖杯ダンジョンでは膨大な量の経験値が手に入ります)が、レベルを上げ過ぎると他のプレーヤーとのマッチングがされにくくなるため、使い道のない経験値を持て余す事になる。
    似たような軽装ばかりで面白みがない、従来シリーズの技量系キャラのみしか選べない感じ。ストーリー上それは仕方ないとしてもキャラクリエイトでせめて見た目だけはデブやマッチョや巨漢なんかも自由に作らせてほしかった。


    総評
    気味の悪い世界で気味の悪い敵と戦い
    気味の悪い人々を助け、後味の悪い思いをする。笑える人には笑えます。
    正に大人のダークファンタジーです。
    フロムソフトウェアさんの世界観を受け入れられて尚且つ楽しめてしまうと
    もう他のゲームでは刺激が足りなくなります、それぞれの作品のダウンロードコンテンツ、そして新作に期待しています。

    映画も大好きでよく見ますがここまで満足できる作品にはなかなか巡り合えません
    ゲームの枠を超え、もはや一つの芸術作品に感じました。
    プレイ時間
    100〜200時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 5 4 5 5
  • 綺麗にまとまりすぎている? 90
    • 投稿者:MMGames(男性/30代)
    • 投稿日:2015/04/15
    良い点
    ・これまでのソウルシリーズの印象と違い、(聖杯ダンジョンを除き)実験的な要素や上手く機能してないシステム等がなく、過去作で上手く言っているシステムだけで綺麗に組まれており、全体的な完成度は抜群に高い。聖杯ダンジョンにしても本編とはかなり切り離されたシステムなので、聖杯ダンジョンの残念さは本編を邪魔していない。

    ・新システムであるリゲインが見事に機能している。ダメージを受けてから暫くの間だけ敵を攻撃することで体力を回復できる、という非常にシンプルなシステムですが、完全に狙い通りに機能しています。雑魚相手であればリゲインで押し切ることもできますし、ボス戦でも非常に有用ですが、しかしやはり死亡リスクは高くなるため、常に「引くべきか攻めるべきか」の選択を迫られます。この感覚は非常に新鮮かつ、本作のテーマである死闘感を見事に表現できています。

    ・実質的に盾を排除し、銃でパリィ、という独特な新システムだがこれも見事に機能している。パリィそのものは過去作よりもタイミングが容易になっているが、失敗した場合は敵の攻撃をモロに受けやすくリスクは高くなっており、また弾数には限度があるため失敗し過ぎるとパリィ自体ができなくなる。特に残弾数が少ない状態でのパリィにはかなりの緊張感があり、これも死闘感の演出に見事に成功している。なお、盾は存在しますが、過去作基準で最低クラスの盾しかなく、しかも鍛えられないので、盾が有効な場面は極めて限定的です。

    ・変形武器のシステムも見事に機能している。変形前は素早くふれるがリーチと威力に劣り、変形後はリーチと威力に優れるが攻撃が遅い、というのが基本で、敵に合わせて適切に使い分ける必要があり、しっかり機能している。また、あえて基本に乗っ取らない変形機構を採用することで威力が高かったり特殊な攻撃ができたりなど、武器のバリエーションを出すことにも成功している。

    ・素晴らしいグラフィック。ソウルシリーズというと、デザインやアートワークは非常に優れているけど、ゲームグラフィックは特に優れているわけではない印象でしたが、本作はグラフィックもPS4最高峰(狂気レベルのグラが実現されている1886を除けば)です。それでいて独特のダークで重苦しくしかし神秘性のある雰囲気は微塵も失われていません。

    ・レベルデザイン(ステージ構成)が素晴らしい。過去作ではあまりに理不尽だったり知らないとどうしようもない要素などが少なからず存在していて、それが個人での攻略の大きな障害となっていたのですが、本作はそういった七面倒臭いだけでなんらモチベーションにつながらない理不尽な箇所はありません。(自分がプレイした限りでは)全てのステージにちゃんと探索すれば発見できるショートカットがあり、敵の配置バリエーションは豊富で、探索が困難な場所にはしっかり報酬が用意され、ちゃんとルートを見極めればボスまでノーダメージで走り抜けられるようになっている。また、スラム街はスラム街らしくあちこちが複雑に入り組んでいるし、大学は大学らしく教室が整然と並んでいるし、聖堂は町のてっぺんにありその周辺には他の教会や大きな広場が用意され、聖堂周辺らしくなっており、レベルデザインが優れているだけでなく世界観の再現も非常に優秀。

    ・ボスの調整も素晴らしい。大別して、パリィで落として内蔵攻撃して倒すボス、側面に張り付いて攻撃して倒すボス、ヒット・アンド・アウェイで倒すボス、の3パターンに分かれるが、同じような攻撃パターンで特徴のないボスはおらず、どのボスも攻略しがいのある調整になっている。

    ・動作が極めて安定している。フレームレートは安定しており、ネットワークもスムーズで、過去作であったようなパフォーマンスの問題は今作にはありません。

    ・シリーズらしい濃密な世界観の復活。ダクソ2は、ボリュームはやたら多いのに同じようなロケーションに同じような敵ばかりが配置され、ストーリー性を見失っていましたが、今作はそんなことはなく、ロケーションにふさわしいデザインと敵が配置され、また各所に残るテキストも気になる内容であるとともに世界観全体に対する軸がしっかり維持されたもので、おぼろげながらもこの世界の全容が見えてくるようになっています。
    悪い点
    ・各所で言われている通り、ロードはとても長く、モンハンクラスです。しかも、本作では死ぬか、拠点に戻る度にロードが発生しますが、このシリーズのゲームデザイン上しょっちゅう死にますししょっちゅう拠点に戻りますから、実に気になります。

    ・オミットされたシステムの多さ。ソウル体、魔法や術(似たものはあるがメイン武器にはなりえない)、強力な遠距離攻撃手段(銃はほぼパリィ専用)、防具の重さの概念、などなど、本作では過去シリーズからカットされたシステムがこれまでになく多い。それによって全体のバランスに優れてはいるものの、ある種のワンパターンさの原因になっていることは否めない。

    ・ビルドの幅のなさ。本作ではメイン武器として使える遠距離攻撃がなく、銃はほぼパリィ専用なので武器による違いがあまりなく、結果としてビルドは近距離武器に結晶をつけるだけとなっており、ビルドの幅が驚くほどない。実際、オンラインで見かける装備はせいぜい5パターン程度しかなく、キャラクターカスタマイズという観点では過去シリーズ中でも最低クラス。

    ・上記のビルドの幅のなさによるワンパターンさと、報酬の薄さが原因なのか、オンラインはあまり盛り上がっていない。ダクソ1のように皆がラスダン前で日夜格ゲーばりの戦闘を繰り広げているということも、ダクソ2のように(半ば強制された結果とはいえ)皆がオンラインでの稼ぎに血眼になっているということもなく、なんというか淡々としている。

    ・NPCの少なさ。記憶違いでなければ両手で数えられる程度しかおらず、世界観がとても良いだけに非常に寂しい。

    ・チャレンジしがいのない聖杯ダンジョン。ランダムダンジョンという触れ込みだったが、実際にはパターン通りの部屋を組み合わせているだけで、ディアブロのようなレベルには全く到達しておらず、生成しなおしても同じようなダンジョンばかり。また、決して豪華な報酬が得られるわけではなく、どちらかと言えば本編とは別のボスと戦いたい人向け。オンラインの場合参加者は報酬が得られないらしく、そのため聖杯ダンジョンのオンラインは機能していない。

    総評
    綺麗にかつコンパクトにまとめたソウルシリーズといった感じでした。

    私は、過去のソウルシリーズは全てクリア済みで、また本作もタイトルにこそソウルは冠されていないものの、実質的にフロムソフトウェアのソウルシリーズ最新作に間違いはないと思うので、そのように見ています。

