ウクライナのFlying Cafe For Semianimalsが，「Cradle」の制作を発表。美しいロボットのために，パーツを探して歩く物語

　独立系デベロッパであるFlying Cafe For Semianimalsが，新作アドベンチャーゲーム「Cradle」の制作を発表し，ムービーを公開した。Cradleは2012年春にリリースされる予定で，対応機種はPCとなっている。

「Cradle」公式サイト

　Cradleのストーリーは，広大な草原やテント式の住居など，モンゴル高原を思わせる土地を舞台に，プレイヤーが美しいロボットのために必要なパーツを探して回るというもの。公開されたムービーにはゲームの背景となる風景が収められているが，人の気配はまったくなく，どことなく1991年にリリースされたアドベンチャーゲーム「Myst」を思い出させる。Mystは，その映像の美しさから“グラフィカルアドベンチャー”と呼ばれた作品だが，CradleはMystのように2Dではなく，3Dで作られたゲーム世界を自由に移動できる現代風なアドベンチャーゲームになるとのこと。


　Flying Cafe for Semianimalsは，現在オフィス閉鎖の危機に見舞われているというウクライナのデベロッパ，GSC Game Worldのメンバーを中心に設立された新しい開発チームだ。Cradleは，PC版の発売後にiOSやAndroid版もリリースする予定だという。グラフィックスのレベルは高そうなので，どのようなアドベンチャーゲームになるのか期待していよう。