「Total War: Rome II」で描かれる歴史的戦闘「トイトブルク森の戦い」の一部始終を収めたトレイラーが公開

　SEGA of AmericaとThe Creative Assemblyは，欧米で2013年内のリリースが予定されているRTS「Total War: Rome II」の最新トレイラーを公開した。これは，本作に用意されたシナリオの一つ，「トイトブルク森の戦い」を詳しく紹介した11分以上にもおよぶ映像で，隊列を組んで森に入ってきたローマ軍が，待ち受けるゲルマン族に攻撃される場面が，ナレーションと共に収められている。

「Total War: Rome II」公式サイト

　トイトブルク森の戦いとは，2013年3月1日に掲載した記事でも紹介したように，紀元9年，ゲルマニアに侵攻したプブリウス・クィンクティリウス・ウァルス率いるローマ軍が，ケルスキ族の族長アルミニウスの待ち伏せによって全滅させられたという歴史的戦闘だ。


　トレイラーでは，ローマ軍団を操作して，波のように押し寄せてくる敵をしのぎつつ，目標地点である森の出口へ脱出するという一連の流れが描かれている。横から槍を突き刺されたり，弓を射かけられたりして，兵士が次々に倒れていく危機的状況。敵に囲まれた味方を置き去りにしつつ，断末魔の様相を呈したローマ軍の運命は，果たして？


　トレイラーからは，シリーズ従来作に比べてグラフィックスが大きく向上していることがよく分かり，地表や岩のテクスチャ，そして樹木のバラエティなど，これまで以上に生き生きとした世界になっている。まだプレα版ということなので，兵士のアニメーションなども含めて，グラフィックスはさらに凝ったものに進化しそうだ。

　日本でのリリース予定については今のところ発表されていないが，ストラテジーファンにとっては期待の一作であるはず。海戦や攻城戦といった要素についても今後，詳しい発表があるだろう。