    コンパクトにまとめたといっても、高い難易度や攻略しがいのあるレベルデザインが失われているわけではなく、むしろコンパクトにまとめたからこそそれらが過去作以上に高いレベルで完成されており、間違いなくシリーズ中でもっとも完成度が高いです。シリーズの入門としてもお勧めです。入門、というほど優しくは決してありませんが、工夫とこまめな探索と折れない心さえあればアクションが得意な人手なくてもクリアは可能ですので、興味を持たれたならとてもお勧めです。

    しかし、一方で削られた要素も多いため、人によっては物足りないかもしれません。あらゆる要素を詰め込むだけ詰め込みきって、荒だらけではあったものの独特の魅力を備えていたダクソ2とは対極に位置する作品といえるでしょう。

    プレイ時間
    60〜100時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 5 5 5 3
  • ソウルシリーズと良い意味で違う。 85
    • 投稿者:災厄狼(男性/40代)
    • 投稿日:2015/04/12
    良い点
    前置きとして、私はデモンズソウル、ダークソウル1、2をプレイしていて、ブラッドボーンの攻略範囲はストーリー2週目序盤まで、聖杯ダンジョンはトゥメルの女王を倒しているということを書いておきます。(無論バグ技未使用)
    良い点ですが、グラフィックと音楽は期待通り雰囲気にあった良いものでした。そして、アクションが期待以上のものでした。プレイしたてのころは盾がなくて安定しないなぁ・・とイライラしてましたが、中盤にしてようやく、攻撃を受けたら敵の攻撃範囲から回避して反撃で攻撃されたことがなかったことにされる(体力回復できる)リゲインシステムの良さがわかり始めてきました。ソウルシリーズが好きでブラッドボーン未経験の方は是非体験してみてもらいたいものです。
    他の新しい戦闘システムについて。武器変形もため攻撃も、銃撃パリィも私に使いこなせるのかな・・と発売前は不安に思っていたが、ハッキリ言って使いこなせないと攻略していけない難易度も良かった。(私はとても難しいと感じた)ソウルシリーズの延長線上のアクションではなく、これがブラッドボーンだ!!というこだわりが見てとれた。
    ストーリーはわかりやすいと思う。武器の改造もこれまでにない要素もあり良い。カレル文字(ソウルシリーズの指輪にほぼ相当するもの)と契約を組み合わせて、キャラクターの強さをレベルが上がった時に振ることができる数値とは別にカスタマイズするのも楽しい。ストーリーの途中で手に入る聖杯を使ったダンジョンは、ゲームを大抵1周しかしない私みたいな人(同じことするの嫌なんです)が、最終目標を探すのにいいなぁとは思った。
    マップの踏破が簡単(割と明るめのところが多いし)で、もしゲームオーバーになるとすれば、ほぼ敵に殺されるという事しかなくなっている。
    長いと言われているロードは私はそんなに気にならなかった。
    悪い点
    蜘蛛のNPCが勝手に死んでました・・。PS4におけるフロムさんの初作品でしたので私も覚悟の上でプレイしましたが、またかいっ!と思った。
    こちらにも攻撃するが、他の敵にも攻撃する敵がいる事は把握していますが、それとは別に時々敵が勝手に死にます。
    ステータス異常になった時に頭の上に文字が出ます(劇毒!とか)が、出ないときがあり、出ても状態異常にならない事がある。
    インターネットを介しての協力プレイがなぜかあまり面白くなかった。ソロでやった方が簡単っていうのもありますが、2回しか呼ばなかったし私も協力にほとんど行かなかったです。もしかしたらソウルシリーズのサインシステムが、なんとなくつながってる感を気分的にも視覚的にも盛り上げていたんじゃないかなと思った。
    血の意思(ソウルシリーズのソウルみたいなもの)で買ってコレクションするものがほとんどなく、レベルばっかり上がる。
    武器の改造アイテムが入手しづらく、ステータスを上げないとモーションを試せもしない仕様はどうかと思った。ステータスリセットアイテムが一回クリアで一個くらいはもらえると良かった。
    聖杯ダンジョンは大きく分けて4種類で難しさ違いが数バリエーションあるという仕様だが、宝箱の中に次の聖杯ダンジョンへ行くアイテムを入れておくのは、なんか違うだろう!と文句を言いたかった。冒涜ダンジョンは体力半分で攻略しなければならないが、敵も弱くなるのであんまり意味がない。違った攻撃方法を敵が行うようになる・・とかのほうが面白いと思う。聖杯ダンジョンのマッチング方法は複雑らしく、いまだに私も把握していない。
    総評
    ボリュームが少ないと言われているが、私は150時間以上楽しめた。オマケに途中でダレませんでした。とにかくアクションが面白い!!
    あと、このレビューはソウルシリーズをプレイしたことある人向けの内容だが、そうせざるをえないソフトの内容。PS4を持っていてブラッドボーンを買わないのはアホというフレーズを目にしたことがあるのだが(私もそう思ってたが・・)、改めて振り返ると、いやぁ・・これ一般の人は無理だろう・・と思うほど1回死んだときのプレイヤースキルの上昇値を求められるゲームかなと感じた。
    しかーし!!ゲーマーを自称してるならモチロン買って楽しむべき!と思いますよ〜。
    良い点も悪い点も沢山挙げたが、ダークソウル3(でますよね?)とは別にブラッドボーン2が発売されることを願っています。
    プレイ時間
    100〜200時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 5 3 5 4
  • いい所悪い所はあるが総合的に見れば傑作と言える出来 95
    • 投稿者:HL-DY IC3(男性/30代)
    • 投稿日:2015/04/12
    良い点
    ・血と獣で溢れたヴィクトリア期を見事に表現した最高の世界観
    ・それを表現する音響と美しく血生臭いグラフィック(返り血や飛び散る血が服や地面に残る等の表現もいい)
    ・これまでのシリーズに比べるとライト層向けの丁度いい難易度
    ・ストーリーでの敵配置やボスは丁度よく苦戦しつつもサクサクと進める絶妙なバランス
    ・とにかくかっこいい変形武器
    ・ラヴクラフトを意識したグロテスクで奇怪なデザインとストーリー
    ・これまでのローリングとは違う''ステップ''という動作やリゲインは軽快でこれまでの無敵時間を使った回避やただのジリ貧戦闘とは違う『避けるという快感』がある
    ・相変わらず協力プレイも敵対プレイもとても楽しい
    ・UIやHUDが過去作品よりも洗練されている
    悪い点
    ・聖杯はガッカリ
    ・一部モブが初見では理不尽すぎる
    ・中レベル(70程度)で一部エリアでは侵入しやすいがその他のエリアでは厳しい
    ・置いていかれ気味なストーリー、バックボーン
    ・ダークソウル2ではあった便利な要素が一切無い(L3ジャンプやソウルの器、死合等)
    ・カメラに若干問題あり
    ・基本は安定してるが稀に処理落ちが発生し、マルチプレイ時もボスの挙動が不安定になる等の技術的な問題がある。
    総評
    悪い所もありますが総合的に見て傑作と言って過言ではないと思います。
    過去作品を踏襲したアクション面は軽快かつ新システムリゲインによってただヒット&アウェイするだけのゲームでは無く積極的に戦う事によって優位に、かつ楽しく戦える物になっています。
    ストーリーでは獣の病に侵された街ヤーナムという魅力的な舞台を存分に生かしたその奇怪な物語は、少々置いていかれ気味になりますが想像の余地を残すとてもよい物になっています。

    多少の問題や不満点を抱えながらも それでも尚楽しい素晴らしいゲームです
    プレイ時間
    40〜60時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 5 4 5 5
  • なぜだかはまってしまう 95
    • 投稿者:mitko(男性/40代)
    • 投稿日:2015/04/11
    良い点
    ・ゴシックホラーの世界観を表現した世界

    ・確実に上手くなっていってると感じられる難易度

    ・武器の変形要素がかっこいい

    ・RPGであるためレベルを上げることが救済処置にもなっている

    ・押し引きの駆け引きがアツい戦闘

    ・手記というゆるいオンライン
    悪い点
    ・ロード時間が長い

    ・あまりにも説明不足のストーリー

    ・啓蒙を得ないとレベルアップが開始されない(説明不足)

    ・高い難易度(それがウリでもあるが)

