本稿では,公演をまだ見ていない人のためにネタバレを避けつつ,ゲネプロの模様をレポートしていこう。なお,プロジェクト発表会については,「こちら」にレポートを掲載済みなので,合わせてチェックしてほしい。
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舞台「戦国BASARA3-瀬戸内饗嵐-」は,舞台シリーズ通算5度目の公演となり,「戦国BASARA3」(PS3/Wii)「戦国BASARA3 宴」(PS3/Wii)の世界観をベースにした内容だ。そのタイトルからも想像が付くように,今回は長曾我部元親と毛利元就の2人にスポットを当てている。
前回の舞台「戦国BASARA2」からわずか4か月で新作公演が実現するほど好評であり,“ゲームから飛び出した”という表現がぴったりなキャスト陣が熱演している,ファンなら必見の内容だ。
東京公演は2012年11月2日から11月11日まで東京ドームシティホールで,大阪公演は11月16日から18日までイオン化粧品 シアターBRAVA!で開催される。大阪公演最終日の大千秋楽は,全国の映画館でライブビューイングも予定されている。なお,東京公演については,追加席チケットが販売中とのことなので,気になる人は舞台「戦国BASARA」の公式サイトにアクセスしてほしい。
■舞台「戦国BASARA3-瀬戸内饗嵐-」公演日程
○東京公演
会場:東京ドームシティホール
期間:11月2日(金)〜11月11日(日) 全12ステージ
○大阪公演
会場:イオン化粧品 シアターBRAVA!
期間:11月16日(金)〜18日(日) 全5ステージ
■舞台「戦国BASARA3〜瀬戸内響嵐〜」メインキャスト
浜尾京介さん:長曾我部元親役
小谷嘉一さん:毛利元就役
広瀬友祐さん:徳川家康役
中村誠治郎さん:石田三成役
久保田悠来さん:伊達政宗役
細貝 圭さん:真田幸村役
吉田友一さん:片倉小十郎役
村田洋二郎さん:猿飛佐助役
八代みなせさん:雑賀孫市役
川村ゆきえさん:鶴姫役
谷口賢志さん:天海役
宮下雄也さん:小早川秀秋役
新田健太さん:大谷吉継役
加藤靖久さん:立花宗茂役
浅倉祐太さん:大友宗麟役
構成・演出・振付:西田大輔氏
原作監修:小林裕幸氏,山本 真氏
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長曾我部元親,毛利元就が物語における“主役”ではあるものの,伊達政宗,真田幸村,徳川家康,石田三成らのストーリーをうまくリンクさせ,違和感なくエンディングへとつなげている。
武将達それぞれのストーリーが絡みあいながらも,全体として複雑になりすぎず,理解しやすい展開となっていた。小早川秀秋や大友宗麟といった“お笑い”担当の武将達や,舞台オリジナルの“お約束”である「宴会芸」も必見である。
構成・演出・振付は舞台シリーズを手がけてきた西田大輔氏によるものであり,以前の舞台作品から続投となるメインキャストが多いこともあってか,殺陣をはじめとしたアクション要素も,さらに円熟味を増しているという印象だ。個性あふれる15人の武将達が,お互いのキャラクター性をつぶし合うことなく,絶妙なバランスで再現されていたのは,さすがの一言である。
シリアスパートとコメディパート,アクションシーンのバランスも良く,笑うところは笑い,涙するときに涙し,手に汗握る展開に心躍らせるというように,長時間の公演ながら,あっという間に時間が過ぎてしまった。
舞台では,メインキャスト陣の衣装や“技”は言うまでもなく,“声”も注目ポイントだ。セリフや口調はもちろんのこと,声質も再現度が高く,個人的には,ゲーム版に登場する武将そのものといってもいいレベルだと思う。ゲーム版をプレイした人も,違和感をほとんど感じることなく観覧できるはずだ。
もちろん,今回新たに加わった武将達においても同様で,筆者の場合はとくに,立花宗茂の心の声までしっかりと再現されていたのがツボに入ってしまった。
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「戦国BASARA」に登場する武将達には,それぞれに背負うべきものがあり,しかるべき理由を持って戦いに身を投じている。主君のため,あるいは友のために命をかけて戦いへ向かうという武将達の心情が,強く感じられるものになっていた。そんな武将達の“絆と覚悟”が強く描かれた「-瀬戸内響嵐-」のドラマを,可能であれば実際に観劇して,肌で感じてもらいたいところである。
あと個人的な感想として,今回も筋肉が最高だったと書き添えておこう。長曾我部元親,徳川家康の筋肉美に見惚れてしまい,息を荒げて上下するほどよい腹筋にしばし目を奪われていたのはいい思い出。舞台「戦国BASARA」のキャスト陣には,なぜこんなにも美しい筋肉の持ち主が集っているのだろうか……。
大友宗麟の二の腕の曲線も捨てがたかったので,できれば舞台をもう一度,難しくともライブビューイングを観に行きたいと考えている。興味を持った人は,ぜひ舞台「戦国BASARA3-瀬戸内饗嵐-」の観劇を検討してみてほしい。
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