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2月18日オープン。秋葉原の新しいゲームイベント施設「ALIENWARE ARENA」を,一足早くチェックしてきた
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宇宙船内部のような雰囲気のスペースに
ALIENWARE Auroraが40台並ぶ
![]() ラックの上にALIENWARE Aurora本体が置かれるというレイアウトになっている |
施設内は抑えめの照明になっており,ALIENWARE Auroraやディスプレイ,そしてラックのイルミネーションだけが煌々と光っているという,まるで宇宙船の内部のような雰囲気だ。
ALIENWARE ARENAの広さは約100平方メートル。そこに,2×2の並びで“島”が設けられ,それぞれの島に,マシン10台が,5台ずつ向かい合うように並べられている。正確に書くと,向かい合うように並んでいるのはディスプレイと入力デバイスで,ディスプレイの上のラックに,ALIENWARE Auroraが10台鎮座するというレイアウトだ。
入口からは,40台の大型デスクトップPCが,“島”の上に並んでいるように見えるわけで,なかなか壮観である。
壁にはALIENWAREのロゴが描かれているほか,DHARMAPOINTやRazerのポスターが飾られているなど,まさにゲームプレイのために作られた空間といった印象を受けた。
![]() 大型スクリーンや実況スペースなど,観客を意識した設備を用意している |
「一般の利用客もいるのに,ゲームイベントで騒いで大丈夫なの?」と思うかもしれないが,そこは大丈夫。アイ・カフェAKIBA PLACEはビルの8階と7階で営業しており,8階は「騒いでいいスペース」(アイ・カフェAKIBA PLACE)と位置づけられているからだ。ゲームの実況でマイクを使ったり,観客が声をあげたりしても問題ないのである。
正直なところ,パッと見ではそれほど大きなイベントが開催できるようには見えなかったのだが,改装前,スペースの余裕がなかった時代に,ゲームのイベントで130〜150人程度を収めた実績があるという。むしろ,限られたスペースにぎっしり人が入ることで,イベントはより盛り上がるのだそうだ。
ちなみにALIENWARE ARENAでは,店舗什器の最適化によって,150〜200人は入るようになっているとのこと。8階に別途設けられている読書用スペースにスクリーンを設置すれば,追加の観客席にもでき,その場合は300人規模にも対応可能という。
なお,イベント用の貸し切りは,法人と個人のどちらでも申請可能。4つある“島”のうち,2つだけ借りる,といったこともできるとされている。料金など,詳細は,アイ・カフェの特設サイトに掲載される予定だ。
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接続回線は,アイ・カフェのスペース用とは別にALIENWARE ARENAの専用線が用意されているそうなので,快適にプレイできるだろう。
もう1つ,ALIENWARE ARENAでは,協力メーカーやALIENWARE純正のゲーマー向け周辺機器を使えるのも見逃せないところ。40席中10席ではDHARMAPOINT,10席ではRazer,20席ではALIENWARE純正のマウスとキーボード,ヘッドセット,マウスパッドが標準で用意されているので,ゲーマー向けデバイスとはどんなものなのか,いろいろ触って試せるのだ。
そんなALIENWARE ARENAだが,オープン初日の2月18日から2月24日までの各日,11:00から18:00までに入店した人を対象に,ゲームプレイが1時間無料となる。さらに,ALIENWARE ARENAの利用後,アンケートに回答すると,先着250名にALIENWAREのUSBフラッシュメモリがプレゼントされるキャンペーンを実施するとのことだ。詳細はアイ・カフェの特設サイトで確認していただきたい。
ALIENWARE ARENAの狙いを
デルの添田氏に聞く
![]() 添田貴嗣氏(デル コンシューマーマーケティング ブランドマネージャー) |
添田氏によると,ALIENWAREを実際に触ってみたいという声に応えるため,約2年前からALIENWARE ARENAのような施設を作る構想を持っていたとのこと。「安易にハコだけ用意するのではなく,やるなら日本一のものにしたい」と時機をうかがっていたところ,アイ・カフェを運営するカジ・コーポレーションなど,パートナー企業が得られたので,今回,実行に移したとのことだった。
そういう経緯もあって,ALIENWARE ARENAの運営期間に,いまのところ期限は設けられていない。常設のゲーム施設として運営することで,これまでオンラインゲームに興味のなかった層に触れてもらったり,しばらくゲームから離れていたような人に戻ってきてもらったりしながら,「ゲーマー同士がつながれる場」として機能させたいと,添田氏は述べていた。
筆者のALIENWARE ARENAに対する第一印象は,「イベントがより映えそうな施設」だった。もちろん気軽にハイエンドのゲームPCに触れられる施設である点も魅力だったが,ここでゲーム大会が開かれるなら,プレイできなくてもちょっと見てみたい,とまず思ったのが正直な感想だ。ゲームを遊ぶだけでなく,ゲームを見るという楽しみ方ができる施設になることを期待したい。
- 関連タイトル:
Alienware
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(C)2012 Dell