    ・カメラワークに難あり
    総評
     ソウルシリーズは初プレイです。アクションはあまり得意ではなく正直挫折するだろうと半ば興味半分で本作を手に取りましたが自分自身驚くほどに楽しんでいます。
     まだボスは四対ほどしか倒していないスロープレイですが、死ぬたびに確実に上達を感じられるあたり、すばらしいデザインになっていると思います。
     また、上達したと調子に乗っていると釘を刺すように雑魚にやられてしまうところも、改めて気を引き締められます。
     個人的に手記はとてもいいと思います。「罠に気をつけろ」とか「待ち伏せに注意しろ」とか、先人たちが残した手記は攻略するのに非常に助けられています。
     悪い点に挙げたロードは個人的にさほど気になりませんが、レベルアップ開始の条件の説明不足は、本作をはじめて手に取る人に対し、挫折を助長するだけになっている気がします。
     最初のボスにたどり着き、やられると拠点でレベルアップできるようになるのですが、そこにたどり着く前に雑魚にやられ、挫折する人もたくさんいるのではと思います。
     また、難度が高いのがウリの本作ですが、やりたくても進めないからやめるというのは悔しいものです。イージーモードがあっても良かったのではと思います。
     ボスは動きが素早い上に大きなボスもいますが、カメラがぐるぐる回ったり、近接すると全体像が見えないためにボスの動き分からなかったりと少々不満があります。これを難度ととるか理不尽ととるかで評価は変わるかもしれませんが、私は理不尽であると解釈しています。
     
     不満点が多くなってしまいましたが実際はすごく面白いと思います。オンラインはしていないので良く分かりませんが、頑張れば手ごたえを実感できるゲームというのはあまり多くなく、死んでも立ち向かう気持ちにさせてくれるそんなゲームです。
     興味がある方は手に取ってみては如何でしょうか。
    プレイ時間
    10〜20時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    4 4 4 5 3
  • 奇跡は再び。ゲーム本来の喜びを味わわせてくれる名作 95
    • 投稿者:Kasaiji(男性/30代)
    • 投稿日:2015/04/11
    良い点
    ・レスポンス抜群の操作感で自由に狩れる
     非常にキビキビと自分の思った通りにしっかりと動いてくれる。
     回避動作もガッツリ避けてくれるので、反射神経を問われないのも好感触。

    ・死闘の快感、飴をもらって鞭で叩かれる中毒性
     本作の攻撃動作には多くのメリットが付与されている。
     「ダメージを受けても即反撃で回復」「相手は攻撃でのけぞる」
     「攻撃から更に攻撃のチャンスが生まれ」「内蔵攻撃で大ダメージ」
     と、ただ武器をふるうだけでご褒美がたくさんもらえる仕様。
     旨味をプレイヤーに徹底的に教え込みつつ、焦った者には手痛い罰を与える。
     「冷静なる獰猛さ」とでもいうべき攻めの姿勢を尊ぶ本作の姿勢は
     過去のどのゲームとも違う、能動的でのめり込むような体験を与えてくれる。
     振るわれる鞭をかい潜り、一筋の光明の先に掴む勝利の味は格別で、
     この感覚にドハマリした狩人が今日も自ら望んで死闘の渦に飛び込んで行く。

    ・難しいが先に進める、絶妙なバランス
     正直なところ振り返れば難易度はそこまで高い方ではないと思われる。
     実際初見で突破できたボスも多く、回復アイテムも気兼ねなく使えるため
     新規さんでもそこそこ、過去作経験者なら尚の事サクサクと進めるだろう。
     だがそうした実際の進行具合と比べて、体感での難易度は正に「ハード」だ。
     この主観での手応えと客観でのサクサク感のギャップが本作の魅力だろう。
     素早く無慈悲で、本気で殺しに来る敵キャラクターの恐怖と
     果敢に攻めればリゲインシステムで生還できてしまうバランス。
     死闘を繰り広げれば繰り広げるほど先に進める巧妙なシステムが
     奇妙な主観客観のギャップを生み出し、ストレス無く狩人を深みに導く。

    ・レベルを上げると成長が実感できる。RPGとしての本分を忘れない
     本作はトレーラーで動きを確認するとスピーディなアクションのようだが、
     基本的に「レベルを上げればどうにかなる」という姿勢を崩していない。
     特にプレイヤーの防御力と攻撃力は非常にわかりやすく上がっていくので
     あくまでもRPGとして、間口の広さをしっかりと確保している。

    ・オンラインの一体感。一人で遊んでも一人じゃない。
     プレイヤー同士でアドバイスを地面に書けたり
     他プレイヤーが死んだ場所に墓が立ち危険を知らせるなど
     シリーズお馴染みのシステムだが、やはりこれが面白い。
      一人で遊んでいても寂しくない、それでいて一人で遊ぶことを邪魔しない
     ゆるい繋がりがゲーム進行のモチベーションを持続させてくれる。
     マルチプレイも特筆すべき点はないが、シンプルに立ち戻った分
     ダークソウルシリーズよりも利用しやすい印象。

    ・語らない、しかし練りこまれた世界観
     正にフロム、と言わんばかりのダークで語らない狂気の世界。
     しかしプレイヤーに考察を促すだけのバックグラウンドの濃さは
     しっかりと感じさせてくれる。断片的情報の小出しが心憎く
     鼻につくようなセリフや語りもないため、ゲーム進行を阻害しない。

    ・スタッフの正気を疑うような偏執的立体構造のマップ構成
     変態企業の変態たる所以。入り組んだヤーナムの市街から
     不気味な屋敷、迷って頭が痛くなるような森まで豊富に用意されている。
     こんなところを進むのか!と思ったらここに出るのか!さっき下通ったわ!
     というような驚きを最初から最後まであの手この手で魅せつけてくれる。
     ダークソウルとどちらが変態マップなのかは議論が絶えないであろう。

    ・スタッフの正気を疑うようなクリーチャーデザイン
     モンスターは獣に留まらず、数々の異形が登場する。
     人型、動物型、もうなんだかよくわからないもの。どえらいもの。
     「狩ってやる!」から「こいつはなんか…やめとこう」と思うものまで
     ありとあらゆる名状しがたい敵がデザイン、配置されている。

    ・スタッフの正気を疑うようなロマンあふれる仕掛け武器の数々
     ヴィクトリア朝をモチーフとしながらも枠にとらわれない武器の数々。
     シンプルな仕掛け武器からこれ人間が装備していいの!?というものまで
     たまらなく香るフロム臭に思わずヨダレが出るほどである。

    ・ヒロインがカワイイ
     コレとても大事。セリフや仕草も豊富で琴線に触れるものばかり。
     もしかして宮崎氏の才能が一番光るのはヒロインのデザインなのでは…?
    悪い点
    ・頻繁ではないもののロードが長い
     パッチで改善予定とのことであくまで現時点での不満点。
     自分はロード中にシェア機能を使っていたため待ち時間は基本無かったが
     それでも気になるときにはやはり気になるといった感じ。
     長いか短いかと言われれば、間違いなく長い。

    ・過去作と比べて武器・防具の種類がやや寂しい
     デモンズソウルの精神的続編と捉えれば気にする程でもないが
     ダークソウル1,2と装備の種類が爆発的に増えてきた中で
     本作のカスタマイズバリエーションについてやや拍子抜けするところがある。
     結局最後まで初期武器を使い続けることになった。
     勿論捨て武器がないのは良いことなのだが…。

    ・不具合によってオンラインプレイの醍醐味が阻害されている
     これも改善予定だろうが、やはり現時点での不満点として。
     一部のマップで遺影が再生されなかったり
     ゲーム中にスタンバイに入り復帰するとマッチングしない不具合など、
     折角のPS4の機能が台無しになるような不具合がいくつかある。
    総評
    一言でいうと「名作」。もしくは「デモンズソウルの奇跡の再来」。

    尖った作風のフロムの手綱をSCEが握り、2社が再び奇跡を起こしてくれた。
    PS4のスペックをフルに使いつつも「ゲームらしいゲーム」であり続ける。
    何より世界観や物語の主張を必要最低限に抑えつつ、死闘感こそを柱に据え
    高いリプレイ性や中毒性を確保していることが自分にとって嬉しい。
    難易度を安易に上げず、新たな切り口からハードな手触りを創りだしたことも
    特筆に値する本作の魅力だろう。そのためシンプルだが他にはないRPGとなった。

