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印刷2014/01/10 15:45

インタビュー

[CES 2014]「G-SYNCは明日のゲームに備える技術」「27インチモデルで650〜800ドル」。NVIDIA担当者にG-SYNCのアレコレを聞いてきた

NVIDIAブースのG-SYNC体験コーナー。多数の対応製品試作機が並んでいる
G-SYNC
 2013年10月にNVIDIAが発表した,新しいディスプレイ同期技術「G-SYNC」。ASUSTeK Computer(以下,ASUS)やBenQといったディスプレイメーカーからは2014年第2四半期にも搭載ディスプレイが発売予定と明らかになり,さらに,2014 International CES(以下,CES 2014)のNVIDIAブースでは実際に試作機が展示されるなど,いよいよ製品の登場が近づいてきたと実感できる。

Henry Lin氏(Senior Marketing Manager,NVIDIA)
 そんなG-SYNCについて,NVIDIAがCES 2014の期間中に報道関係者向けのグループインタビューセッションを開催し,4Gamerはそこに参加できたので,筆者が質問した内容も含め,そこで得られた情報をまとめてみたいと思う。
 なお,質問に回答してくれたのは,GeForce担当のシニアマーケティングマネージャーであるHenry Lin氏と,プロダクトマネージメントディレクターのVijay Sharma(ヴィジェイ・シャーマ)氏だ。
 なお,G-SYNCに関する技術的な詳細については,2013年10月掲載の解説記事も合わせて参照してもらえればと思う。

NVIDIA,Vsync有効でも無効でもない第3のディスプレイ同期技術「G-SYNC」発表。その正体と狙いを明らかにする



「テアリングをなくしてGPUの性能をより引き出す」のが目的となるG-SYNC


――まず確認したいのは,G-SYNCがターゲットとしているGPUはどのあたりにあるのかということです。
 G-SYNCは,GPUの処理性能が不足していてゲームのフレームレートが低い場合でも,映像を滑らかに表示できることが利点ですよね。そうなると,ミドル〜ローエンドGPUでは効果的であっても,高いフレームレートで表示できるハイエンドGPUでは,あまり意味がないように思えるのです。

Henry Lin氏(以下,Lin氏):
ASUSのG-SYNC対応27インチ液晶ディスプレイ「ROG SWIFT PG278Q」で,「Batman: Arkham Origins」を動作させるデモ。GPUはGeForce GTX 760なので,フレームレートは40fps程度に止まるが,動きは滑らかだった
G-SYNC
 その質問にお答えするには,G-SYNCで狙っていることを説明するのがいいでしょう。G-SYNCは2つのことを狙っています。1つめは「将来のゲームに対応するため」ですね。

 たとえば今日(こんにち)の場合,「GeForce GTX 760」は3Dゲームをプレイするのに十分な性能を持っています。しかし,ゲームのグラフィックス技術は毎年進化しているので,今後はさらに大きなパワーを必要とするゲームが登場してくるでしょう。
 またディスプレイの側も,現在主流の1920×1080ドットから,2560×1440ドットや4K(≒3840×2160ドット)といった具合で,より高い解像度へと移行していくことになるかもしれない。
 つまり,いま十分な性能を持つGPUでも,「明日のゲーム」では不十分になることがある。そのとき仮に,手元にあるGPUの性能が不十分となっても,G-SYNC対応ディスプレイなら映像を滑らかに表示できるので,役立つことになるでしょう。

 2つめは,「テアリングをなくせる」ことです。たとえ高いフレームレートで表示可能なハイエンドGPUであっても,V-SYNCを無効化した状態ではテアリング(tearing,日本では語義からすると誤読である「ティアリング」読みが一般的)が起きてしまいますよね。G-SYNCによってテアリングをなくせるならば,ハイエンドGPUの表示能力を生かしやすくなるといえます。
 だから,ハイエンドGPUがあればG-SYNCは不要,ということにはならないのです。

GPUに「GeForce GTX 765M」を搭載するMSI製のノートPC「GS70」。ゲーマー向けノートPCがG-SYNCに対応すれば,人気を呼びそうに思える
G-SYNC
――それは納得できる答えです。次の質問ですが,ノートPCにG-SYNCモジュールを組み込むプランはありますか。

