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オンラインで“濃い”TCGが楽しめる「ラストクロニクル」をレビュー。戦略性を生み出す独自要素,トレード,賞品付き対戦など,充実のシステムでがっつり遊べる一作だ
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印刷2014/05/24 00:00

レビュー

オンラインでがっつり楽しめる濃厚TCG

ラストクロニクルオンライン

Text by 御月亜希


 2013年9月14日にリアルカードで発売され,9月18日にニコニコアプリでサービスが開始されたトレーディングカードゲーム「ラストクロニクル」(ニコニコアプリ版のタイトルは「ラストクロニクルオンライン」)。リアルカード,オンラインどちらでも“まったく同じルール,カードで遊ぶことが可能”ということをウリに,ホビージャパンが展開しているタイトルだ。
 ホビージャパンは,過去に「マジック:ザ・ギャザリング」(以下,M:tG)の情報誌である「ゲームぎゃざ」を展開していたり,現在もTCG専門誌「カードゲーマー」を発行していたりと,古くからTCGに携わってきた会社であり,そんな同社が手掛けるオリジナルTCGということで,実際にラストクロニクルを手に取ってみたという人もいるだろう。

ラストクロニクルオンライン

 かくいう筆者も,その1人だ。学生時代はM:tGにドハマりしたクチだが,社会人になりTCGもご無沙汰。「久しぶりにTCGを遊びたい!」と本作のオンライン版に手を出したところ,これがかなり面白かったので,紹介してみたい。
 「去年の9月にサービスされたタイトルを今さら?」と思うなかれ。実のところ,今こそ紹介したいタイミングだったりする。というのも,サービス当初はオンラインゲームとしてかなり遊びにくい作りだったのだが,アップデートにより環境が整い,しっかりオススメできる作品になってきたのである。
 そんなわけで,ラストクロニクルの魅力を探るレビューをお届けしよう。

ラストクロニクルオンライン


「時代の発展」が勝敗を分ける


 本作がどのようなTCGかを端的に述べるなら,ズバリ「M:tGライクな基本ルールをベースに,独自要素を加えたタイトル」である。この“加えた”という部分が重要で,独自要素によって本作ならではの戦略が生まれているのが面白い。また,後発のTCGとして分かりやすさを重視しただとか,手軽にプレイだとか,そういった要素を押し出すことはせず,かなり“濃い”TCGとなっているのが特徴だ。

 基本的なルールを説明すると,まず本作では,M:tGの土地に相当する「ソウルストーン」を場に出し,これをワイプ(タップ)することによって生み出せる「ソウル」を使って,手札のカードのコストを支払いプレイする。といっても,ソウルストーンというカードは存在せず,これは手札から好きなカードを出すと,それが「カードの勢力に合わせた色のソウルを生み出せるソウルストーン」になるという仕組みである。M:tG風に言えば,「緑のクリーチャーを森として場に出す」という感じだろうか。

画面の下側,横になったカードがある場所がソウルストーンを置く「ソウルヤード」。画面では,筆者は白のソウルを3,青のソウルを1生み出せるだけのソウルストーンを配置している
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 ソウルを使ってプレイできるカードには,攻撃や防御を担当する「ユニット」や,場に残ってさまざまな効果を生み出す「ヒストリー」,効果は一瞬だが,敵のターンでも使用できる「スペル」といったものがある。これらを使って,先に相手のライフを0にする,あるいはデッキからカードを引けない状態にしたプレイヤーが勝利となる。
 戦闘の主体はユニットの殴り合いだが,敵のユニットに直接攻撃するのではなく,自分のユニットで攻撃を宣言すると,ユニットで防御するか,あるいは防御せずにプレイヤーのライフで受けるかを相手が選択できるという戦闘システムも,M:tG同様だ。

クリーチャーならぬユニット。本作では,攻撃力と防御力を示す数値は「パワー」という1つの数値に統合されている。パワー以上のダメージを受けると,そのユニットは破壊されてしまう。攻撃が敵のユニットにブロックされず,敵プレイヤーに直接通った場合は,パワーの数値の右側にある「ATK」を参照する
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戦場に配置され,さまざまな効果をもたらすヒストリー。場に出した瞬間だけ効果があるものや,ワイプやソウルを支払うことで効果を生み出すものなどがある。M:tGのエンチャントやソーサリーに該当するものだと考えるといい
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スペルは,コストさえ支払えば,カードをプレイしたときやユニットの攻撃時/防御時など,敵のターンであっても割り込んで使えるのが特徴。本作には,M:tG同様「スタック」の概念があるので,相手に割り込まれたスペルに対して,さらに自分のスペルを割り込ませたりもできる
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 この部分だけを見ると,「結局土地がないだけのM:tGではないのか?」という話になってしまうが,ここに本作ならではの戦略性を持ち込んでいるのが「時代」の要素だ。
 本作では,各プレイヤーのターンの開始時(正確にはドローフェイズの後)に,「クロノチェック」が行われる。これは,デッキの一番上のカードを場の「CAヤード」に配置し,カードごとに定められた1〜3の「CA」(クロノアチーブメント)を追加できるというものだ。このCAが7以上溜まると,任意で“時代を発展”させることが可能となる。