    まだまだ本作に隠されたイベントや聖杯ダンジョンは網羅しておらず
    しばらくはブラッドボーン漬けの日々が続きそうだ。

    また良くも悪くもないが気になった点や要望として

    ・拠点の啓蒙取引や使者のきせかえ場所がわかりにくい
    ・使者のきせかえバリエーションがもっと欲しい。季節ものとかも欲しい。
    ・マッチング時にホストの横に召喚して欲しい
    ・バケツヘルム分が不足している
    ・メッセージの単語に上下左右がない
    ・自分の作成した手記がいくつあるか一覧に番号をふって欲しい
    ・輸血液と水銀弾以外も自動補充する設定が欲しい

    などがある。バケツヘルムは完全に個人的な好みです。


    紛れも無くPS4の代表作であり、ハードごと買う価値は十分にある
    既にハードを持っているなら見逃すべきではないだろう。
    ゲームに飢える全ての人に遊んで欲しい。そんなタイトルだ。

    ・フロム・ソフトウェアのRPGが好き
    ・魔界村やロックマンが好き
    ・悪魔城シリーズが好き
    ・主人公は自分の分身がいい。主人公に喋ってほしくない
    ・ムービーに入ってコントローラを置くと興ざめしてしまう
    ・ゲームの物語とかどうでもいい、ひたすら探索してボス倒したい
    ・俺はこんなにゲーム上手いんだぞ!と皆に自慢したい
    ・ACTで敵キャラの攻撃が終わるまでこっちから仕掛けられないのが嫌
    ・とにかく狩りたい。返り血をいっぱい浴びたい。感極まって吠えたい

    どれかに該当したら今すぐブラッドボーンを買ってこよう。間違いなく楽しめるはずだ。
    プレイ時間
    40〜60時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 5 4 5 5
  • アクションとしては進化、RPGとしては退化 85
    • 投稿者:みーこむ(男性/40代)
    • 投稿日:2015/04/09
    良い点
    ・グラフィックやBGM等の演出
     ゴシックホラー的な世界観が様々な要素で表現されている。

    ・軽快でテクニカルな戦闘
     ソウルシリーズの鈍重で退屈な戦闘があまり好きではなかったので
     今作の回避重視、攻撃重視な戦闘は非常に楽しい。

    ・変形ギミック付き装備
     変形するだけではなく、攻撃や回避をしながらの変形モーションで
     特殊攻撃ができる等のアイデアで戦闘の幅が広がっている。
    悪い点
    ・ロード時間が長い、とにかく長い
     本作最大の欠点。 
     ゲームが全体的にスピーディな分、ロードの待ち時間のストレスが半端無い。
     テストプレイを通して改善しなかった開発メンバーの正気を疑うレベル。

    ・装備の種類が少ない
     武器は10種類程度しかなく、選ぶ楽しみが薄い。
     また、防具も似たり寄ったりなデザインや性能でつまらない。

    ・戦術やビルドの幅が狭い
     魔法や呪術等のオカルト系攻撃や、銃特化の装備も無く、
     近接戦闘が主体である為、脳筋向けなステータス以外が
     死にステータスとなっており、戦術やビルドの幅が狭い。

    ・聖杯ダンジョンが死にコンテンツ
     報酬となるアイテムの種類も少ない上に入手率が低く、
     ヘルプメンバーが報酬アイテムを貰えないシステムなので
     人が集まらない死にコンテンツになっている。
    総評
    従来のソウルシリーズの鈍重で退屈な戦闘を捨てて、ヒット&アウェイ重視の
    テクニカルな戦闘になった事は評価したい。
    (アクションが苦手な従来ファンは逆に今回の戦闘は楽しめないだろう)

    ソウルシリーズに比べ戦闘面が非常に進化した本作だが、戦闘面以外の
    作り込みが甘く、装備集めやキャラクタービルド等のRPG的な楽しさは
    ソウルシリーズより退化している面も見られる。

    また、どのレビュアーも挙げている通り、ロード時間の長さが死亡回数の
    多いゲームデザインと合わさって非常に大きな欠点となっている。
    (ロードの長さについては「快適さ/運営」で低評価とします)

    従来シリーズから進化と退化の両面が見られた本作だが、武器の種類や
    聖杯ダンジョンの報酬システム等、アップデート等で改善できそうな
    要素も多いので、今後に期待したい。

    ソウルシリーズと比較して色々と書いたが、販売されているゲーム全体で
    見るならば非常に良作だと言える。
    プレイ時間
    40〜60時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 5 1 4 3
  • ハードルが上がりすぎた不幸 85
    • 投稿者:虎太郎(男性/40代)
    • 投稿日:2015/04/07
    良い点
    デモンズソウル・ダークソウルシリーズの魂を受け継いだ高難易度なアクションは健在。何度も死んで、試行錯誤して、ようやくボスを倒せた瞬間の達成感は、本当に素晴らしいです。これこそがTVゲームの醍醐味だと感じます。
    キャラクターのモーション、マップ、背景等、PS4のパワーを存分に活かしてあって、過去最高のレベルに達しています。音楽も、雰囲気を煽って素晴らしいです。
    悪い点
    とにかくロードが長い。これは我慢ならないレベル。死んで再チャレンジを繰り返す事が大前提のゲームなのに、これはない。

    マッチングの仕様。前作までのように、地面にサインを書いて、呼び出されて・・という形ではないので、マッチングしない時に、人がいるのかいないのか、わかりません。そして、不具合なのかどうか分かりませんが、とにかくマッチングしないです。

    世界観。これは人によって好みのわかれるところでしょうけど、従来の剣と魔法のダークファンタジーではなく、ゴシックホラー!と見せかけての、クトゥルフ神話がベースの世界になっています。馴染みの少ないクトゥルフな世界観は、従来作品の世界観が好きだって人でも、うけつけない人がいそうです。僕はダメでした。ただし、クトゥルフ好きな人にとっては、たまらないかも。

    キャラクタービルドの選択肢の狭さ。変形武器というのは、面白いのだけど、武器の種類が少ないです。魔法的なスキルも従来作品と比べると、かなり少ない。あの装備を使いたいから、このステータスで育ててみよう。あの防具とこの武器をあわせて・・等、前作までにあったビルドの楽しさは減っています(ないわけではない)
    総評
    PS4のみで、あのデモンズソウルを産み出した、フロムソフトウェアとSCEが再びタッグを組んで!といわれれば、どうしても上がってしまう期待というハードル。
    間違いなく良作です。良作なんですけど、ハードルを越えた面白さはないというのが正直なとこ。
    不満点も、それなりにあります。デモンズソウル・ダークソウルに求める面白さが、かなり高いレベルになっているので、それに応えるのは、大変だろうとは思うのですが、大満足!とはいきませんでした、残念。もちろん、満足した!と言えるレベルには達しています、じゅうぶん。
    プレイ時間
    20〜40時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 5 2 2 4
  • 良いところ悪いところ簡潔に 85
    • 投稿者:ゆる(男性/30代)
    • 投稿日:2015/04/05
    良い点
    ・ゴシックホラーな世界観が素晴らしい
    ・クリーチャーデザインが不気味で雰囲気でている
    ・重厚なBGM
    ・達成感は健在。ソウルシリーズらしい難易度。
    ・アクションが軽くなりデモンズソウルに近くなり新しい気持ちで楽しめる
    悪い点
    ・ロードが長い。
    ・ボリュームが少ない。
    ・それを補う聖杯ダンジョンが何かと難ありで面白くない。
    ・武器種が少なく選択肢が少ない
    総評
    一週目はワクワクしながらかなり楽しめる。やりこみは非常につまらない。
    オンラインマッチングもかなり待たされる。一周楽しみたいだけならオススメの作品。
    プレイ時間
    20〜40時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 5 4 4 2
  • 単体では良作だが、過去作品と比べると…? 70
    • 投稿者:砂の家(男性/30代)
    • 投稿日:2015/04/04
    良い点
    ○グラフィック
    PS3のソフトであるデモンズソウル〜ダークソウル2までとは一線を画すグラフィックの質である。
    本作は陰鬱な雰囲気が特徴的であるが、その貢献度においてグラフィックの功績は大きなものだと思う。
    ゲーム中どこを切り取っても最高のゴシックホラーの映像が撮れるだろう。


