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[COMPUTEX]MSIのゲーマー向けノートPC,最上位モデルの新型は見た目がぐっと今風に。3Kパネル搭載の薄型モデルも
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印刷2014/06/06 19:22

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[COMPUTEX]MSIのゲーマー向けノートPC,最上位モデルの新型は見た目がぐっと今風に。3Kパネル搭載の薄型モデルも

 最近,一部PCショップとシステムビルダー経由で展開するゲーマー向けノートPCが日本市場で根付き始めているMSI。同社はCOMPUTEX TAIPEI 2014で,年末までに発売予定という次期フラグシップモデル「GT72 2PE Dominator Pro」(以下,GT72)や,薄型の15.6インチモデルとなるGS60シリーズ初の3K液晶パネル搭載モデルなどを披露した。

GT72
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フラグシップモデル「GT7x」が

精悍な印象になって新登場


 17.3インチサイズで解像度1920×1080ドットの液晶パネルを搭載するGT72 Dominator Proは,従来製品であるGT70シリーズとは一線を画したデザインの新型筐体を採用するのが大きな特徴だ。

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 2014年のゲーマー向けノートPCとして,GT70シリーズは,17.3インチモデルということを差し引いても,大きく,また,ずんぐりした印象が拭えなかった。それに対してGT72は,天板が平らになるなど,全体的に直線を中心とした外観に生まれ変わり,薄くもなった。横に並べて比較したわけではないが,持った印象もGT70シリーズと比べて軽くなった印象である。
 一方で,ただ軽くなっただけでなく,底面の吸気孔はパンチ穴の空いたシートが赤く塗装されるなど,遊び心も感じられるものになっている。

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本体側面のデザインも直線が基調となった。向かって左側にはUSB 3.0×4とサウンド入出力,右側にはUSB 3.0×2と光学ドライブが装備されている

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本体背面にはACアダプター接続端子のほか,1000BASE-T LAN×1,mini DisplayPort×1,HDMI(Type A)×1が用意され,標準で3+1画面の「Matrix Display」出力に対応する
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本体底面。どことなくALIENWAREのノートPCを彷彿とさせるデザインだが,パンチ穴の空いた吸気用シートが赤い。冷却ファンを2基搭載する仕様はGT70から変わらずだ

本体手前側にもLEDが埋め込まれている
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 GPUはGeForce GTX 800Mシリーズの上位モデル,CPUはHaswell Refresh世代の4コアモデルを訴求しているが,製品の発売は2014年第4四半期になるため,搭載するプロセッサについては柔軟に検討していきたいとのこと。GT70シリーズは,mSATA接続のSSDカード3枚のRAID 0アレイ「Super RAID 2」を採用するのが特徴だったが,GT72ではM.2接続のSSDを最大4枚と2.5インチストレージドライブ1台を搭載できるようになっているそうだ。

Nキーロールオーバー対応は見送られたものの,打鍵感は向上したというSteelSeries製キーボード。見ると,タッチバッドも大きくなった印象だ
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 搭載されるSteelSeries製キーボードは,構造そのものを見直すことによって全体の強度が上がり,打鍵感が向上しているとのこと。従来製品でキーボードと液晶パネルのヒンジ部に挟まれるような形になっていた機能ショートカットは,キーボードの左端に移動している。全体的なデザインの観点に立てば正解といえそうだが,場所が場所だけに,嫌う人もでてきそうである。
 Dynaudio International製スピーカーを搭載する点は従来と同じだが,組み合わされるCreative Technology製ソフトウェアスイートは,GT70シリーズの「Sound Blaster Cinema」から,今回は「Sound Blaster Cinema 2」に変わっていた。ただ,ブースの説明員いわく,違いは「よく分からない」とのことだった。

 デザインがぐっと今風になり,もともと強かったストレージ周りもさらなる強化が期待できるGT72。「17インチクラスの4Kや3Kパネルがなく,採用できなかった」(説明員)とのことで,この点はやや残念に思う人はいるかもしれないが,機能てんこ盛りの“オールインワン”モデルが順当に進化したことになるので,登場となれば注目を集めそうだ。
 あとは,登場が予定される年末商戦期までに,GPU側で次世代感が出てくるといいのだが。


GS60の3Kモデルや,国内発売予定ありのBay Trail-Tタブレットなども


 MSIが展示していたゲーマー向けノートPCで,もう1つの注目株となるのが,15.6インチで2880×1620ドット解像度の液晶パネルを搭載する「GS60 2PE Ghost Pro 3K Edition」である。

GS60 2PE Ghost Pro 3K Edition
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 厚さ19.9mmの薄型ボディに,「GeForce GTX 870M」とCore i7プロセッサ,mSATA接続のSSDカード2枚によるRAID 0アレイ「Super RAID」,2.5インチストレージドライブの採用がウリとなっている現行モデルの基本仕様はそのままに,液晶パネルだけオーバーフルHD化してきたモデルという理解でいいだろう。エムエスアイコンピュータージャパンのノートPC担当である三好正行氏によると,こちらはパソコンショップ アークサイコムが扱う方向で話を進めているとのことだ。

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薄型ながらハイスペック,がウリのGS60。液晶パネル以外に新味はないが,それでもこの厚みはインパクトがある

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4K液晶パネル搭載の「GS60 2PE Ghost Pro 3K Edition」も展示されていたのだが,こちらは参考展示。現時点で国内発売の予定はないという
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ノートPC向けKaveri「FX-7600P with Radeon R7 Graphics」搭載の「GX70 5CD Destroyer」。こちらは国内発売予定ありとのことだった

S100
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 ゲーマー向け以外のPC製品では,国内でも量販店経由での国内展開があるというBay Trail-Tベースの2-in-1「S100」に注目したい。「Atom Z3740D」を搭載し,10.1インチで1280×800ドットのIPS液晶パネルを採用するタブレットPCだが,折り紙状に畳んでスタンド化できるキーボード付きカバーと組み合わせたその姿は,さながら“なんちゃってSurface”といったところ。
 スペック的にはよくあるAtom+Windows 8.1タブレットだが,登場時期と販売価格次第では面白い選択肢になる可能性もあるだろう。

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角度調整の可能な折り紙風スタンド化するキーボード付きカバーが付属した2-in-1タブレットとなるS100。本体サイズは262.17(W)×173.6(D)×9.8(H)mmだ。メインメモリ容量は2GB,フラッシュメモリ容量は64GBで,microSDHCによるストレージ容量拡張をサポートする。無線LAN機能はIEEE 802.11g/n対応

こちらはKabiniコアのA4 APUを搭載する「S12T」。液晶パネルは11.6インチ,解像度1366×768ドットだ。いわば,かつてのNetbook的な製品といえるが,APUなのでグラフィックス性能は高め。野暮ったい外観ではあるものの,持ってみるとびっくりするほど軽いので,サブでプレイするオンラインゲーム用などでは使いでがありそうだ
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Mini-ITXマザーボードを搭載するゲーマー向け小型デスクトップPC「Nightblade Z97」。基本的には,デスクトップPCを展開している市場向けの製品だが,国内ではショップブランドやシステムビルダーのブランドで採用される可能性があるという。右はデスクトップPCとしてのスペック見本

MSI ノートPC製品情報ページ

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