速報でもお伝えしたとおり,コーエーテクモゲームスは本日(10月26日),東京都港区にある赤坂BLITZにて,PlayStation 3用ソフト「
真・三國無双6」の発表会を行った。
真・三國無双6は三国志に登場する武将となって,一騎当千の爽快感を味わえる人気アクションゲームのシリーズ最新作である。発表会では,本作から新たに追加されたシステムの紹介や,豪華ゲストを招いてのトークセッションなどが行われた。本稿では,この発表会全体の模様をレポートしよう。
まずは発表会に先立ち,コーエーテクモホールディングスの代表取締役社長
松原健二氏と,ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンのプレジデント
河野 弘氏が登壇し,それぞれ10周年を迎えた真・三國無双シリーズに対する想いを述べた。
 コーエーテクモホールディングス 代表取締役社長 松原健二氏 |
 ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン プレジデント 河野 弘氏 |
「真・三國無双6」プロデューサー
鈴木亮浩氏
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続いては,本作のプロデューサーを務める
鈴木亮浩氏が登場し,ゲーム内容のプレゼンテーションを開始した。鈴木氏はまず,シリーズ全体のコンセプトである「一騎当千の爽快感」を作品の魅力として強調しつつ,真・三國無双6のタイトルコンセプトを
「シネマティック一騎当千」であると明かした。また鈴木氏は本作の魅力について「三国志の世界に入りこんだかのような臨場感を実現しています」と付け加えた。
さらにゲームの特色として以下の三つの要素を紹介。
●新勢力「晋」の登場
●シームレスプレイを導入
●新しい「武器アクションシステム」
今までのシリーズでは,魏(ぎ),呉(ご), 蜀(しょく)という三つの勢力の物語を描いてきたが,本作では満を持して新たな勢力「晋」が参戦することになる。鈴木氏は,晋の追加によって三国時代の後期に活躍した武将達の
多くが参戦していると話す。
本作から新たに参戦する司馬師と司馬昭
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続いて鈴木氏は本作のコンセプトである「シネマティック一騎当千」を実現するために,シームレスでのゲームプレイを導入したと話した。
イベントシーンからスムースにプレイ画面へと移行。キャラクターアイコンが表示されていることからも,切れ目無くゲームプレイに繋がっていることがお分かりいただけるはずだ
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次に,武器アクションシステムについて。従来は戦闘中に固定だった武器だが,本作からはステージ中でも自由に変更可能となっている。数多くの武器を収集できるのが特徴の真・三國無双シリーズだが,本作では複数の武器を戦場に持ち込むことができ,同時に二つまで装備できる。もちろんワンボタンで切り替え可能だ。
さらに武器を切り替えるタイミングで
「ヴァリアブル攻撃」という新たなアクションが発動できる。鈴木氏によると,ヴァリアブル攻撃は武器によって特色が異なるそうで「どの武器を装備するか,どのタイミングでヴァリアブル攻撃を出すかなど,プレイヤーの好みに応じてアクションのカスタマイズをできるのが特徴です」とコメントしていた。
プレゼンテーションの後,3D映像によるデモプレイも行われた
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吉本芸人と真・三國無双がまさかのコラボレーション!?
武将では馬超が気に入っているという田村 淳さん。馬岱との関係性が好きとのこと
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続いてはゲストとして,ロンドンブーツ1号2号の
田村 淳さんが登場。大の歴史好きとしても知られる田村さんは「真・三國無双シリーズは過去作からずっとやっているんですけど,一回やり始めると寝ずにやっちゃうんですよね。三國無双シリーズのすごいところって,ただアクションとして面白いだけじゃなく,どこに仕官してどの国に行くのか,さらに武将として国を全国統一するっていう遊び方もできることだと思います」と,三國無双シリーズを絶賛。
次に
「吉本無双プロジェクト始動!」と題して,吉本芸人の中でも選りすぐりの真・三國無双好きだというギンナナの
金成公信さん,ライセンスの
藤原一裕さん,麒麟の
田村 裕さん,ラフ・コントロールの
重岡謙作さんが登場した。
ギンナナの金成さん。部下として仕えたい武将について聞かれると「曹操 孟徳です」コメントし,「曹操って淳さんに通じることがありますよね。賢いけど非道なところとか」と付け加えると,淳さんから「誰が非道だ!(笑)」と突っ込まれていた
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ライセンスの藤原さん。部下として仕えたい武将については「ベタですけど孔明ですね。あの人に仕えたらかなり楽できるんじゃないかな」と,ゆるキャラの藤原さんならではのコメント
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麒麟の田村さんは,仕えたい武将について「真・三國無双といえば男武将の格好良さもあるんですけど,女君主の可愛さもありますよね。貂蝉は可愛すぎて指示を出されても緊張して話聞こえないですね。孫尚香の場合は可愛いけどおてんば過ぎる。なのでやっぱ月英さんですね」と,女性キャラクターの話が中心に
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ラフ・コントロールの重岡さんは,「僕はTシャツに書いてあることからも分かると思いますけど,香田晋さんです!」と“晋”をかけてボケをかましていた。隣にいた田村さんからは「その晋かい!」との鋭いツッコミが
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4人がうしろを向くと,Tシャツの裏に……“吉本無双”の文字が
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後半では,吉本芸人による真・三國無双6のデモプレイが実施された。多くのメンバーは,さすが経験者だけあってスムースにプレイしていたが,「もしかして三國無双を知らないのでは……」と疑惑の目を向けられていた重岡さんは,案の定(?),敵のいない場所をふらふらと走り回り,ほとんど何もできずに終わっていた
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続いては,真・三國無双6に出演する声優の
小野坂 昌也さん(趙雲),
置鮎龍太郎さん(司馬師),
岸尾だいすけさん(司馬昭),
野中 藍さん(鮑三娘“ほうさんじょう”)が登場し,真・三國無双シリーズについてそれぞれコメントした。
真・三國無双シリーズが10周年であるのと同様,趙雲と諸葛亮を演じて10年になるという小野坂昌也さんは「僕からすると昨日のことのように感じます。連続して6作録っているので,全然色褪せないですね」と,10年の歴史を感じさせるコメントだった
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司馬師を演じる置鮎龍太郎さんは,無双シリーズへの出演が決まったことについて「とても光栄に思っています。役もかなり重要なポジションなんで緊張しましたけど,頑張りました」と話していた
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司馬昭役の岸尾だいすけさんは「無双シリーズはずっとプレイしていたんで,今回出演できて非常に嬉しいです」と述べ,「実は三国志ってあんまり知らないんですけど,この作品で三国志の歴史を学んだと言っても過言じゃないです」と付け加えると,三国志には並々ならぬ情熱を持つ小野坂さんが怒りの形相で「頼むぜ」と一喝(?)
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鮑三娘を演じる野中 藍さんは「新人のころから真・三國無双のファンだったんで,この場にいることにビックリしています!」と,若干興奮気味でコメントしていた
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最後に鈴木氏は「真・三國無双6はシリーズ最高の完成度を目指して鋭意制作中です。プロモーションに関しましても吉本芸人のみなさんと一緒に“吉本無双”プロジェクト”を行っていきますし,そのほかにも,いろいろと検討しています。また,映画『三国志 Three Kingdoms』のDVDともコラボ予定です。『真・三國無双6』の発売日は,2011年3月を予定していますので,どうぞご期待ください。よろしくお願いします」と挨拶してイベントを締めた。