    ○サウンド
    効果音については良くもなく悪くもなく。過去作からの流用も結構あるか?
    BGMは主張しすぎないが雰囲気作りに一役買っている良いバランスだと思う。
    印象に残るBGMがあるか?というとそこまでではないのだが、だからこそ雰囲気の脇を固めるBGMとしての役割は十二分に果たしているといえる。こういうバランスはとても好ましい。


    ○探索
    実は攻略するにあたって、行かなければいけない場所というのは思いのほか少ない。
    しかし、それを補って余りあるほどよそ見ができる場所が多いのだ。
    詰まった時は落ち着いて周りを探索して解決の糸口を探るというのは探索ゲームの基本だと思うが、その基本に忠実に動くことでどんどん世界が広がっていく。
    脇へ行くことでやれることが増え、それによって詰まった箇所を超えていく。探索ゲームとはこうあるべきだという手本だと思う。

    そしてこの探索をよりやりがいのあるものにしているのが、全体的なMAPの作りである。
    敵やアイテムなどの配置が完璧なバランスで配置されているのだ。
    本作を推すにあたって最大の売りになるのはこの点だと思う。

    雑魚的にすら油断することができないので、常に死亡=血の遺志(お金・経験値に相当するもの)ロストの危険性が付きまとう。
    もちろん死んだ瞬間ロストするわけではないが、死んだ場所へ回収しに行ける保証はどこにもない。なぜならそこへ辿り着くまでが死闘の連続なのだから。
    先へ進めば進むほど、当然回復薬は減っていくし血の遺志ロストへの恐怖は大きくなる。しかしそれでも先への好奇心もまた膨らんでいく。
    この恐怖と好奇心が絶妙なバランスであるが故に、ショートカットや灯りと言った中間地点を発見した時の安心感は凄まじいものがあり、血の意志を貯めこんだ状態での不慮の事故=死亡してしまった時の絶望感は筆舌に尽くしがたい。
    そしてその末により良いアイテム、新しいステージを発見する。この時の喜びはひとしおだ。
    飴と鞭の使い方には感服する他ない。


    ○敵対プレイ
    個人的にはこれが過去作から修正されたのは大いに歓迎したい。
    ソウルシリーズでは侵入プレイという、他プレイヤーの世界に侵入し攻略を妨害するプレイができた。
    侵入する側からすれば楽しいのだろうが、される側からすればたまったものではない。自分と同じような強さを持った敵が自分を殺す気満々の完璧な状態で挑んでくるのに対して、こちらは目の前の敵に対処しながら侵入してきたプレイヤーと対峙しなければならない。
    他プレイヤーの助けがある協力プレイ中に侵入されるのであれば話は別だが、自分一人の時に侵入されてしまった場合、よほどの腕の差がない限り殺されるしかなかった。
    この点が非常に不満であったが、今作ではだいぶ改善された。協力プレイ中か、特定のMAP以外では侵入されなくなったのだ。
    いつ侵入されるか分からないという理不尽な恐怖から解放されたのは本当にうれしい。
    悪い点
    ○ロード時間
    長い。ひたすら長い。
    ボス戦などの難しい場所で詰まっている時、このロード時間は頭を冷やす時間ではなく逆にヒートアップする時間になりえる。
    トライアンドエラーの繰り返しで進んでいく本作の面白さを一気に削ぐ大きなマイナスポイントである。


    ○戦闘
    ソウルシリーズと似通ったシステムでありながら全く別のゲームである。そのポイントは二つ。

    まず一つ目は、盾を無くしたことによる敵の攻撃は避けるか事前に弾くかの二択になっている点だ。
    この点に関しては肯定的な意見が多いようだが、個人的にはまったく逆の印象だ。
    敵の攻撃を引き付けて避ける・弾く、あるいは攻撃される前に一気に倒してしまう…といったハイリスクな行動を常に強いられ、ローリスクな行動ができない。
    ハイリスクハイリターンな行動が最終的な到達点でローリスクローリターンは妥協である、というのなら話は別だが、本作ではローリスクな選択はほとんどない。
    常に前へ前へ、やられる前にやれ。じっくりやる選択肢はない。というのはただ単に戦闘の幅を狭めてしまっている改悪だと思っている。

    二つ目は、遠距離攻撃手段に乏しい点だ。
    誤解を招きそうな表現だが、乏しいだけでないわけではない。むしろ強力な遠距離攻撃も存在する。
    しかしあくまでも補助に留まってしまっているのが非常にもったいない。
    過去作では魔法や奇跡などの強力な遠距離攻撃を主体としたビルドも存在したが、今作では最終的に近接攻撃主体のビルド以外存在できないレベルである。これもまた戦闘の幅を狭めただけの改悪である。

    相手の攻撃を紙一重で躱して距離を詰めリスクを冒して殴り続けるというのはまさに死闘という言葉に相応しい。
    しかし、敵の猛攻撃をじっと耐えていつ見えるかわからない一瞬の隙を突くのも死闘であるし、必死に逃げて逃げて逃げ回りながらチャンスを待って大きな一撃を叩き込むのも死闘だと言えるだろう。
    果たしてこれらは排除されるべき戦闘方法だったのだろうか?


    ○ストーリー
    このシリーズに共通する点であるが、相変わらず全体像が見えにくい。
    この点はデモンズソウルから新作へ行くにつれて悪くなっていると思うのは自分だけだろうか?
    今作のストーリーは特に酷い。突然ストーリーの終わりを突き付けられ、訳も分からないままラスボスと戦ったところで何の面白みもない。


    ○周回要素
    過去作は周回要素が豊富で、特にダークソウル2はこの点が秀逸だった。
    他プレイヤーとの共闘プレイ・敵対プレイはもちろん、数少ない強力なアイテムの収集をしたり、別ビルド・新たに手に入れた武具を試したり…と同じMAP・同じ敵ながら何度も周回できる作りになっていた。
    今作ではそれらが微妙な弱体化というか、面白さが減ってしまっている。

    マッチングは過去作よりも悪い印象を受ける。バグの存在もあるだろうが、それにしてもマッチングしなさすぎる。
    そして周回をして集めるべき強力なアイテムは通常MAPにはほとんど存在せず、聖杯ダンジョンという別のMAPに移されてしまった。
    短いダンジョンなのでより効率よくアイテムを集められるかと思いきや、目当ての物はまったく出ず、ひたすらに作業を繰り返すだけのゲームになっている。
    では色々なビルドを試したり様々な武器を使ってみようか…というところであるが、これらの選択の幅は過去作に比べて非常に狭く、何度も繰り返し周回するための動機にはならない。
    そして地味にダークソウル2で実装されたステータス振り直しをなくしたのは痛い。せっかく手に入れた数少ない新装備を試すことができない場合もあるからだ。そのために新キャラを作るかと言うと…

    上記の戦闘の幅が狭いことや、やりこみ要素が薄くなってしまったことで周回する気になれないのは非常に残念なことだと思う。
    総評
    本作を単体として見るととても良い出来であると思う。
    ソウルシリーズから改善された点、より進化した点も多いが、過去作と比べてしまうとどうしてそこが…という点が散見される。
    個人的にはそこが致命的な場所ばかりで、どうしても納得しきれない部分がある。特に周回要素・戦闘面に関しては、落胆の色を隠せない。
    次回作はこの点をもう少し何とかしてほしいと思う。

