GIGABYTEブースに置いてあった,XTREME GAMINGブランドのマスコット(?)。何でも,MSIの「ラッキーくん」対抗だとか
![画像ギャラリー No.002のサムネイル画像 / [COMPUTEX]GIGABYTE独自のGTX 1080カード,注目は搭載クーラーの「重なった3連ファン」](/games/127/G012700/20160604007/TN/002.jpg) |
COMPUTEX TAIPEI 2016への出展にあたり,メイン会場の1つであるTaipei World Trade Centerにブースを,その近くにあるTaipei 101にプライベートルームを構えているGIGA-BYTE
TE
CH
NO
LO
GY
(以下,
GIGABYTE)。
同社が,
6月中にも投入予定という,独自デザイン採用版の「
GeForce GTX 1080」搭載グラフィックスカード2製品,「
GV-N1080XTREME-8GD」「
GA-N1080G1-GAMING-8GB」を2か所の出展先において細かくチェックすることができたので,発売直前情報としてまとめておきたい。
![画像ギャラリー No.003のサムネイル画像 / [COMPUTEX]GIGABYTE独自のGTX 1080カード,注目は搭載クーラーの「重なった3連ファン」](/games/127/G012700/20160604007/TN/003.jpg) GV-N1080XTREME-8GD |
![画像ギャラリー No.004のサムネイル画像 / [COMPUTEX]GIGABYTE独自のGTX 1080カード,注目は搭載クーラーの「重なった3連ファン」](/games/127/G012700/20160604007/TN/004.jpg) GA-N1080G1-GAMING-8GB |
3連ファンを少しずつ重ね,「風が当たらない部分」の排除を図った「Stack Fans」
側面のXTREME GAMINGロゴと,低負荷時にファンの回転が止まったことを示すインジケータ部のLEDは,約1677万色から選んで光り方を設定できる
![画像ギャラリー No.005のサムネイル画像 / [COMPUTEX]GIGABYTE独自のGTX 1080カード,注目は搭載クーラーの「重なった3連ファン」](/games/127/G012700/20160604007/TN/005.jpg) |
2製品はいずれも,GIGABYTE伝統の3連ファン搭載GPUクーラー「WI
ND
FOR
CE
3X」を搭載するのだが,
フラグシップモデルとなるGV-
N10
80
XT
RE
ME
-8GDで注目すべきは,
3連ファンの並びだ。
これは写真を見てもらうのが手っ取り早いのだが,
中央のファンが沈み込んでおり,挟み込む2基のファンが一部で中央のファンと重なるようになっているのである。
写真中央のファンを,左右にあるファンの一部が覆うような構造だ
![画像ギャラリー No.006のサムネイル画像 / [COMPUTEX]GIGABYTE独自のGTX 1080カード,注目は搭載クーラーの「重なった3連ファン」](/games/127/G012700/20160604007/TN/006.jpg) |
GIGABYTEは,この構造を「Stack Fans」と読んでいるが,このメリットは2つある。1つは,重ね合わせることでファンのサイズそのものを大きくできること。従来のWINDFORCE 3Xクーラーが搭載するファンは92mm角相当なのが,
Stack Fansでは100mm角相当となっており,同じファン回転数であれば純粋に空気流量が増す。
もう1つは,ファンが重なり,しかも中央のファンだけ逆回転するため,「ファンの風が届かない」場所を減らせることだ。
ファンが重なるとファンの風を直接受けない場所が減るというのは分かりやすいが,逆回転させることによって,下の写真において円で示したようなエアフローを追加で発生させることができ,いよいよファンの下にある放熱フィン全体をカバーできるようになるという。
中央のファンと写真右側のファンが生み出す追加のエアフローを,GIGABYTEによる説明を基に図示してみたもの。同じことは中央のファンと,写真では見切れている左側のファンとの間でも生じる
![画像ギャラリー No.008のサムネイル画像 / [COMPUTEX]GIGABYTE独自のGTX 1080カード,注目は搭載クーラーの「重なった3連ファン」](/games/127/G012700/20160604007/TN/008.jpg) |
なお,中央のファンを挟み込む側のファンは,一般的なファンよりもエアフローが23%向上するという「Blade Fan」で,これは従来のWINDFORCE 3Xと変わらないのだが,中央で沈み込むファンの羽は途中に切れ込みが入る仕様になっており,これは「ファンの羽が重なった状況」におけるエアフロー効率の向上に効果があるという。
GIGABYTEのプライベートルームにあった,GV-N1080XTREME-8GDが採用するGPUクーラーの概要
![画像ギャラリー No.009のサムネイル画像 / [COMPUTEX]GIGABYTE独自のGTX 1080カード,注目は搭載クーラーの「重なった3連ファン」](/games/127/G012700/20160604007/TN/009.jpg) |
それだけではない。
ファンの風を受ける放熱フィン側では,ファンに近いところが「く」の字側に曲がっており,これがエアフロー整流効果をもたらすとのこと。ここに,「最近,ついに特許を正式に取得することができた」(GIGABYTE)という,放熱フィン部に設けた三角形状の構造でエアフロー整流効果をもたらす「Triangle Cool」を組み合わせているため,結果として,通常版のWINDFORCE 3Xを圧倒する冷却能力を確保できているとのことである。
![画像ギャラリー No.010のサムネイル画像 / [COMPUTEX]GIGABYTE独自のGTX 1080カード,注目は搭載クーラーの「重なった3連ファン」](/games/127/G012700/20160604007/TN/010.jpg) 中央のファンに注目すると,羽の形状が残る2つとはかなり異なるのが分かる |
![画像ギャラリー No.011のサムネイル画像 / [COMPUTEX]GIGABYTE独自のGTX 1080カード,注目は搭載クーラーの「重なった3連ファン」](/games/127/G012700/20160604007/TN/011.jpg) 放熱フィンはこんな感じで,ファン近い部分が「く」の字に折れ曲がる |
