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出陣は7月29日。「戦国BASARA3」完成発表会では「舞台『戦国BASARA』〜蒼紅共闘〜」の当日券発売も発表
この発表会では,さきほどニュースでお伝えしたように,カプコンのスタイリッシュ英雄(HERO)アクション「戦国BASARA3」(PlayStation 3/Wii)の発売日が7月29日に決定したこと,エンディングテーマ曲を石川智晶さんが歌う「逆光」に決定したことが発表された。また,ゲーム以外での各種展開についても,「戦国BASARA」シリーズプロデューサーの小林裕幸氏から発表された。ここでは,その模様をレポートしよう。
「戦国BASARA3」公式サイト
小林氏は,「夏休みに入ってすぐの発売日となりましたので,学生の方は夏休み中ずっと遊んでいただきたいですし,社会人の方もお盆休みに入ったらじっくり遊んでいただければと思います」とコメント。
そのあとには,本作のオープニングムービーが上映された。ムービーの内容は,T.M.Revolutionさんの「Naked arms」をBGMに,本作の主人公となる徳川家康と石田三成を中心に,シリーズお馴染みの伊達政宗や真田幸村,雑賀孫市,黒田官兵衛,鶴姫,大谷吉継といった武将達が,約2分20秒にわたり画面狭しと駆けめぐるというもの。
小林氏は,「戦国BASARA3」をかなり時間をかけて,力を入れて作っており,新キャラクターが数多く登場すると説明。過去シリーズでは織田信長であったり豊臣秀吉であったり,お笑い系のムービーもあったが,今回は,徳川家康はじめ,石田三成,雑賀孫市など,数多くの武将達のアクションが見られるスタイリッシュな仕上がりになっているのが見所だと述べていた。
オープニングがあればエンディングももちろんあるということで,エンディングテーマが石川智晶さんの歌う「逆光」になることが発表された。なお,「逆光」は,作詞作曲も石川さんが手がけている。この場でのお披露目は残念ながらなかったものの,小林氏によれば,「戦国BASARA3」にふさわしい詞と曲と歌声になっているそうだ。
ここで,スペシャルゲストとして石川さんが登場し,「逆光」をテーマにしたトークセッションが行われた。
石川さんは,テレビアニメ「戦国BASARA」第6話挿入歌の「落涙」の前に,「戦国BASARA3」のエンディングテーマを歌うオファーがあったという裏話を出しつつ,「逆光」を手がけた時期は,実際にゲームをプレイして,「音楽との距離」「ゲームとの距離」が自分の中で分かりかけてきたところだったとのこと。そのおかげ(?)で,「戦国BASARA」の世界にどっぷりはまっている,とコメントしていた。
なお小林氏は,石川さんに「逆光」を手がけてもらうにあたり,徳川家康と石田三成のシナリオ,映像などを渡し,事前に「戦国BASARA3」の世界を知ってもらったと述べていた。
作詞作曲についてのコンセプトについて聞かれた石川さんは,「落涙」は女性目線だったが,今回の「逆光」は男性目線で,馬に乗った疾走感を出したいというのが,カギになったと話していた。また,極限状態における男性本能のようなものを「真ん中に入れている」とのこと。
石川さんの歌う「逆光」は,5月2日に開催されるイベント「戦国BASARA祭2010〜春の陣〜」(関連記事)でお披露目されるとのことなので,チケットを予約した人は,楽しみに開催を待とう。
最後に石川さんから,「『逆光』というエンディングテーマが『戦国BASARA3』のゲームのいい後味というんでしょうか,そういうものをやっていただける方に残せるようなものになってほしいなと思っています」とファンに向けてのメッセージが贈られ,トークセッションが締めくくられた。
続けて,「戦国BASARA3」のアクション部分を紹介する,本邦初公開となるムービーが上映された。このムービーは,固有技/固有奥儀/バサラ技といった本作の特徴,陣/戦刻ブースト/フィーバーといった戦場の醍醐味を味わえるシステム,そしてプレイヤーが操れる武将15人の特徴的なアクションが確認できるものだった。撮影NGだったので写真でお見せできないのが残念だが,せっかくなので筆者がメモった15人分のキャッチコピーを以下に掲載しておこう。