    とはいえ、ソウルシリーズの根本は決して後退しているわけではなくむしろ進化していると言える。
    このゲームならではの緊張感や探索の楽しみは過去作と比べても秀逸であり、初回プレイはなんだかんだ言いつつ時間を忘れてプレイしたほどだ。
    PS4を持っている持っていないに関わらず是非プレイして欲しいと思う。特にソウルシリーズをプレイしたことない方であれば、より純粋にこのゲームを楽しんでもらえるだろう。
    プレイ時間
    60〜100時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    4 4 1 4 2
  • 最高の世界観 95
    • 投稿者:二重の酢(男性/30代)
    • 投稿日:2015/04/03
    良い点
    ・世界観が素晴らしい
    個人的にはシリーズで一番好きなストーリーと世界観です。
    序盤と終盤では同じ世界でも全く違ったものに見えます。かと言って突拍子もない変化ではなく、ちゃんとした理由があり公式の書き置きやアイテム等の説明を読んでいれば理解できます。
    また啓蒙やリゲインと言ったシステムがゲーム的な数値というだけではなくストーリーに絡んでいたのも良かったです。
    ・過去作よりも能動的な戦闘
    過去作では戦闘の基本は盾で防御して反撃と言った流れでしたが、今作ではガン待ちはあまり有効ではなく積極的に攻撃して相手の攻撃に合わせて回避か銃でパリィと言った流れです。
    敵の攻撃を受けてもすぐに反撃するとリゲインで回復ができるし、パリィが成功するとリゲイン出来る分は全回復するので、対人でもそこに駆け引きが生まれていると思います。
    ・グラフィックが良い
    敵に攻撃すると浴びる返り血や、移動する際のマントのはためきが今まで以上に臨場感をもたらしています。
    ・変形武器が格好いい!
    武器の変形が格好いいです、どの武器も変形モーションがかっこよく無駄にガチャガチャ変形させました。
    特に千景(刀)の変形する際の納刀して血を吸わすモーションと変形解除の血振りのモーションが良かったです。
    ・ステージが良い
    どのステージもよく作りこまれています。ダークソウルと違い終盤もちゃんとしている。
    悪い点
    ・ロードが長い
    最大の難点です。一度死ぬと大体ロードに20〜30秒かかります。またリスポーン地点への移動に一度拠点を挟むためロードが2回あり時間がかかります。
    ・オンラインプレイが微妙
    侵入は一部のステージか協力者を読んだホストとしかマッチングしないので中々できません。
    聖杯でのマッチングは主な目的のアイテム(血晶)がボスを倒した時しか手に入らずあまり賑わっては居ません。
    デモンズソウルのようにバンバン侵入されてどんどん協力者を呼ぶぐらいのバランスが理想ですが、新作ごとにマッチングしにくくなっている気がします。
    ・NPCの印象が薄い
    強く印象に残る魅力的なNPCが居ませんでした。かなり特異な世界観なのでその説明も兼ねて、デモンズソウルのオストラヴァやダークソウルのソラールのように、プレイヤーの行く先々に登場するキャラクターが欲しかったです。
    ・ビルドの幅が狭い
    魔法がなく武器が少なく派生もないのでビルドの幅が狭いです。基本的に筋力 技量を上げる聖剣型か技量 血質を上げる千景型に落ち着くと思います。
    ・武器が少ない
    武器のモーション数は過去作とそれほど変わらないと思いますが、一つのモーションに武器が一種類しかないので武器の種類は少ないです。これのせいでビルドの幅も狭くなっています。
    ・血晶の存在
    武器の派生のかわりだと思いますが、強い血晶を3つ付けると与えるダメージが倍以上になったりして、かなりバランスが悪いです。
    ・暗いステージしかない
    ストーリーからして仕方がないのですが全体的に暗いです。もうちょっとメリハリが欲しかった。
    総評
    NPCが薄かったのは残念ですが、とにかく世界観が素晴らしい!某神話が好きならば間違いなく気に入ります、逆にゴシックホラーを期待していた人は戸惑うかもしれません。
    戦闘は過去作とは大きく違いかなりアグレッシブで面白いです。
    魔法 呪術がなくなり奇跡は少なく武器が減った上派生が無くなったせいで大幅にビルドの楽しみが減りました。○○に特化したキャラをつくろうと思うことがないのでゲームの寿命は減ったかな?
    次作では、今作のような素晴らしい世界観で濃いNPCと幅広いビルドに期待しています。
    プレイ時間
    100〜200時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 4 3 5 4
  • 普通に良作だが期待しすぎていたようだ 80
    良い点
    ○グラフィックが綺麗


    ○どのボスも行くまでにショートカットが用意されている親切設計
     何度もチャレンジするゲームでこれは非常にありがたい


    ○戦闘のテンポが速くて心地良い
     盾をなくし回避主体になったのは個人的には+だが人によっては−


    ○ソウルシリーズより理不尽だと感じることが少なかった
     ステージ攻略、雑魚戦ボス戦問わず


    ○ダークソウル2のように安易に大量の敵を置いて難易度を上げた感がない
     対複数の雑魚戦ボス戦もそこらへんを注意して作った印象を受けた


    ○全体的に安定してるフレームレート
    悪い点
    ○とにかく長い長いロード時間 死ぬたびに30秒ほど待たされる
     高難易度が売りで死んで学習しては進めていくゲームでコレはありえない


    ○攻略に必須の回復アイテムと銃弾
     所持数20個なのはかまいませんが、倉庫に入れられる数99個は少なすぎる
    死んだらリスタート時に自動で倉庫から所持限界数まで補充してくれるのに
    倉庫保存数99個だとまたすぐに倉庫に補充しに戻らなければならず面倒なだけ


    ○武器防具関連
     単純に武器防具の数が少ない
     相変わらず武器のバランス調整ができてない
     
     防具はどれも似た軽装ばかりで敵の返り血を浴びると更に見分けが付かなくなる
     足音がどれも同じにしか聴こえないんですが気のせいですか?


    ○暗いステージばかり
     世界観のためにと納得できるんですがちょっと寂しい


    ○マルチプレイでなかなかマッチングしない


    ○ストーリーが分かりづらいにもほどがある
     ころころ居場所が変わるNPCとの会話やアイテムの説明欄にある断片的な情報をいちいちメモして組み立てていかなければ理解できないストーリー

     ステージ攻略に夢中になりストーリーを追うのを疎かにしてたらクリアしてました

    なんでもかんでも説明しろとは言いませんが、メインとなる話は自然と頭に入ってくるように作ってほしい (本作と同じフロムソフトウェア製のデモンズソウルが良い見本)


    ○NPCを掘り下げるイベントが足りないせいか魅力的なキャラがいない


    ○戦闘
     全体的に敵の攻撃の追尾性能が高めで自キャラの高性能回避行動で対応するんですが
    回避行動の距離が長いため敵の攻撃をかわして切り込んだつもりが距離が離れすぎてて攻撃を空振りする事がよくある (攻撃後に離脱して距離をとる系の敵相手だと顕著)
    戦闘のテンポが速くて華麗に戦えるのに水を差されるようで残念

     大型ボスと戦闘時のカメラワークの酷さ

     ガバガバな当たり判定
    攻撃の見た目以上の当たり判定、壁を貫通してくる武器などなど
    盾受けができなくなり回避で対応しないといけないのにこのいい加減っぷりは酷い


    ○落とし穴やスイッチ踏んだら何かが飛んでくるといった罠が全然なかった


    ○周回プレイ選択制度なし、ステータス振り直し機能なし
    ダークソウル2で実装されてたこの2つは当然本作でもあると思ってました


    ○本作一番の期待はずれ『聖杯ダンジョン』
     武器や武器に特殊効果をつける血晶石をここで集めていくものと思っていたが
    目当てのお宝は全然手に入らず、出るのは店売り消耗品、より難易度が高いダンジョンを作るのに必要な素材ばかり

     ダンジョンの難易度も高く延々と薄暗いステージを進んで行かなければならないのに報酬がしょぼいから気が滅入るだけで楽しくない

     マルチプレイで進めようかと思いましたが『ホスト以外はアイテムを取れない』仕様
    になっているらしく諦めました
    総評
     PS4になりグラフィックは格段に進化し、難易度の調整も頑張ってますが
    戦闘面のほうはどうかと言うと、当たり判定ガバガバ、カメラワーク酷い、武器のバランス調整、ネットワーク関連などソウルシリーズから全然進歩してません
    過去何作も似たものを作ってきたんですからもういい加減改善していただきたいものです