![画像ギャラリー No.012のサムネイル画像 / [COMPUTEX]GIGABYTE独自のGTX 1080カード,注目は搭載クーラーの「重なった3連ファン」](/games/127/G012700/20160604007/TN/012.jpg) クーラーは2.5スロット仕様。この点は人を選ぶはずだ |
![画像ギャラリー No.013のサムネイル画像 / [COMPUTEX]GIGABYTE独自のGTX 1080カード,注目は搭載クーラーの「重なった3連ファン」](/games/127/G012700/20160604007/TN/013.jpg) 補助電源コネクタは8ピン×2 |
一点残念なのは,さすがにここまで強化すると,2スロット仕様で収めるのは難しかった点だ。GV-
N10
80
XT
RE
ME
-8GDのGPUクーラーはいわゆる2.5スロット仕様となっているため,小型のゲームPC筐体には装着できない可能性が高い。
なお,クーラーを取り外した基板側の公開はなかったのだが,電源部は8+2フェーズ仕様と,「GeForce
GTX
1080
Fo
un
de
rs
Ed
i
ti
on」の5+1フェーズと比べて,
かなりの強化が入っている。
より高いクロックで動作する個体を選別して採用する「GPU Gauntlet Sorting」を行って,より高いブーストクロックで動作する点や,それを支えるべく補助電源コネクタが8ピン
×
2へとリファレンスデザイン比で数が2倍になっている点も大きな特徴だが,肝心の動作クロックは未公開。想定売価の情報も出ていない。ただ,フラグシップということで,相応の国内価格にはなると思われる。
![画像ギャラリー No.014のサムネイル画像 / [COMPUTEX]GIGABYTE独自のGTX 1080カード,注目は搭載クーラーの「重なった3連ファン」](/games/127/G012700/20160604007/TN/014.jpg) 外部出力インタフェースはDisplayPort 1.4×3,HDMI 2.0b(Type A)×1,Dual-Link DVI-D×1で,リファレンスデザインと同じ |
![画像ギャラリー No.015のサムネイル画像 / [COMPUTEX]GIGABYTE独自のGTX 1080カード,注目は搭載クーラーの「重なった3連ファン」](/games/127/G012700/20160604007/TN/015.jpg) 本体背面側は金属製の補強板で全体が覆われる。2.5スロット仕様の大型空冷クーラー自体が持つ重量で基板がたわむのを避けるには,金属の補強板が必須だそうだ |
GIGABYTEのGPUオーバークロックユーティリティとしては,「OC Guru II」がよく知られていたが,GIGABYTEは今世代から「XTREME Engine Utility」を導入した。動作クロックだけでなく,LEDの光り方なども細かく設定できるという
![画像ギャラリー No.016のサムネイル画像 / [COMPUTEX]GIGABYTE独自のGTX 1080カード,注目は搭載クーラーの「重なった3連ファン」](/games/127/G012700/20160604007/TN/016.jpg) |
従来型の「GAMING」仕様となるGA-N1080G1-GAMING-8GB
一方,GV-N1080XTREME-8GDの下位モデルとなるGA-N1080G1-GAMING-8GBは,92mm角相当のサイズでBlade Fan仕様のファンを3基搭載して,放熱フィン部にTriangle Cool技術を採用した,2スロット仕様のWINDFORCE 3Xクーラーを搭載する製品である。
クーラー以外にも,補助電源コネクタの仕様がリファレンスデザインと同じ8ピン
×
1になっていたりするが,それ以外の仕様は上位モデルと基本的に同じ。電源フェーズ数も8+2で共通だ。
GV-N1080XTREME-8GD。側面のLEDを約1677万色から選択できる点など,多くの仕様で上位モデルのそれを踏襲する
![画像ギャラリー No.017のサムネイル画像 / [COMPUTEX]GIGABYTE独自のGTX 1080カード,注目は搭載クーラーの「重なった3連ファン」](/games/127/G012700/20160604007/TN/017.jpg) |
![画像ギャラリー No.018のサムネイル画像 / [COMPUTEX]GIGABYTE独自のGTX 1080カード,注目は搭載クーラーの「重なった3連ファン」](/games/127/G012700/20160604007/TN/018.jpg) |
GV-N1080XTREME-8GD,そしてWINDFORCE 3Xクーラーの主なスペック
![画像ギャラリー No.019のサムネイル画像 / [COMPUTEX]GIGABYTE独自のGTX 1080カード,注目は搭載クーラーの「重なった3連ファン」](/games/127/G012700/20160604007/TN/019.jpg) |
![画像ギャラリー No.020のサムネイル画像 / [COMPUTEX]GIGABYTE独自のGTX 1080カード,注目は搭載クーラーの「重なった3連ファン」](/games/127/G012700/20160604007/TN/020.jpg) |
ちなみにこちらでは動作クロックが以下のとおり告知されており,国内におけるメーカー想定売価が
税別9万円前後ということも明らかになっている。
- Gaming Mode時:ベース1695MHz,ブースト1835MHz,メモリ10010MHz相当
- OC Mode時:ベース1721MHz,ブースト1860MHz,メモリ10010MHz相当
ちなみにこちらはGIGABYTEのグラフィックスチームが開発中だという「グラフィックスカード以外」の製品群。マウスやマウスパッド,キーボード以外にもPCケースや電源ユニットも準備しているが,いまのところ日本市場への投入計画はないという
![画像ギャラリー No.021のサムネイル画像 / [COMPUTEX]GIGABYTE独自のGTX 1080カード,注目は搭載クーラーの「重なった3連ファン」](/games/127/G012700/20160604007/TN/021.jpg) |