カードの右上にある3つの丸が,そのカードの持つCA。強力なカードは,その性能の代償にCAが1しかなく,時代発展の妨げになってしまう場合もあるので,デッキ全体でどうCAを溜めていくかを考えるのが重要だ
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 時代はIからIVまであるのだが,ポイントとなるのは,後半の時代でしか使えないカードがあるということだ。まず,ユニットには定められた時代より前に場に出したとしても,攻撃や防御には参加できないというルールがある。ソウルが余っているから先に出す,あるいはユニットの持つ能力を活用するために出しておくといったことは可能だが,戦闘では出番がなくなってしまうことになるのだ。
 一方で,同じカードでも,時代の発展でパワーや効果が強化されたり,逆に,序盤の時代では強いが,後半になると弱体化しまったりと,時代によって性能が大きく変わってくる。これはユニットに限らず,ヒストリーやスペルでも同様だ。

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時代IIIの強力なユニット「アーサー」。時代I,IIでは役に立たないが,IIIからは高いパワーを生かせる。時代IVでさらにパワーが上がるだけでなく,オーラ(いわゆる“飛行”),勇猛(攻撃に参加してもワイプしない)といった特殊能力が付与される
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時代Iに1ソウルで出せるユニット「バルカヌス」。時代III以降は大きく弱体化するが,序盤のパワーは破格の2500もある。1ターン目から出せるユニットとしては最強の1枚。さらに,後述する「クロノバースト」で,突然場に出てくる能力も非常に強力なため,速攻デッキで人気の高いカードだ

 基本的には,時代が発展するほどカードは強力になるので,ここでデッキ構築の手腕が問われることになる。たとえば,時代IIIやIVのカードで敵を倒しに行くデッキであれば,序盤をどう耐えるか,あるいはCAをいかに早く溜めるかに注力しなければならない。一方で,時代IやIIでアドバンテージを取って押し勝つデッキであれば,速攻で敵を倒しに行くことに重点をおくべきだろう。
 自分のデッキの時代にあったカード選びやプレイングを行えるか,敵の使うカードを見て時代ごとの強さを読み取り,対処できるかなどは,本作の対戦のキモになる部分と言える。

右上にある「CB」という表記は,そのカードが「クロノバースト」を使えるという印。クロノバーストは,CAヤードにそのカードが置かれたときに,そのカードが持つ効果を発生させられるというものだ。クロノチェックは,デッキの一番上のカードが置かれるので,何を引けるかは運が絡むが,強力な効果のクロノバーストも多く,いかにデッキに組み込んでゲームを有利に運ぶかというのも,デッキ構築の腕の見せどころ
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歴史上の人物や神話のキャラクターが登場する世界

5つの勢力のカードで勝利を掴め


 本作では,プレイヤーは神の使徒という扱いでゲームに参加する。ラストクロニクルの世界には,過去から未来にいたるまで,すべての歴史が記されているという書物「クロノグリフ」が存在し,これには,たった数ページ,されど人類史から見れば永遠とも思える時間に相当する,空白のページが存在するという。プレイヤーの使命は,この空白のページを埋めることだ。
 空白のページに存在が許されているのは,「グランドール」「ガイラント」「ゼフィロン」「バストリア」「イースラ」の5勢力で,その名をページに刻むには,勢力争いに勝利するしかない。プレイヤーは,この争いに介入し,勢力の運命を決めるというわけである。

 まぁ,身も蓋もない言い方をすれば,5つの勢力に分かれたカードをうまく使ってデッキを組みましょうというだけの話なのだが,勢力によって特色は大きく異なってくる。

■白輝の聖王国 グランドール
 「白」の勢力として扱われているのがグランドール。騎士団や神に仕える僧,エルフ,天使などが所属する,王道ファンタジーな雰囲気の勢力だ。コストとパワーのバランスが良いユニットが多いほか,回復を得意とするカードや,時代発展を加速させるカードがあるのも特徴。

