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AVerMediaのビデオキャプチャデバイス「GC550」再テストレポート。プレビュー表示には4〜5フレーム相当の遅延があった
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印刷2016/02/20 00:00

テストレポート

AVerMediaのビデオキャプチャデバイス「GC550」再テストレポート。プレビュー表示には4〜5フレーム相当の遅延があった

GC550
メーカー:AVerMedia Technologies
問い合わせ先:アバーメディアサポートセンター AVT.Japan@avermedia.com
実勢価格:2万3500〜2万5000円程度(2016年1月30日現在)
AVerMedia
 2016年1月30日に掲載した,AVerMedia Technologies製ゲーマー向けビデオキャプチャデバイスGC550レビュー記事で,筆者は,「外部へのパススルーを行わず,RECentral 2上でプレビューを表示させているときも,体感できるレベルの遅延は確認されなかった」と書いた。

 しかしその後,読者から,「プレビュー表示側には遅延がある」という指摘を受け,あらためて検証し直したところ,確かに無視できないほどの遅延があることを確認した。これは筆者の確認不足によるもので,誠に申し訳ない。

 そこで本稿では,プレビュー表示時の遅延がどの程度あるのかを検証した再テストレポートをお届けする。レビュー記事の存在を前提に進めていくので,プレビュー表示の遅延に関すること以外は,そちらを参照してもらえれば幸いだ。

1月30日に掲載したGC550レビュー記事


 再検証に進む前に,間違いが起きた原因についても簡単に説明しておきたい。
 筆者がテストした環境では,GC550からのHDMIパススルー出力先として,私物のソニー製液晶テレビ「KDL-22CX400」を接続していた。一方,RECentral 2を表示するのに使ったPC側は,LG Electronics製の液晶ディスプレイ「22EA63」を接続してある。

 このうち,KDL-22CX400には,テレビ内部の映像処理をバイパスして遅延を短縮する「ゲームモード」のような機能がない。そのため,内部での遅延は相応にあると思われる。一方,22EA63のほうはシンプルなPC用ディスプレイであるため,遅延はほとんどないはずだ。
 原因はここにあり,遅延の少ない22EA63側で,遅延のあるRECentral 2のプレビューを見るのと,テレビ内部で遅延のあるKDL-22CX400の画面を見比べた結果として,遅延に違いがないように感じてしまったというわけである。
 その点を誤解して,筆者はレビュー記事において,「体感できるレベルの遅延は確認されなかった」と書いた次第だ。


同一の液晶ディスプレイ2台でRECentral 2のプレビュー表示における遅延を検証


Lev-C011-LCi7-TM
メーカー:iiyama PC(ユニットコム)
問い合わせ先:パソコン工房 各種お問い合わせ窓口
BTO標準構成価格:15万4419円(税込)
AVerMedia
 それでは,RECentral 2でのプレビュー表示にどれくらいの遅延があるのか,GC550を使用して検証してみよう。
 検証に使うGC550は,前回のレビューで使ったのと同じ個体で,テスト用PCもLEVEL∞の「Lev-C011-LCi7-TM」カスタムモデルで変えていない。ゲームを想定した映像ソースとしては,PlayStation 4(以下,PS4)を用意している。
 液晶ディスプレイは,Dellの23インチ液晶ディスプレイ「Alienware OptX AW2310」を2台用意。1台はGC550のHDMIパススルー出力と接続,もう1台はテスト用PCの映像出力と接続して,RECentral 2の画面を表示するという環境で検証を行った。

AVerMedia
GC550は前回のテストと同じ個体を使用している
AVerMedia
Alienware OptX AW2310を2台並べて検証を行った

 RECentral 2の設定は,「録画品質」を「カスタム」にしたうえで,以下のとおり,最も高負荷の設定を採用している。これもすべて前回の検証時と同じ条件だ。

  • 解像度:1920×1080ドット
  • 映像ビットレート:60Mbps
  • フレームレート:60fps
  • 音声ビットレート:256kbps
  • コーデック:NVIDIA

AVerMedia
 2台のディスプレイを撮影する録画機材には,三脚に固定した「iPhone 6s Plus」を用いる。iPhone 6s Plusは,内蔵アウトカメラを使った高速度撮影機能が優秀で,240fpsでの録画が可能だ。使い慣れていることもあり,高速度撮影用に特別なカメラを用意する必要はないと判断した次第である。

 この環境で,PS4のホーム画面を操作する様子を撮影した模様が下のビデオだ。左側に置いたディスプレイがRECentral 2のプレビュー表示,右側はHDMIパススルーで出力したものをそれぞれ映している。左の表示が右よりも遅ければ,遅延の存在が分かるというわけである。
 映像の冒頭は,60fpsで録画しているが,ここだと遅延の有無は分かりにくい。だが,映像の4秒め以降にある240fpsの高速度撮影状態だと,顕著な違いがあると見てとれよう。とくに,上下方向にボタンやメニューが動くタイミングでは,露骨に遅れているのが分かるはずだ。


GT70 2QD Dominator
AVerMedia
 では,具体的にどれくらいの遅延が発生しているのだろうか。
 2つめの検証として,次はPS4の代わりにMSI製のゲーマー向けノートPC「GT70 2QD Dominator」(以下,GT70)を用意し,「LCD Delay Checker」 (Version 1.4)を動かして遅延の数値を検証してみた。
 まず,ノートPC本体の液晶パネルと,HDMIパススルー出力に接続した右側の液晶ディスプレイには,まったくといっていいほど違いがなく,HDMIパススルー出力には遅延がないと分かる。それに対して,RECentral 2のプレビュー表示は,おおむね4〜5フレーム(≒約6683ms)程度の遅延があった。

遅延検証中の様子。中央のPCでLCD Delay Checkerを動作させ,左側はRECentral 2のプレビュー表示,右側はHDMIパススルー出力を表示している。円の中央に並ぶ数字の一番上が表示フレーム数で,これを見比べると,プレビュー表示だけが4フレームほど遅れているのが分かるはずだ
AVerMedia

 検証の様子を撮影したビデオを掲載しておこう。先に掲載したビデオと同じく,冒頭は60fpsだが,途中から240fpsの高速度撮影になる。



表示遅延を気にする人は,ゲーム画面表示とプレビュー用でディスプレイを分けよう


 以上,RECentral 2のプレビュー表示には,明らかな遅延がある。垂直リフレッシュレート60Hzの液晶ディスプレイで4〜5フレームの遅延というのは,遅延にシビアなゲームをプレイするには問題になるだろう。とくに,垂直リフレッシュレートが120〜144Hzのゲーマー向け液晶ディスプレイを常用しているような人から見れば,60Hzで4〜5フレームの遅延は我慢できないレベルかもしれない。ゲームジャンルによっては,耐えられる程度の遅延とも思えるのだが,遅延の許容度合いには個人差もあるので,やってみないことには分からないのが難しいところだ。

 いずれにせよ,表示する液晶ディスプレイやテレビが1台しかない環境で,GC550の導入を考えているのであれば,プレビュー表示には遅延があることに注意してほしい。遅延を気にする人は,ゲーム画面を表示するディスプレイと,RECentral 2を表示するディスプレイは分けたほうが無難だ。

 プレビュー表示に遅延があるとはいえ,GC550自体の魅力は損なわれていないと筆者は考えている。ミドルクラス以上のゲームPCが必要というハードルの高さはあるものの,手軽に1080p/60Hzのゲーム映像をキャプチャできるデバイスとして,依然として検討する価値のある製品といえるだろう。

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AVerMediaのGC550製品情報ページ


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