Lin氏:
 この場で発表できることは何もありませんよ(笑)。ですが,我々はG-SYNCの技術と特許を有していますので,技術的な可能性を否定するものではありません。

――ノートPC用GPUは,デスクトップ用に比べると非力ですので,G-SYNCは非常に効果的なのではないかと思います。

Lin氏:
 同感ですね。

――NVIDIAからディスプレイメーカーに提供されるG-SYNCモジュールに対し,ディスプレイメーカーがカスタマイズして独自の仕様を付け加えたりできるのでしょうか。たとえば,メーカー独自の映像補正技術を組み込んだりといったことはできますか。

Lin氏:
 なんでもできるわけではありませんが,メーカー側でのカスタマイズは行えます。たとえば,OSD(オンスクリーンディスプレイ)をメーカー独自のものにカスタマイズするとか……。

Vijay Sharma氏(以下,Sharma氏):
 色や輝度の調整メニューをカスタマイズしたり,メーカー独自のロゴを表示したりといったことは可能ですよ。

Lin氏:
3D Vision 2にも対応するというXL2720G
G-SYNC
 あるいは,(27インチサイズの「XL2720G」を指しながら)ここにあるBenQのG-SYNC対応ディスプレイは「3D Vision 2」にも対応していますので,そういう意味ではいろいろなカスタマイズが可能ですね。

――つまり(1台のディスプレイで)G-SYNCと3D Vision 2の両方に対応することは(切り替えて使うなら)可能なのですね。

Lin氏:
 そのとおりです。

――G-SYNCは今のところ,PCとディスプレイの接続インタフェースとしてサポートする規格が,DisplayPort 1.2だけですね。なぜDual-Link DVIやHDMI 1.4には対応しないのでしょうか。HDMI 2.0はいかがですか。

Lin氏:
 理由の1つは解像度にあります。今のところ4K解像度をケーブル1本で伝送できるのはDisplayPort 1.2だけなので,こちらを使っています。Dual-Link DVIでは解像度が足りませんし,現時点ではHDMIもサポートしていません。

NVIDIAブースの入口で披露されていた,4Kディスプレイ3台と「GeForce GTX TITAN」の4-Way SLI構成による「4K Surround」のデモ。残念ながら,現状ではこうしたマルチディスプレイ環境すべてをG-SYNCに対応させることはできないとのこと
G-SYNC
――複数のG-SYNC対応ディスプレイをPCに接続してNVIDIA Surround環境を構成した場合,すべてのディスプレイでG-SYNCは有効になるのでしょうか。

Lin氏:
 現時点では,1台のディスプレイでしかG-SYNCは使えません。技術的には対応出来ますので,ドライバソフト次第では可能になるかもしれませんね。

――27インチサイズのG-SYNC対応ディスプレイは,いくらくらいで販売されるのでしょう。

Lin氏:
 ASUSの製品は799ドル前後,Philips(Royal Philips Electronics)の「272G5DYEB」は,製品では649ドル前後と聞いています。

――27インチサイズとはいえ,さすがにちょっと高いですね。

Lin氏:
 まだ新しい技術なので,最初はどうしても,ね。競争が進み量産効果が出てくれば,低価格化も可能ですよ。
 逆に私から質問してもいいですか。日本ではG-SYNCは関心をもたれているのでしょうか。

2013年11月に秋葉原で開催されたイベントで,G-SYNCが日本初公開されたときの様子。非常に多くの人が,熱心に説明を聞き入っていた
G-SYNC
――2013年11月に,秋葉原で開かれたイベントで,G-SYNCのデモが日本初公開されました(関連記事)が,非常に多くの人がデモを見るために集まりました。デモを解説するセッションには,狭いスペースに毎回50人くらいいたそうですよ。ゲーマーからの関心は,非常に高いといっていいのではないでしょうか。

Lin氏:
 それはすごい!

――私もASUSのG-SYNC対応4Kディスプレイは欲しいです。

Sharma氏:
 皆そう言うね。でも,悪いけどこれはあげられないよ。僕が持って帰ってしまうからね!(笑)

G-SYNCの情報ページ

NVIDIAの2014 International CES情報ページ(英語)

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