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3月20日にクラウドファンディング開始。ゲームの内容もおぼろげながら見えてきた「KAKEXUN」特別講演をレポート
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印刷2014/03/10 11:11

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3月20日にクラウドファンディング開始。ゲームの内容もおぼろげながら見えてきた「KAKEXUN」特別講演をレポート

江口勝敏氏
 「BitSummit 2014 -京都インディーゲームフェスティバル-」の最終日となる2014年3月9日,フロムイエロートゥオレンジの代表取締役CEO 江口勝敏氏による「KAKEXUN」(カケズン)特別講演が行われた。

 「こちら」の記事でもお伝えしているとおり,「KAKEXUN」とは,2013年2月20日に亡くなったゲームクリエイターの飯野賢治氏が最後に書き遺したゲームの企画書を実現化するプロジェクトで,またそのゲームタイトルでもある。

「KAKEXUN」特設サイト

KAKEXUNプロジェクトページ(MotionGallery)


 本プロジェクトの発起人である江口氏とは,いったいどんな人物なのか? 本講演は江口氏が自らのプロフィールと,飯野氏とのつながりについて語るところから始まった。

 飯野氏とは18年間の付き合いがあり,最後の13年間は一緒に会社を運営していたという江口氏はかつて,パンクロックバンド「S-KEN」のベーシストとして活動しており,その後はマネージメントをする立場になったという。宝島社でインディーレーベル「キャプテンレコード」を立ち上げた江口氏は,そこで20ほどのインディーズグループをプロデュースし,そのうちの10ぐらいをメジャーデビューに導いた。また,それとは別のインディーレーベルを立ち上げ,ロックバンド「たま」のプロデュースも行っている。


 ゲームも好きだった江口氏はその後イギリスに渡り,ビットマップ・ブラザーズの「GODS」(メガドライブ),「ゼノン2」(ゲームボーイ)といったタイトルを移植して日本で発売している。残念ながらこれらはあまり成功したとは言えなかったものの,そのことがきっかけとなってゲーム業界とのつながりを持ち,飯野氏との出会いに結びついた。

 飯野氏との出会いは1995年に遡り,当時,音楽会社の社長だった江口氏は「エネミー・ゼロ」「リアルサウンド 〜風のリグレット〜」のサウンドプロデュースに関わる。そして2000年に,飯野氏と共にワープから社名変更したスーパーワープを立ち上げ,インターネットのコンテンツサービスの提供を目指し,2001年にスーパーワープはフロムイエロートゥオレンジに再度社名変更を行っている。


 KAKEXUNプロジェクトは,飯野氏が亡くなる1か月ほど前,2012年1月に「自分にはやり残したことがある」と言われて江口氏に手渡された10数ページの企画書を基にしている。その企画書に目を通すと,それは2011年11月に書かれたものだったという。江口氏はそこから企画に賛同してくれる仲間を探し始め,今回の発表に至ったのだ。

 江口氏はここで,これから一緒に本プロジェクトにトライする仲間を呼びたいとし,チーフディレクターの飯田和敏氏,制作プロデューサーの佐藤直哉氏,そして男3人ではむさ苦しいということで,広報を担当する紅一点の下平さんを壇上に招いた。そして,飯野氏のこれまでの仕事を簡単に振り返りつつ,その飛び抜けた才能や,型破りなエピソードについて,それぞれの体験を交えて語り合った。

左から,下平さん,佐藤直哉氏,飯田和敏氏,江口勝敏氏

 続いてKAKEXUNのゲーム内容について,飯田氏は「飯野さんの全キャリアを網羅するような,新しい代表作を作っていきたい」と説明。30秒ほどのプロモーションムービーが上映された。


 江口氏によると,KAKEXUNのキーワードは3つあり,1つは四則演算を用いたゲームであること,2つめはマルチプラットフォームでリアルタイムでプレイできるエンジンを用いてそれを実現すること,そして3つめは“脳のオリンピック”という概念だという。“脳のオリンピック”とは,脳を使って楽しく競い合って遊べるというような意味あいだ。

 江口氏がキービジュアルを示しながら解説するところによると,舞台となるのは250万年前の金星で,プレイヤーは地面の下のマグマとして目覚めるという。そして,そのマグマが“自分は何者なのか”を考え始める。すると,世界はその答えを数字として示し,それが四則演算となっている。ただし江口氏によると,決して難しい計算ではないようだ。話をマグマに戻すと,答えを与えられたマグマは隆起を始め,上へ上へと高みを目指していく。ここまでが第1段階で,この状態のマグマは「力」と呼ばれる存在である。

「力」のステージ
KAKEXUN

 エネルギーが地表から高く吹き上がると,マグマはゴーレムのような人型を取るようになる。これが第2段階の「存在」と呼ばれるステージだ。飯田氏の補足によると,KAKEXUNは全6部構成となっており,このあと,さらに4つのステージがあるとのこと。また,その物語の表現方法も,CGを使ったランドスケープの自動生成やクリーチャーの要素などがあり,あっと驚くような豪華なクリエイターが参加してくれる予定なのだとか。

「存在」のステージ
KAKEXUN

 ゴーレムの形になった“存在”は自分で作った山を自分で登っていく。仲間のプレイヤーも同様に,お互いにコミュニケーションを取り合い,「何のために生きているのか,何のために山を登っているのか」を常に問いかけながら,とにかく山を登っていくのである。飯田氏がぽろりとこぼしたつぶやきによると,どうやらそこに“MMO的な要素”もあるようだ。相変わらず細部は謎めいているが,ゲームの形がおぼろげながら見えてきたのではないだろうか。

 KAKEXUNプロジェクトは,3月20日から60日間,MotionGalleryにてクラウドファンディングが実施され,その目標金額は1500万円という,日本のクラウドファンディング史上トップクラスの高額が設定されている。出資額は500円から100万円まで段階的に設定され,それに応じたざまざまなレアな特典も用意されるとのことだ。


 無事,目標金額に到達すれば,いよいよ本格的にゲーム制作が開始されるわけだが,もし目標金額に達しなかった場合は,この企画は全面的に取り下げられるという。それについて,飯田氏が「本当にそれでいいんですか?」と質問を発すると,江口氏は,飯野氏から「中途半端なことはするな」というメッセージを受けたと返答。それを聞いた飯田氏は「無謀なチャレンジ」としつつも,「無謀なことこそ楽しい」というのが飯野氏のマインドだったと述べ,この難関を「皆さんと一緒に乗り越えていきたい」と本プロジェクトへの応援を呼びかけた。

 飯野氏が頭の中に描いた世界の姿がどんなものだったのか,それを確かめるためにはクラウドファンディングの成立がまず第一の関門である。このプロジェクトを支援したいと思った人はKAKEXUNプロジェクトページをチェックしつつ,出資を検討してみてはいかがだろうか。

「KAKEXUN」特設サイト

KAKEXUNプロジェクトページ(MotionGallery)

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