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Lenovo,360度回転ヒンジ搭載で4モードに使い分けられる新型2-in-1「ThinkPad Yoga 12」を国内発売
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印刷2015/02/10 19:18

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Lenovo,360度回転ヒンジ搭載で4モードに使い分けられる新型2-in-1「ThinkPad Yoga 12」を国内発売

Lenovoの新型2-in-1ノートPC「ThinkPad Yoga 12」
画像集 No.002のサムネイル画像 / Lenovo,360度回転ヒンジ搭載で4モードに使い分けられる新型2-in-1「ThinkPad Yoga 12」を国内発売
 2015年2月10日,Lenovoの日本法人であるレノボ・ジャパン(以下,Lenovo)は,法人向けノートPCであるThinkPadシリーズ新製品を国内向けに発売すると発表した。基本的にはどれもビジネス用途向けであり,ゲーマーが積極的に選ぶような製品ではないのだが,その中の1台である新型2-in-1ノートPC「ThinkPad Yoga 12」は,なかなか興味深いギミックを備える製品だ。まずは,このThinkPad Yoga 12を簡単にレポートしたい。
 なお,ThinkPad Yoga 12の発売日は2月11日の予定で,最小構成時の直販価格は12万7000円(税別)とされているので,単純計算した税込価格は13万7160円となる。


360度回転するディスプレイで4つのモードを使い分け


ThinkPad Yoga 12のヒンジ部分。二重ヒンジによってディスプレイ部分が360度回転する仕組みだ
画像集 No.012のサムネイル画像 / Lenovo,360度回転ヒンジ搭載で4モードに使い分けられる新型2-in-1「ThinkPad Yoga 12」を国内発売
 ThinkPad Yoga 12は,Lenovoの2-in-1ノートPCであるYOGAシリーズの変形機構を取り入れた,ビジネス向けノートPCの新製品である。見た目はクラムシェル型ノートPCのような形をしているが,特殊なヒンジの採用によってディスプレイ部分を360度回転できるというのが特徴だ。
 この仕組みによって,4つのモードで使い分けられると同社ではアピールしている。通常のノートPC状態は「ラップトップ」モードと呼ばれており,ディスプレイ部分を300度くらいまで回転させた「Λ」(ラムダ)型の状態は「テント」モード,テントモードのままキーボードを下向きにしてディスプレイ部分が手前にくるようなフォトスタンド風の使い方が「スタンド」モード,そしてディスプレイ部分を360度回転させた状態が「タブレット」モードというわけだ。

ThinkPad Yoga 12の各モードを写真で紹介。「Λ」型になるまでディスプレイを開いた状態で,逆さまに立てると「テント」モード(左),キーボードを下向きにして置くと「スタンド」モード(中央)になる。ディスプレイを360度回転させた状態は「タブレット」モード(右)だ
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 タブレットモードは当然として,テントモードやスタンドモードは画面を手前に配置できるので,タッチパネルやマウスだけで操作できるアプリケーションを使うときに便利だったりする。ヒンジ部分はしっかりしているので,中途半端に開いたこれらのモードでも,作業中に閉じたり開いたりはしない。

 この変形機構だと,スタンドモードやタブレットモードの状態では,キーボードが下側にきてしまうので,誤動作が心配になる人もいるかもしれない。しかし,YOGAシリーズの2-in-1ノートPCは,ヒンジの開閉に応じてキートップとスティック型ポインティングデバイス「Track Point」が自動で沈み込むという凝ったギミックを採用しており,タブレット状態で使っても持ちやすいうえ,キーボードを誤操作する心配がない。ちなみにLenovoでは,このキーボードのことを「Lift'n Lockキーボード」(リフトンロックキーボード)と称している。

ノートPC形態のラップトップモードでは,左のようにキートップが浮き石のように露出しているが,ディスプレイを回転させるとキートップが自動で沈み込んで(右),不要なときに押してしまう心配がなくなるわけだ
画像集 No.006のサムネイル画像 / Lenovo,360度回転ヒンジ搭載で4モードに使い分けられる新型2-in-1「ThinkPad Yoga 12」を国内発売 画像集 No.007のサムネイル画像 / Lenovo,360度回転ヒンジ搭載で4モードに使い分けられる新型2-in-1「ThinkPad Yoga 12」を国内発売