徳川家康「力を込めて、敵を粉砕!」
石田三成「刹那に敵を斬り殺せ!」
伊達政宗「最強の六爪流で敵を蹴散らせ!」
真田幸村「勢いにのって連続攻撃を叩きこめ!」
大谷吉継「敵を補足し、数珠を叩きこめ!」
雑賀孫市「多彩な火器で、戦を制圧しろ!」
黒田官兵衛「豪快な回転攻撃にのって大暴れ!」
鶴姫「最適な間合いで狙い打て!」
前田慶次「かけひき上手で多彩な攻撃!」
長曾我部元親「敵を釣り上げ、波に乗れ!」
毛利元就「策をもって、戦を手中におさめろ!」
島津義弘「渾身の初段にすべてをかけろ!」
本多忠勝「様々な形態で敵をなぎ倒せ!」
風魔小太郎「敵を浮かせて空中コンボ!」
お市「魔の手を現世に呼び出し、共に戦え!」
ムービーについて小林氏は,通常技や固有技,バサラ技などシリーズでの基本を踏襲しているのはもちろん,「3」では固有奥儀を3種類から選択できるなど,いろいろな組み合わせができるようになっていると説明。アクションにはかなり力を入れており,「それぞれのキャラクターで1本のゲームタイトルの主人公にできるくらい,バリエーションが豊かなものになっているので,いろんなキャラクターで遊んでほしい」とコメントしていた。
また,戦場の取った/取られたという臨場感をステージ攻略に活かした「陣」という新しいシステムを設けるなど,さまざまな新要素も取り入れているとのことだ。
まずは漫画で,集英社の「ジャンプSQ.」で2010年2月から連載されている「戦国BASARA3 -ROAD OF DRAGON-」の第1巻が7月2日に発売される。「戦国BASARA3」の発売日である7月29日に合わせて,漫画のストーリーも関ヶ原の戦いに向かっていくそうだ。
次は,テレビアニメの第二期「戦国BASARA弐」が2010年7月に放送開始になることについて。メインビジュアルからも分かるように今度の敵は豊臣軍で,豊臣秀吉や前田慶次の活躍が見られるとのこと。
また,4月8日に配信開始となった携帯公式メールマガジン「戦国BASARA 特製瓦版」は毎週配信で,「戦国BASARA3」の最新情報をはじめ,歴史資料館や投稿企画などの配信内容が予定されている。
そして,先ほどのニュースでもお伝えした,寿がきや食品とのコラボレーション企画のカップ麺「天下分け麺」。こちらは現在鋭意開発中とのことで,今回発表されたのはロゴのみとなった。
最後に,本日より公演が始まった「舞台『戦国BASARA』〜蒼紅共闘〜」について。本舞台の脚本/演出/振付を担当した西田大輔さんと,出演キャスト8名がステージに登場し,それぞれが舞台への意気込みを語った。
舞台「戦国BASARA」については,「戦国BASARA3」の制作が発表された「こちら」の記事で2009年7月の公演を紹介しているが,メインキャストでは細貝さんが“新しいダンナ”として出演するほかは,基本的に前回と同じキャストとなる。
武将達の衣装からも一端を感じ取れるように,「舞台『戦国BASARA』〜蒼紅共闘〜」は,ゲーム性を非常に意識した,2時間ずっと走り回って斬りまくる舞台になるとのこと。2009年の公演よりもパワーアップしていると,出演キャスト達が語っていたので,舞台を観に行く予定の人は楽しみにしていてほしい。
ちなみに,公式サイトによれば,12日〜16日のステージ終了後には,トークショーが日替わりキャストで開催される。舞台を観に行く予定の人は,公式サイトのチェックをお忘れなく。
「舞台『戦国BASARA』〜蒼紅共闘〜」は,サンシャイン劇場において,4月9日〜16日に計13公演が行われる。若干数ではあるが,各公演において当日券の販売も決定している。価格は税込で7140円,サンシャイン劇場の受付窓口で開演1時間前からの販売となる。チケットを予約できなかった人は,このチャンスを逃さないよう,公式サイトで詳細をチェックしてほしい。
「戦国BASARA3」公式サイト
「戦国BASARA」シリーズ公式サイト内
舞台『戦国BASARA』〜蒼紅共闘〜告知ページ
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