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本イベントは,カプコンの“スタイリッシュ英雄(HERO)”アクション「戦国BASARA」シリーズに出演するキャスト陣が一堂に集い,生アフレコやトークなどを披露するというイベントだ。今回のバサラ祭は,2010年7月29日に発売が決定した,PlayStation 3/Wii用ソフト「戦国BASARA3」にスポットを当てた内容となった。なお本イベントはDVD化が決定しており,10月に発売予定とのこと。
ここでは,昼/夜の二部構成で公演が行われた本イベントのうち,昼の部のレポートをお伝えしよう。
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新宿文化センターの大ホールは,総客席数が1802席。その大部分が女性の来場客で埋め尽くされていた。バサラ祭の幕開けとなる“オープニングアクト”で激しい殺陣が披露されたあと,ステージに「戦国BASARA3」出演武将を演じる声優陣が登場した。今回の出演キャストは以下のとおりだ。
大川 透さん(徳川家康役)
関 智一さん(石田三成役)
立木文彦さん(大谷吉継役)
大原さやかさん(雑賀孫市役)
小山力也さん(黒田官兵衛役)
小清水亜美さん(鶴姫役)
森田成一さん(前田慶次役)
石野竜三さん(長曾我部元親役)
森川智之さん(片倉小十郎役)
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これは,「戦国BASARA3」の登場キャラクター達が東軍と西軍のいずれの側につくか,そしてどのような想いを胸に抱きながら戦いの地・関が原へと赴いていく模様を描くという,いわば前日譚的な内容。声優陣の迫力にあふれる演技で,筆者も仕事を忘れてしばし「戦国BASARA3」の世界に引き込まれてしまった。
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最初に「戦国BASARA3」のオープニングムービーが上映された。こちらは,T.M.Revolutionさんの「Naked arms」をBGMに,本作に登場する徳川家康,石田三成,伊達政宗,真田幸村,雑賀孫市,黒田官兵衛,鶴姫,大谷吉継といった武将達が,画面狭しと駆けめぐる,という内容。
オープニングムービーについては,「戦国BASARA バトルヒーローズ」(PSP)をはじめとした,ここ数作の「戦国BASARA」シリーズのオープニングは少々お笑い方面に向いたものになっていたが,「戦国BASARA3」では,オシャレでシリアスな感じを狙って作ったと,小林氏はコメントしていた。
続けては,T.M.Revolutionこと西川貴教さんからのビデオメッセージが上映された。
西川さんは,「満を持して発売される『戦国BASARA3』,待ってました。僕自身の活動においても『戦国BASARA』シリーズは切っても切れない関係だと思っています。小林プロデューサーとお会いした際に話してくれた夢を,僕もぜひ後押ししたい。バサラ祭を大いに盛り上げて,ゲームやアニメにもフィードバックしてほしいと思っています」とコメントしていた。
ちなみに,西川さんはabingdon boys schoolとして「戦国BASARA FES.2010 紅の陣/蒼の陣」にサプライズゲストとして出演した。森田さんによれば,西川さんは控室で織田信長のモノマネをずっと披露していたのだが,控え室には織田信長を演じる若本規夫さんもいたので,見ていてハラハラしていたそうだ。
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「逆光」は戦いの果てにある悲しさや切なさを表現している曲だが,「戦国BASARA」らしさを出すため,バラードそのものではなく,アップテンポの“元気のあるバラード”を石川さんにリクエストしたと,小林氏は話していた。
石川さんはテレビアニメ「戦国BASARA」第6話の挿入歌「落涙」も歌っているが,「戦国BASARA3」のエンディングテーマ「逆光」のオファーが先で,その流れでテレビアニメの挿入歌をお願いする流れだったそうだ。
なお,「逆光」とともに上映されたプロモーションムービーの映像は,初出となるシーンが満載と,非常に気になる内容となっていた。小林氏によればこの映像は,各キャラクターのストーリー上のオープニングにあたる内容をダイジェスト的に編集したものとのこと。
2009年12月に開催された「ジャンプフェスタ2010」のステージイベントで,伊達政宗が石田三成にボコボコにやられてしまったり,お館様(武田信玄)が病に伏せって真田幸村が武田軍の総大将になったりと,ストーリーの一部を小林氏がコメントしていたが,その内容を,ほんのわずかな時間ではあるが,映像で確認できたわけだ。
そのあとは,再びムービーの上映となり,固有技/固有奥儀/バサラ技といった本作の特徴,陣/戦刻ブースト/フィーバーといった戦場の醍醐味を味わえるシステム,そしてプレイヤーが操れる武将15人の特徴的なアクションが紹介された。
小林氏は,各キャラクターのストーリーが綿密に絡み合う展開となっており,また戦闘スタイルが際立つゲームデザインになっていると述べた。キャラクター一人一人のやり込み度もかなりのボリュームで,「一年くらいはやり込んでもらえると思います」と話していた。
お次は出演者全員が登場してのスペシャルトークショウ。各々「戦国BASARA3」のアフレコエピソードや自身が演じるキャラクターの印象などを語っていた。ここでは各キャストのコメントを紹介しておこう。