    海外レビューの高評価の多さから期待が高まりすぎて肩透かしを食らった感がありますが良作です、決して駄作ではないので何度もチャレンジできる精神があるならオススメ
    プレイ時間
    40〜60時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 4 2 2 4
  • 完成度高し 90
    • 投稿者:らーめん(男性/40代)
    • 投稿日:2015/04/01
    良い点
    ・世界観
    ここまで独自の世界観を作れることに賞賛
    ダークかつ血生臭く、ストーリーを進める毎に雰囲気もガラリと変わる
    ・戦闘、リゲイン
    攻撃を受けてから一定時間内に攻撃すると、HPが回復する仕組み
    これにより戦闘がよりスリリングになっている
    ・マップデザイン
    マップは過去作より洗練されており、各地が見事に合致するデザインとなっている
    まるでパズルの最後のピースが上手くはまったような感覚
    ・成長要素
    拠点にレベルアップ、武器強化、アイテム売買などのRPG要素があり
    強くなることを実感出来る
    ・聖杯ダンジョン
    ストーリーと全く関係ない寄り道要素が用意されている
    他人が作ったダンジョンもプレイ可能で幾らでもやり込める
    悪い点
    ・ロード時間
    マップ移動時、死亡時に長いロードが挟まれる
    画面も簡素で欠点である
    ・武器が少ない
    各武器で別々の戦い方が出来るので特に不満はないが
    もうちょっとあっても良いだろうとは思う
    総評
    このシリーズをプレイするのは4作目ですが、新鮮な気持ちで遊べました。
    銃メインのスタイルになった事で、戦闘が過去作を凌駕する程激しくなり、マンネリを感じなかったのだと思います。
    各武器で全く別の戦闘が出来るため武器を選ぶ楽しみも増えました。

    一番褒めたいのはマップ構成で、マップ一つ一つが丁寧に作られており飽きさせない造り。
    ショートカットやマップ間のエリア移動も秀逸に構成されており感心しました。
    またいわゆる1本道ゲームではなく、進むべき道が時には4本5本もあり探索が楽しい。

    デモンズソウルの拠点とダークソウルのオープンフィールドを合わせた事により、
    便利かつ世界観を感じることが出来るようになりました。

    発売前のインタビューで語っていた「死闘感」「未知への探索」という言葉が有りましたが、
    探索をする意味がしっかりしており、探索の時間は決して無駄にはならない。
    また探索のワクワク感と恐怖感を同時に感じされてくれる不思議な緊張感もありました。

    そして死闘感は殺るか殺られるかの瀬戸際の戦闘が強調されており、達成感は過去最大のモノと感じた。
    まさに戦闘はドロドロの戦であり、死闘そのものでした。


    プレイ時間
    40〜60時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 4 3 5 5
  • 弓チク、魔法で遠距離、協力プレイで他力本願、そんな私が今では死闘に・・・。 100
    • 投稿者:てろん(男性/30代)
    • 投稿日:2015/03/30
    良い点
     総合して良い点は全てにおいて完成されている所です。
     従来のシステムを使いながらも洗練し、新たなシステムを付け加え、テーマに添って改革したことで面白いくらいに没入することができる。


    ○死闘感を演出「リゲイン」
     敵からダーメジを受けた際、怯まず攻撃を加える事で被ダメージの大半を回復することができる「リゲイン」システム。
     これにより大ダメージを与えてくる後半の敵、一撃がデカイ強敵に対し臆することなく攻撃を加え回復していく事が可能。
     ただがむしゃらに戦うスタイルであろうが、一撃離脱戦法であろうが、状況を見極め敵を研究することで十分に戦えます。

     ソウルシリーズ既プレイの私は「弓チク、魔法による遠距離」いわゆるチキン戦法御用達でした。
     それが「プレイヤースキル」を磨くスタイルに変わったのが正直な驚きであり、そしてまたフロムソフトの思惑通りに運んだ感があり「ハメられた!」とさえ感じます。

     上記の通りリゲインは単純なシステムです。
     序盤といえど強敵が配置されていて一撃がデカく、小さなダメージでも敵が群集となり即死亡につながります。
     回復薬である輸血液ですが、序盤で多く回収できホイホイと使うこともできますが、ボス戦でゴッソリ使うことになるのは言うまでもありません。

     となれば道中のザコ敵はリゲインによる回復と「敵のパターン見極め」に大きな比重を占めると進め易くなります・・・。
     この攻略法を確立した時、ボス戦も必然的にリゲイン回復とパターンの見極め、これを意識し始めればブラッドボーンの屋台骨テーマである「死闘感」の完成です。

     敵と数回戦いパターンを読み、隙を見て攻撃、ダメージを受けたら回復したいがためゴリ押し気味になる、リゲインによる「回復欲」に負け敵のコンボ攻撃or集団タコ殴りにより死亡・・・あるいは緊急回避により生存→エンドレス。

     デモンズから始まった遠距離チクチク戦法or協力プレイによりサクサクプレイ、まさか今年が没年となるとは思いませんでした。
     かと言って協力プレイがダメでも面白くない訳ではありませんので、誤解なく。


    ○向上したキャラの動き
     死闘感を出すもう一つの要素、主人公の戦闘時の動きの向上です。
     ソウルシリーズでは重さの概念があり、重装備にし防御をあげて鈍重になるか、軽装にし動きを機敏にするかを選択していました。

     ですが今作に重さの概念はありません。
     なので戦闘中はバックステップ、サイドステップ、連撃の調整、武器の両手の持ちかえが軽快に行えます。
     これらにより戦闘のスピード感は増し、少しの判断ミスが命とりになることも、また回避が簡単なため逃れることも可能です。
     戦闘のスピード向上は更なる快適さと同時に死闘感を増させる要素となっており、楽しさをより高めています。


    ○自分が創造主「聖杯」ダンジョン作成システム
     ある程度進めると「聖杯」を手に入れる。
     これは所謂自作のダンジョンを作る事ができるアイテム。
     つまり好きなダンジョンを作り、好きな仕掛けを作り、好きな敵を配置し、気分はなんちゃってフロムソフトの開発者。
     これを自身は勿論、特定のフレンドにプレイさせたり、オープンで全世界でもプレイさせることが可能です。

     恐らく今後これを活用した大会や個人的な企画なども催せるだろうし、そこで磨いたプレイヤースキルを披露するのもまた良いと思います。

     ゲームを友達の家などではなく、オンラインで共有する時代に合致させる試み、これもゲームの産みの親である宮崎監督の思索が感じられます。


    ○世界観の完成度
     ゴシック調のダークファンタジー、未プレイの人はゲームのビジュアルアートを一見して下さい。
     よく「コンセプトアートは凄いが中身がぺらぺら」なゲームがあるが今作はそんなことはないと断言できます。
     ソウルシリーズにあったダークファンタジー、今回は中世のヨーロッパを彷彿とさせるが荒廃していて奇妙な世界はここに極まっている。
     建物やクリーチャーの造形、道ばたにあるおびただしい数の棺桶、疫病の世界に発狂してしまった人々、そして無言で狩りを続けるプレイヤー。
     プレイヤーをそこにいる人間ではなくなった獣を狩るハンター、これはゲームをプレイしてこそ得られる体験であり、動画や第三者のを見るのでは百聞は一見にしかず。

     動画を見て購入を検討をしている人は公式のプレイムービーかもしくは物語の触りだけにした方がいいでしょう。

     一番いいのはPVを見て琴線に触れたら後は他の情報は入れずに購入して欲しいです。
     折角の「狂気の世界へ踏み込む興奮」が削がれてしまうのは至極勿体無い、これにつきます。
    悪い点
    ○ロード時間(アップデート対処する方針との事)
     どのレビューや感想でも言われている事なので、どこのロードが長いかというと。
     拠点→フィールド、フィールドでの死→リスポーンまでのロードが長い。
     フィールド→拠点のロードは従来のソウルシリーズほどであるため苦ではないです。

