
連載
インディーズゲームの小部屋:Room#364「TorqueL for Windows」

新年のご挨拶を申し上げつつお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第364回は,FullPowerSideAttack.comの「TorqueL for Windows」を紹介する。本作は,箱の四辺を伸び縮みさせながら,その箱をゴールまで導くというアクションゲームだ。本年もどうぞよろしくお願いいたします!
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冒頭で紹介したとおり,本作の主人公は箱……だと思うが,箱の中にはシルエットで描かれたシルクハットのジェントルマンが入っているので,本体(?)はこっちかもしれない。この人が一体何者かはよく分からないが,とにかく方向キーの左右でこの箱を転がしてゴールまで移動させるのがゲームの目的だ。
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とはいえ,ステージには触れるとミスになってしまうマグマのような赤い領域や,一定方向に流されてしまう青い領域,大小さまざまな段差やシーソーのような床などがあり,ただ箱を転がすだけではゴールにたどり着けない。そこでどうするのかというと,箱の四辺をびよーんと伸ばして障害物を乗り越えていくのだ。
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スクリーンショットを見るとお分かりのとおり,箱の四辺には黄,青,緑,赤の色が付いており,それぞれの辺はキーボードのW/A/S/Dに対応している。そして,どれかのキーを押すと,それに対応した辺がぐいーんと伸びるという仕組みだ。四辺の色の配置はXbox 360やXbox OneコントローラのA/B/X/Yボタンと同じになっているので,これらのゲームパッドでプレイすれば,より直感的に操作できる。
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操作方法やゲームシステムは非常にシンプルだが,辺を伸び縮みさせるタイミングによって箱が思わぬ動き方をするので,上手に動かそうと思うと,これがなかなか奥が深い。また,ステージも見た目は簡素だがよく練られていて,たいていのステージは単純に辺を伸び縮みさせるだけではクリアできないようになっている。このさじ加減がまた巧みで,「あとちょっとで届きそうなのに!」と思わせる絶妙な難度なのだ。
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そんな本作は,PC版が1080円で発売されているほか,PS4版とPS Vita版がそれぞれ1000円(すべて税込)で発売中。ちなみにPS4版とPS Vita版はクロスバイに対応しており,どちらかを購入するともう一方もダウンロードできる。さらにPS Vita版はPS Vita TVにも対応しているので,お好みの環境でプレイしよう。
■「TorqueL for Windows」公式サイト
http://www.torquel.net/![]() |
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