「ジャンヌダルク」や「ランスロット」など,騎士系のカードを有する
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グランドールは「アリオン」カテゴリのカードも非常に強力。カテゴリとは,種族やジャンルを示すもので,それぞれのカードに「騎士」「エルフ」といった感じで書かれている。アリオンは,場にほかのアリオンがいると強化されるのが特徴のカテゴリだ
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■暁の大地 ガイラント
 ガイラントは「橙」の勢力で,遺跡や山岳,あるいは自然などをモチーフとする。人間だけでなく,動物やリザードマンなども存在し,全体的にユニットのパワーが高く,かつ序盤の時代に強い傾向にある。ソウルストーンの配置を加速させるカードも多く,序盤に強力なユニットが場に出て暴れ回ることも。

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ガイラントのユニットは,序盤からとにかくパワーが高い。初心者でも分かりやすい勢力と言えるかもしれない
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時代IIでパワー3500という,とんでもないユニット「斉天大聖」。しかも,必死に倒しても場に戻ってくる能力まで持っている

デッキの一番上にあるカードをソウルストーンとして配置する効果や,倒されたときにソウルストーンになる「魂石化」の能力などを持つカードが多い。これで使えるソウルを増やし,序盤に多くのユニットを展開したり,コストの高いユニットを出したりできるのがガイラントの強み
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■紫雲の天園 ゼフィロン
 「紫」の勢力ゼフィロンは,風や嵐,雷を武器とする魔法兵団が主力だ。ほかにも,飛竜やスワント(有翼人),ミノタウロスなどのカードがある。ユニットのパワーは低めなものの,場に出したターンすぐに攻撃に参加できる「速攻」の能力や,ユニットに直接ダメージを与えるスペルなどで,短期決戦を挑むのが得意だ。

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序盤から速攻と高いパワー,厄介な能力で殴ってくる「ゼノビア」。しかも可愛い。ゼフィロンには,2体同時に攻撃を行うことで強化されるユニットが多く,非常に厄介だ
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三国志最強の男「呂布」はゼフィロンのカード。パワーや能力はむちゃくちゃ強力なのだが,紫のデッキは時代IVまで進む前に勝負が決まることが多いので,もっぱらクロノバーストで突然出てきて,すぐに帰るだけの簡単なお仕事

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本作のいわゆる“火力”に相当するカードは,ユニットに直接ダメージを与える効果であって,Mt:Gのようにプレイヤーを対象にできない。プレイヤーのライフを直接削るカードは「黒」に多い
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ユニットにダメージを与えるカードの中でも,とくに注意したいのが「雷流術」。すべてのユニットに問答無用で2000ダメージを与える。パワーに劣るゼフィロンの場合,これで敵を一掃して不利な状況をひっくり返せることも


■黒の魔王国 バストリア
 傭兵やダークエルフ,アンデッドに悪魔と,ダークな雰囲気が漂う勢力が「黒」のバストリアだ。自分のユニットを犠牲にしたり,ライフを減らしたりする代償に,強力な効果を発揮するトリッキーなカードが多い。敵ユニットを破壊,あるいは一時的にパワーを低下させる手段に長けているのも特徴だ。

自分のユニットを犠牲に敵にユニットを破壊する「メディア」や,CAヤードのカードを犠牲にして場に帰ってくる「ラスプーチン」など,ハイリスクハイリターンなカードが多い
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敵の手札を捨てさせるカードは黒に集まっている
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■水と神秘の皇国 イースラ
 「青」がイメージカラーのイースラは,海を勢力圏とする。そのため,海兵や海賊,人魚,海棲生物のカードが多い。また,日本っぽい要素が取り入れられたサムライや巫女なども存在する。カードを引く,敵のユニットを手札に戻すといった効果でアドバンテージを取るのが得意なほか,オーラを持ったユニットが多く,プレイヤーへの攻撃を通しやすい。

ユニット同士の殴り合いはそれほど得意ではないものの,さまざまなアビリティやオーラなどで場を支配していくのがイースラの戦い方。そして全体的に可愛い女の子が多い気がする
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イースラにもアリオンのカードが何枚か存在するので,白青混合のアリオンデッキも強い。とくに「ナナツキ」には,自分のアリオンが対戦相手の効果に選ばれなくなる効果があり,強力なユニットを直接ダメージや破壊で除去することが難しくなる。筆者としては,M:tGでスリヴァーの群れにボコボコにされた悲しい記憶が蘇る
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ブースターパックは課金でも対戦でも集められる