 スペックも確認してみよう。まずCPUには,開発コードネーム「Broadwell-U」ことノートPC向け第5世代Coreプロセッサの「Core i5-5200U」または「Core i3-5005U」を採用。メインメモリ容量は4GBまたは8GB,内蔵ストレージは,記憶容量1TBのHDDか,500GBのSSHD,または最大256GBのSSDから選択となっている。
 液晶ディスプレイは12.5インチサイズで,画面解像度は1366×768ドット,または1920×1080ドット。ディスプレイは10点マルチタッチにも対応するほか,付属のデジタイザー・ペンによるペン入力も可能だ。
 本体サイズは316.6(W)×221(D)×19.4(H)mmで,重量は約1.6kg。バッテリー駆動時間は最大約12.5時間とされている。

左側面(左)には,USB 3.0(Type-A)や3.5mmミニピンのヘッドセット端子に加えて,ThinkPadシリーズ専用のACアダプターやドッキングステーションを接続するための「OneLink」ポート(左写真左側)を備える。右側面には電源ボタンと音量調節ボタン,Windowsのロックボタンが並ぶほか,メモリーカード用スロットやUSB 3.0(Type-A),HDMI(Type-C)出力が配置されている。右側面の手前側に見える赤いボタンのような部分は,本体に収納した状態のデジタイザー・ペンだ
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●ThinkPad Yoga 12の主なスペック
  • 液晶パネル:12.5インチ(IPS),ノングレア(非光沢),10点マルチタッチ対応
  • 液晶パネル解像度:1366×768ドット,1920×1080ドット
  • CPU:Core i5-5200U(定格2.2GHz,最大2.7GHz,2C4T,共有L3キャッシュ容量3MB,TDP 15W),Core i3-5005U(定格2GHz,2C4T,共有L3キャッシュ容量3MB,TDP 15W)
  • メインメモリ:PC3-12800 DDR3L SDRAM 4GB×1,8GB×1
  • チップセット:CPU内蔵
  • ストレージ:1TB HDD,500GB SSHD,256GB SSD
  • 有線LAN:なし
  • 無線LAN:IEEE 802.11ac(Intel Dual Band Wireless-AC 7265)
  • Bluetooth:4.0
  • インカメラ:720p
  • 外部インタフェース:HDMI(Type C,1.4a),3.5mmミニピン端子(※ヘッドフォンおよびマイク両対応),USB 3.0×2,OneLinkポート
  • キーボード:日本語配列,89キー
  • OS:64bit版Windows 8.1 Pro/Windows 8.1/Windows 8 Pro/Windows 7 Professional,32bit版Windows 7 Professional
  • サイズ:316.6(W)×221(D)×19.4(H)mm
  • 重量:1.60kg
  • バッテリー駆動時間:最大12.5時間
  • 価格:約12万7000円前後(税別,1366×768ドット/Core i3-5005U/メモリ 4GB/500GB SSHDモデル)


Core M搭載の分離合体型2-in-1

ThinkPad Helix


 同日にLenovoは,タブレット型の本体と合体可能なキーボードをセットにした2-in-1ノートPC「ThinkPad Helix」の2014年モデルも発表している。開発コードネーム「Broadwell-Y」ことCore Mプロセッサの「Core M-5Y71」または「Core M-5Y10c」をCPUとして採用することと,タブレット状態で約16時間,バッテリー内蔵の付属キーボードを取り付けた状態で約19時間という長時間のバッテリー駆動が特徴だ。液晶パネルは11.6インチサイズで,解像度1920×1080ドット。10点マルチタッチとデジタイザによるペン入力に対応する。
 発売日は2月11日で,最小構成の直販価格は14万円(税別)。単純計算すると税込価格は15万1200円となる。

もう1つの2-in-1ノートPCであるThinkPad Helix。左はキーボードと合体した状態で,右は分離したイメージ写真
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ThinkPad Yoga 12 製品情報ページ

ThinkPad Helix 製品情報ページ


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