     ですが前作にあったロード時間中にも楽しませるアイテムの解説などが無いため必然的に体感がやはり長く感じてしまうが致し方ないです。
     私はテレビのチャンネルを回したりスマホなどで時間を潰し、時間を忘れてやってしまう自分としては逆に重宝していたり・・・。


    ○若干不安定なオンライン
     複数回ゲストとして協力プレイをやっているとキャッシュが溜まるからか?アクションボタンと移動ができなくなる操作不能が起きました。
     ホストとの接続が切れた時に2回ほどなったことがあり、強制切断で起きるか?
     幸いゲーム終了操作はできるため再ロードをして解決できるのでご安心。

     やはりオンラインプレイ環境はネットワーク環境と密接でソウルシリーズに共通していて予測不能な不良が起きる傾向にあるようです。


    ○フィールドのリスポーン地点の更新
     リスポーン地点である「地上の目覚め」をできれば触った段階でそこにリスポーンを更新する機能をつけてほしかったです。
     複数の拠点が密集している場合、新たに別のリスポーン地点のが良いと思った場合には、一度「狩人の夢」と呼ばれる拠点に帰り、再度その地点へ行かないといけないので、若干面倒ではあります。


    ○フロムソフト伝統と化した例のバグ
     使ってはダメです、またできるようになっているのもダメです、バグはバグです。
     伝統は伝統ですが悪しき伝統、もしかしたら救済なのかもしれないですが・・・。


     どちらにせよ今紹介した悪い点全てはアップデートによりなくなる事の方が多いでしょう。
    総評
     総評するとアクションRPGというジャンルにおいて新たな「歴史」を築いたデモンズソウル、よもやそこからまた化物を出すとは・・・。
     それにおいても「面白すぎる」とプレイ初日に感嘆の音が出てしまったほどの充足感を得たゲームが果たして今まで何本あったか。


     ○シリーズ経験者の方
     いつもの要素、いつものシステム、いつもの感じでしょ? それが違う。
     海外の早期レビューを見て「過大評価でしょ」 それがどうも違う。
     え?盾ないの?相棒の銃が弱い?弓チク勢の俺おわった! それがやっぱり違う。

     従来のシリーズで出来なくなったことがある分、出来ることが増えたのだ。
     いつものソウルシリーズであって別のモノ、ソウルシリーズの興奮が違う世界観でも味わえることの証明。
     是非とも余計な情報を仕入れずプレイして欲しいです。


     ○アクションRPGが苦手な方
     敵を一体づつ誘き出すことも出きます、ゲームの性である「敵の範囲外」に出て隙を見て攻撃、アイテムにより効率よく集団を除去、戦闘が苦手な人でも様々な戦法があります。
     それを開拓、考えるのもまた一興です。

     どうしてもクリアできない!と思ったら、狩人達や愉快な連中が共鳴してやって来てくれるでしょう。
     協力プレイで共闘するさまは格好良く、仲間との死闘は格別の楽しさがあります、是非とも苦手な方はマルチでプレイしてほしいです。
     この前ボスを倒した時には火炎放射グルグルパーティーを開催しました。


     ○没入感、感情移入、RPGの楽しみ、アクションの楽しさ、探索欲、世界観、全てにおいて「ブラッドボーン」というゲームを面白くしている。
     PS4を持っていたら騙されたと思って是非ともプレイして欲しい一作です。

     どうしても苦手な方はあえて手を出すことはないですが、気になったり、オススメされた機会などがあったら始めて欲しいとせつに願う、できれば初見で全てをプレイしてほしい。

     昔の王道RPGにも当てはまる「記憶を消してもう一度やりたい」そんなゲーム。
     このゲームを手に入れたら君も狩人、はよう一緒に返り血まみれになろうぜ。
    プレイ時間
    40〜60時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 5 4 5 5
  • 詰めの甘さが目立つ 85
    • 投稿者:ヒナタ(男性/30代)
    • 投稿日:2015/03/30
    良い点
    ■ビジュアル関連
    産業革命直後のロンドン、といった感じの機械と中世の伝統的な建造物が
    交じり合った町並みは、陰鬱な世界観にピッタリです。

    主人公たるプレイヤーキャラは、武器もそうですが服装もかなりケレン味
    があり、ハマる人はハマります。

    アートワークスが全体的に大変優れていて、ゲーム世界への没入感が並で
    はありません。ぜひ高画質・大画面環境でプレイして頂きたいです。
    -------------------------------------------------------------------
    ■サウンド関連
    強敵相手の戦闘曲なども良いですが、不安と緊張を煽るSEがシリーズ屈指
    の出来だと思います。
    暗がりの向こうから、何かを引きずる音と荒い息遣いが響いてくる・・・
    相手は獣かはたまた----そんな恐ろしくも胸躍る場面が演出されています。
    -------------------------------------------------------------------
    ■システム関連
    戦闘システムでは盾防御が原則的に消滅したので、盾受けからの一転攻勢、
    といった後の先を取る戦法は一切通じなくなりました。
    常に先手、いなすことより倒すことを意識しないとすぐに詰められます。

    ですが、新要素の銃器によるパリィ・内臓攻撃、変形攻撃、ステップでの
    高速戦闘は慣れれば爽快感抜群です。

    シリーズ経験者ほど慣れるのが難しいかもしれませんが、逆にいうとこれ
    までのシリーズをこなしたプレイヤーならば、縦横無尽に戦場を駆けるの
    もそう難しくはありません。
    悪い点
    ■難易度に対する公平性の欠如
    フロムの伝統の粋に達しつつありますが、相変わらずユーザーに高レベル
    のプレイヤースキルを要求しながら、敵側に公平性を欠いた挙動がいくつ
    もあります。

    具体例でいえば、壁や障害物をグラフィックと当たり判定がすり抜ける攻
    撃、弾数無限・ステータスがプレイヤーキャラと逸脱し過ぎている敵狩人
    たち等。

    前者は特に厄介で、高低差のあるマップで地面の起伏にめり込ませて不可
    視になるすくい上げ攻撃や、柱の向こう側から攻撃を当てられたりと理不
    尽な当たり判定に度々遭遇します。

    ゲームだから、といえばそれまでですが・・・

    敵狩人たちの強さは、単純に世界観をブチ壊しまくっています。
    そこらに転がっている狩人がこの強さなら、獣たちが蔓延る世界になるは
    ずがないので。
    -------------------------------------------------------------------
    ■ロード時間の長さ
    暗転からの画面切り替えに3〜40秒かかります。
    場所によっては、リスポーン地点のすぐ近くに強敵がいる場所も。
    復活後、即死亡した場合、画面が暗転している時間の方が長いです。
    総評
    ソウルシリーズの精神的後継作としては上出来だと思います。

    気を抜くとモブにさえあっさり殺される緊張感溢れるゲーム難易度、
    初見では絶望的な強さに思えるボス達と、それを倒した時のカタルシス、
    モーション豊かな武器の数々----等、ソウルシリーズの根本的な魅力を
    凝縮したような作品です。
    従来シリーズのファンなら、買って損することはないはずです。

    ただ悪い点で書いた通り、プレイヤーに努力を要求する割りに、
    それを根底からひっくり返す要素がいくつもあるのが惜しい所。

    死にゲーにも関わらず、遅いロードとリスボーン地点からボスまでの無駄
    に長い道のり、マッチングしようがしまいが(ブラボ側のサーバーが原因でも)
    強制的に「啓蒙」が減らされるオンラインプレイの仕様など、ユーザビリティ
    に優れていると言えない部分も多いです。

    またバグも複数あり、購入したアイテムをすっ飛ばす「保管庫消失バグ」、
    逆に経験値貯めに奔走したプレイヤーの努力を無に帰す「アイテム増殖バグ」、
    エリア解放条件の「鍵」アイテムが入手できなくなる「進行不能バグ」など、
    総じて細かい部分のゲーム作りは残念の一言。

    ですが、逆にいえばパッチによっては、どれも改善できるものなので、今
    後に期待が持てる作品でもあります。
    プレイ時間
    40〜60時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 5 1 4 4
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