プレイヤー同士でカードをトレードする仕組みも完備


 ここまで紹介したゲームのルールや登場するカードは,リアルカード版であってもオンライン版であってもまったく同じだ。とはいえ,オンラインTCGとして見た場合,「手元に残らないデジタルカードを購入して対戦できるだけ」だとすれば,リアルカードで遊べばいいということになりかねない。
 実際のところ,サービス当初はそれに近い状態で,正直に言えば「カードゲームとしては良いデキなんだけど,オンラインゲームとしては物足りない」と感じていた。しかし,冒頭で述べたとおり,現在はアップデートでこのあたりも改善され,ずいぶん遊びやすくなっている。

 オンライン版のラストクロニクルでは,ゲームを始めると最初に6種類のスターターデッキを使用できる。チュートリアルやゲームに慣れるまでの対戦は,スターターデッキをそのまま使ったり,少し手を加えたりすれば十分だが,TCGで遊ぶ以上,カードを集めたくなるのが心情だろう。
 カードを入手する手段は主に2つある。1つは,素直に課金すること。ブースターパックは,本稿掲載自体で第3弾まで登場しており,1パック9枚入り,各弾200ニコニコポイント(200円)で購入できる。1日1回までなら,各100ポイントで購入することも可能なので,毎日コツコツ購入すればより安価にカードを入手可能だ。また,最初からある程度カードが揃った「構築済みデッキ」も販売されている。

ブースターパックは1日1回の半額パックを購入するのがオススメ。1パック9枚入りで,そのうち1枚は必ずレアカード。運が良ければさらにスーパーレアが入っている
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決められたカードが封入された構築済みデッキや,プレイヤーのアイコンや,対戦中のマットの絵柄を変更するアイテムなども販売されている
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 もう1つの手段は,リサイクルポイントを使う方法である。これは,毎日のログインボーナスや,ランダムに選ばれたほかのプレイヤーとの対戦でもらえるポイントだ。ランダムといっても,対戦相手はこれまでの勝敗から定められたレーティングによって決まるので,強い人ばかりに当たって勝てないということはない。また,むろん勝利したほうがもらえるポイントは多いが,負けてもちゃんともらえるのがありがたい。対戦を繰り返せば,リサイクルポイントは着実に溜まっていくというわけだ。
 リサイクルポイントでも,ニコニコポイントで購入するものと同じブースターパックを入手できる。時間を掛ければ,課金せずともレアカードを集めることも可能だ。

リサイクルポイントのカードパックには250ポイントが必要。ログインボーナスとランダム対戦勝利で15ポイント,敗北で5ポイント獲得できる。サービス当初はこの機能がなく,課金をしないことにはカードパックを開けられなかった。筆者がアップデートで良くなったと感じている一番の部分は,課金なしでカードを入手できるようになったため,人に本作をオススメしやすくなったことだ
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 「たまたまリサイクルポイントでレアカードが当たったとしても,デッキに組み込むぶんの枚数を集めるのは難しいのでは?」と思うかもしれない。そこで利用したいのが,「マーケットボード」だ。
 これは,言ってみればほかのプレイヤーとのトレードシステムである。プレイヤーは手持ちのカードをマーケットボードに出品することができる。このとき,カードの価格も自分で決められるのだが,支払いには「ゲームチケット」が用いられる。ゲームチケットは,1枚につき100ニコニコポイントで購入可能なアイテムで,3チケットで出品した手持ちのカードを誰かが落札すれば,対価の3チケットが手元に帰ってくる仕組みだ。
 つまりマーケットボードを活用すると,自分で使わないレアカードをゲームチケットにして,それを使って欲しいカードを手に入れることが可能になる。ピンポイントでデッキに必要なカードを入手したい場合は,ブースターパックを我慢してゲームチケットを購入し,マーケットボードで探すのもいいだろう。また,ゲームチケットは後述する「イベントマッチ」に参加する際にも必要になるので,集めておくと良い。

必要のないカードをゲームチケットに替えられ,欲しいカードを選択して入手できるマーケットボードはかなり便利。基本的に,レアリティが高く,強いカードは高い。あと可愛い女の子のカードも高い
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賞品を懸けたイベントマッチがアツい!


