紹介記事
大航海時代を題材とするブラウザゲーム「Age of Ocean」の紹介記事を掲載。世界を舞台に展開するギルド同士の戦いもアツい
本作は,大航海時代の世界を舞台に,多数のプレイヤーがそれぞれの目標を達成するために,交易や冒険を繰り広げるというブラウザゲームだ。
プレイヤーは「イタリア」「イングランド」「スペイン」「ポルトガル」「イスラム帝国」「明」のいずれかの国民となり,さまざまな都市とのあいだで交易を進めたり,請け負ったクエストをクリアしたりしつつ,経済力や栄誉を高めていく。それによってよりグレードの高い船が手に入るようになり,さらに遠方の都市との交易や,未知なるエリアの探索が可能となるのだ。
……と,ごく大まかにいえばこのような内容だが,本作には「大航海時代」と聞いただけで心くすぐられるという人や,じっくりと取り組めるゲームを探しているという人にオススメの要素がいくつも盛り込まれている。
本稿では,ゲーム序盤の流れや見どころを紹介していくので,これからオープンβテストに参加予定の人はぜひご一読を。
「Age of Ocean」公式サイト
まずはしっかりゲームシステムを押さえよう
本作では,最初に性別を選び,次に顔のグラフィックスを選択する。性別の違いによってキャラクター特性は変化しないので,見た目で決めるといいだろう。
その後,NPCから「将来の夢」を質問される。将来の夢には「司令官」「貿易商」「冒険家」などがあり,選んだ職業によって,キャラの成長に伴ってどの「特徴」値が上昇しやすくなるかが変化する仕組みだ。例えば,司令官を選ぶと「統帥」「海戦」が,冒険家を選んだ場合は「探検」「航海」が上昇しやすくなる。職業はゲーム展開に大きな影響を与えるので,慎重に選びたい。
それでは,ゲームの基本的な流れを説明する。
本作では,各都市の港に「埠頭」が用意されており,プレイヤーは,自分の支配している埠頭を拠点として冒険を繰り広げることになる。ゲーム開始時は,最初に選んだ都市の埠頭がプレイヤーの拠点となり,その後,新たに発見した港の埠頭を10か所まで獲得可能だ。
そのためには,自らの「艦隊」を創設し,「商艦」「戦艦」のいずれかを選択したうえで,「英雄」をその艦隊に割り当てる。本作での英雄は,個々の艦隊を指揮できるキャラクターで,プレイヤーキャラクターも英雄の一人だ。最初に創設した艦隊は自ら率いることになるが,複数の艦隊を持ったら,埠頭にある「ラウンジ」で新たな英雄を雇い入れる必要がある。
また,創設した艦隊の活動に「水夫」が必要となる場合は,街の「パブ」で水夫を募ればいい。
船が目的地に到着したら,積み込んでいる交易品を売ったり,その都市で安く買える交易品を購入し,ほかの港へ持ち込んで売ったりして利益を得よう。
そして交易を安全に行うために,ほかのプレイヤーやAIから商艦を守るための戦艦も用意したい。商艦と同様の方法で戦艦の艦隊を創設し,英雄を割り当てればオーケーだ。戦いをより有利に進めるために,「造船所」で船を強化したり,「兵器工場」で購入した武器を設置したりするといいだろう。
また,自分の埠頭に攻め込まれたときのために,兵器工場で迎撃用の武器を入手し,岸壁に設置しておくことも重要だ。
戦闘はターン制となっているが,いったんスタートしたら自動的に進行するので,あとは戦況を見守るだけでいい。戦闘中は海上で互いの艦隊同士が砲撃し合ったり,それぞれの英雄が特殊な攻撃スキルを繰り出し合ったりする様子が描かれるのだが,自分がプレイしていないあいだに発生した戦闘の様子を,あとで振り返ることも可能だ。
なお,英雄の攻撃スキルは艦隊の隊列に依存しているので,艦隊編成時にはそのあたりを考慮する必要がある。
港を行き来し,交易で利益をあげられるようになったら,さらなる富を求め,行動範囲を広げよう。新たな艦隊を編成し,未開の地を探検させるのだ。探検を通じて発見した港では,それまで登場していなかった貴重な交易品が見つかることもある。このあたりは,海の男のロマンを感じる点の一つだと思う。
……と,このように,艦隊を編成して交易や戦闘,探検用にアサインし,冒険を進めていくことになる。ゲームに登場する英雄達はそれぞれ得意とする分野や能力の高さが異なるので,適材適所に割り当てることが重要だ。
例えば,手に入れた交易品などを保管する「倉庫」,艦隊に編成していない船を保管する「ドック」,航海学や造船学といった技術を習得できる「研究所」などだ。どの施設にもレベルの概念があり,それが上がるにつれてより多くのメリットが得られるようになる。どの施設も冒険には欠かせないので,バランスよくレベルを上げていくことが大事だろう。
以上のように,本作にはかなり複雑なゲームシステムが採用されており,ストラテジーやシミュレーション好きのコアゲーマーも十分楽しめるのではないだろうか。
一方,ここまで読んで「何だか難しそう」と感じた人もいるかもしれない。しかし実際にプレイしてみた限り,チュートリアルのおかげで比較的楽にゲームの流れをつかむことができた。ストーリー仕立てのチュートリアルでは,説明文に対応するインタフェースの位置が分かりやすく示されるなど,丁寧に解説されるので安心してほしい。
ギルド同士の熾烈な勢力争いこそ本作最大の醍醐味
ゲーム序盤は行動範囲が狭く,危険な目に遭う可能性は低いものの,交易ルートが増えて,航行距離が長くなるにつれ,ほかのプレイヤーやAIから襲われるリスクが高まっていく。
また,自分が拠点を置いている都市でしか手に入らない交易品があれば,それを求めるプレイヤーが埠頭に攻め入ってくるかもしれない。そんなときに頼りになるのが,「ギルド」の存在だ。
知っている人は多いと思うが,念のために説明すると,ギルドとは仲間と共に結成したグループの一種。ギルドに所属していれば,敵に襲われたときに仲間に助けてもらえたり,危機を未然に防ぐために一緒になって策を講じたりできるわけだ。
ルークデジタルエンターテイメントによると,本作では,「ギルド同士の争い」が大きくフィーチャーされているそうだ。
というのも,ギルドは,各国の都市を支配下に置くことで,そこでの交易に対して税金をかけられるので,大きな利益が得られるのだ。そのため,貴重品が売られている都市では,常にギルド同士の争いが絶えない状況となるかもしれない。
ギルド間の戦闘では,決着がつくまでのあいだ,ギルドメンバーが自分の船を戦場に送り込むことで,味方を支援できる仕組みとなっている。そのため,戦闘が長引けば長引くほど互いに大きなダメージを受けることになる。
ライバルギルドが疲弊したタイミングで戦争を仕掛けるといった戦略も有効だろう。
逆に,各ギルドの活動状況を見定め,発展が期待できそうなギルドの株式を安く買って株価上昇後に売りさばけば,大きな利ざやが得られるわけだ。
本作は単独でも遊べるが,やはり,多人数プレイこそオンラインゲームの醍醐味。ゲームに慣れたら,ほかのプレイヤーとのコミュニケーションを楽しみつつ,自分に合ったギルドを探して加入してみよう。きっと本作のプレイがさらに面白みを増すはずだ。
「Age of Ocean」公式サイト
- 関連タイトル:
Age of Ocean
- この記事のURL:
(C)2012 :GAME WAVE JAPAN CO.,LTD. All Rights Reserved
(C)RRgame All rights reserved.