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大川 透さん(徳川家康役):
家康,大きくなりました(笑)。
正直なところ,今まで少年・家康として皆さんに可愛がっていただいたキャラクターが大きくなってしまって,家康として喜んでくれるんだろうか,受け入れてくれるんだろうかと不安なんです。
(ここで会場から万雷の拍手が上がり,「かっこいい」という声も)
ありがとうございます,嬉しいです。
2年前のバサラ祭で「お願いだから一度かっこいい役をやらせてほしい」と言いましたが(笑),実現してすごく嬉しいです。
関 智一さん(石田三成役):
(「戦国BASARA」初参戦ということでどうですかと聞かれ)
いいよ(笑)。だって人気のタイトルでしょ,これ! ようやく残ったマンションのローンも払い終えるよ(笑)。ありがたいですよ本当に。
石田三成って,ドラマだとカッコイイ俳優さんがやっていますけど,歴史の教科書の絵だと,正座していて丸顔の,小柄でちょんまげを結ったおじさんだから,これどうなるのかなと思って。
キャラ絵を見たらソリッドな感じの髪型で(笑)。
そのあとは,石田三成の髪型が新幹線みたいだとか,前髪の先端で狙いをつけているだとか,トークが脱線気味に盛り上がっていた。
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立木文彦さん(大谷吉継役):
今回「来たか!」みたいな感じですね。「戦国BASARA」は前からよく知っていて,この作品にとうとう出るようになったんだと。
大谷吉継は石田三成のマブダチで魅力的な人物なんで,「戦国BASARA」の世界でフィーバーして,これからは数珠を投げまくりますよ。
異彩を放っているビジュアルを見た瞬間に「この声だ」とにじみ出るような,正義とイタズラ心をミックスした“バナナジュース”的な感じです(笑)。楽しんでやらせてもらいました。
大原さやかさん(雑賀孫市役):
私も初参戦なんですけど,最初はびっくりしました。「孫市役です」とキャラクター名を聞いたときに,『オラ孫市だぞ!』みたいな感じの男の子だと思っていたら,こんなに色っぽい女性で。
小林氏によれば,雑賀孫市は雑賀衆代々の頭領の名前で,雑賀衆の中には「さやか」という人物もいたとのことから,孫市を女性にすることを決断したとのこと。
ここで森田さんから「恋仲のような展開もある前田慶次についての感想は?」と聞かれた大原さんは,「いや,特にないです」ときっぱり。
小山力也さん(黒田官兵衛役):
(アフレコの時点ですごく面白いことになっていたと振られ)
そんなはずはない! 久しぶりに渋い役が来たと思ってよかったですよ。
(出演者と会場が笑っていることに対して)
何がそんなにおかしいんだ!
本当はですね,この方は黒田孝高さんと申しまして,天下人が恐れたという知略に長けた方なんですが,何故か私がやると,なんか「細かいことはどうでもいい」「考えるのやめておこう」みたいな感じですよね(笑)。
小清水亜美さん(鶴姫役):
(鶴姫は,髪型がショートカットで可愛らしい女の子だという紹介を受けて)
「戦国BASARA」の世界観的にはちょっと違ったキャラクターになるのかなとか思っていて。アフレコの時なんかは「少女漫画のヒロインでお願いします」って(笑)。
なお小林氏によれば,山本ディレクターのたっての希望で,少女漫画のヒロインのような感じのリクエストになったとのこと。
ここで,森田さんに「キャラクターについてはこのへんでいいですかね」と,あやうく切り捨てられそうになったものの,バサラ祭レギュラーの石野さんと森川さんからも一言コメントが出た。
石野竜三さん(長曾我部元親役):
毎度お馴染みの長曾我部ですが,イケイケドンドンで戦いを楽しんでいるっていうキャラクターで来たところが,ちょっと自分の内面に引っ張られていたところと前に行きたいところの綱引きで,ものすごくやっていて苦しい,一種独特の息苦しさみたいなものを,ずーっとを背負ってやっている,今までとは感じが違います。
苦しくて苦しくて……というシーンがあって,僕はスタジオで鼻血を出して,スタッフの皆さんを慌てさせました。これからは僕を「スタジオを血に染めた男」と呼んでください(笑)。
森川智之さん(片倉小十郎役):
(小林氏に「3」では片倉小十郎でプレイできないと釘を刺されて)
でもね,念じれば動き出したりとか。そんな機能は……付いていない?
(伊達軍は“我慢”であるというコメントに対して)
我慢を覚えて大人になろう,みたいな。そんな感じですね。
(先に上映されたプロモーションムービーで石田三成にやられていたことに対して)
本当にポンってやられていましたからね。ぐったりというか飛ばされて腰打っていましたから(笑)。
小林氏は,片倉小十郎も猿飛佐助もプレイヤーキャラクターではないものの出番がすごく多く,物語上ではものすごく活躍すると述べていた。
森田成一さん(前田慶次役):
恋をするのはいいんですけど,長曾我部元親と似たような,はじけられずにずっといったって感じなんですよ。今まではのっけから,台本をめくるたびに「オラオラオラオラァ!」っていう感じだったんですけど,今回は延々と叫ばせてもらえないっていう。
すごくフラストレーションが溜まったものだったんですけど(笑),今までで初めて見る慶次でしたね。
(大人っぽいドラマを抱えているのか? というコメントに対して)
やっぱり無理です,大人っぽいのは……。子供時代の前田慶次やろうかな,逆に(笑)。
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