 オンライン版のラストクロニクルのコンテンツで,とくに白熱した対戦が楽しめるのがイベントマッチだ。これは,ゲームチケットを支払って参加する常設の大会で,2〜8人の参加人数が集まり次第開催される。ルールはさまざまで,自分で組んだデッキを使ったトーナメント以外に,その場で10個のブースターパックを開けて即席でデッキを組む「シールド」や,開封したブースターパックから,参加者が順番にカードを選んで手持ちに加えていく「ドラフト」なども楽しめる。

 イベントマッチの良いところは,シールドやドラフトであれば,その時に手に入れたカードは大会終了後に“そのままもらえる”ということ。参加費は,シールドなら21チケット,ドラフトなら13チケット。前者は10個,後者は6個のブースターパックを使用するので,普通にブースターパックを購入するのとほとんど変わらない費用で参加できるのである。

カードパックはいらないからイベントマッチがしたいという人向けに,少ないゲームチケットで参加できる「レンタル戦」も用意されている。こちらの基本ルールはシールドやドラフトと同じだが,使ったカードをもらうことができない
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 さらに,イベントマッチには賞品が設定されているのも見逃せない。これがかなり豪華で,8人でのシールドで優勝できた場合,なんと「ブースターパック16個相当」のチケットをもらえる。優勝とまではいかなくても,2〜4位であれば6個,5〜7位でも2個獲得と,賞品はかなりオイシイ。しかも,シールドはその場でデッキを組むという性質上,これまで集めたカードで勝敗が左右されず,誰にでも優勝のチャンスがある。
 現金な話ではあるが,日々ニコニコポイントで購入しているブースターパックが大量にもらえるというのは,非常に気合が入る。勝てばものすごく嬉しいし,負けるとめちゃくちゃ悔しい。パックを開封して,その中からデッキを組んで,ドローするカード1枚1枚に一喜一憂しながら,真剣に勝敗を競う。そういったTCGの面白さを,自宅にいながらがっつり楽しめる,イチオシのコンテンツだ。

賞品の「ブースターチケット」は,要するにブースターパックなのだが,次回のイベント戦でゲームチケット2枚ぶんとして利用することも可能。また,ブースターチケット以外に,プロモーションカードが賞品に入っていることもある。こういった賞品が懸かっていると,熱中度合いも大違いで,かなり楽しめる
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 ちなみに,イベントマッチに参加すると,大会の賞品以外にも,勝敗に応じてバトルポイントが付与される。これは,月間のプレイヤーランキングに使われるポイントなのだが,上位でなくても,ある程度ためるだけでゲームチケットやブースターパックを獲得できる。
 そのため,実はブースターパックを200ニコニコポイントで購入するよりも,イベントマッチに参加してカードを集めたほうがお得だ。カードを集めるついでに大会を楽しめるので,ある程度課金しても構わないのであれば,イベントマッチに参加してみよう。

バトルポイントを稼いでランクを上げると,報酬としてプロモーションカードやプレイマットももらえる。ランキングやポイントは毎月リセットされ,また新たな報酬が用意される
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TCG好きなら一度はプレイを!


 本作は,基本ルールや戦略性など,TCGの根幹を成す部分がしっかり作り込まれており,デッキの構築や対戦が非常に楽しい。オンラインTCGとして見ても,今なら課金しなくてもカードを入手できる仕組みがきちんとあるので,リアルカードよりも手が出しやすいのは嬉しいところだ。トレードのシステムや,本気で挑みたくなるイベントマッチなどが完備されている点も評価できる。
 これだけ濃いTCGを,オンラインで,しかも日本語で遊べるという点で,本作は貴重な存在だ。4Gamerの読者であれば,筆者のように「TCGは好きだからまた遊びたいけど,社会人になってからは,なかなかカードショップに行く時間もない」という人は多いと思うが,そんな人にこそ,本作は“刺さる”と思う。ぜひ遊んでみてほしい。
 もちろん,オンライン版にハマったら,ルールが同じであることを生かして,リアルカード版に手を出してみるのもいいだろう。

 なお,6月6日には,リアルカード版でエキスパンション第4弾となる「救世の交響詩」が発売される。オンライン版でも,後日実装されるはずだが,新たなカードの登場で,さらにいろいろなデッキが組めるようになるのが今から楽しみである。

リアルカードとオンラインで登場カードは同じだが,「リアルで手に入れたカードをオンラインに持っていく」といった仕組みはないので注意。リアルカードを買うとオンラインのブースターパックがもらえるシリアルコードが当たるキャンペーンなどは行われている
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アップデートも精力的で,定期的にロードマップが公開されている。エキスパンションの追加以外にも,新システムの実装なども行われ,どんどん遊びやすくなっている印象だ。これからの展開に期待したい
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