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連載
インディーズゲームの小部屋:Room#314「REVOLVER360 RE:ACTOR」
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日本全国で成人式が執り行われていた頃,部屋に引きこもってひたすらゲームをして過ごしていた筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第314回は,クロスイーグレットの横スクロールSTG「REVOLVER360 RE:ACTOR」を紹介する。新成人の皆さん,おめでとうございます。将来は筆者のような立派な大人になってくださいね!
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タイトルを見ればお分かりのとおり,本作は本連載の第243回で紹介した「REVOLVER360」に続く,回転式シューティングゲームの第2弾。一見すると避けられそうにない弾幕を,ステージの空間そのものを回転させて回避し,あるいはひとまとまりにしてレーザーで一気に薙ぎ払うというアイデアはそのままに,ゲームモードを一新して,新たなギミックが盛り込まれている。
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自機の基本攻撃は,ショット&ホーミングとレーザーの2種類。前者はショットボタンを押しっぱなしにすることで連射できる通常攻撃で,自機の周囲の背景に敵がいる場合は自動でホーミングが発射される。前作と異なり本作ではステージに奥行きがあり,ショットが届かない場所にいる敵は,このホーミングで攻撃することになる。
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後者のレーザーは,ストックを消費することで発射でき,黄色の敵弾を破壊してアイテムに変化させられるというもの。レーザーのストックは,自機の周囲の水色のゲージが1周するごとに増えていく。敵や敵弾をレーザーでまとめて破壊するとスコア倍率が上昇するので,敵にわざと弾を撃たせてから倒すのも一つの手だ。ただし,青色や紫色の敵弾は破壊できず,紫色の敵弾に至っては回転させることもできないので注意しよう。
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また,自機の周囲にはもう一つ,赤色で示されたオーバードライブゲージがあり,このゲージを消費することで,すべての敵弾を破壊するEMPショットやオーバードライブモードを発動可能。もちろんこのほかに,左右の回転ボタンを使って空間を回すという操作がある。本作では背景にも敵や障害物が隠れていたり,アイテムが入ったコンテナが設置されていたりするので,ステージをぐるぐる回転させて探してみよう。
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前作は基本的にスコアアタックに特化した内容だったが,本作ではステージクリア型の「RE:ACTORモード」,1つのステージを選んでプレイする「SECTOR:DIVEモード」,さまざまなクリア条件に挑戦する「CHALLENGEモード」という3つのモードが用意されている。SECTOR:DIVEモードで選べるステージは,RE:ACTORモードの進行状況に応じて増えていく仕組みだ。
またCHALLENGEモードは,簡単なものから順番に遊ぶことでゲームの基本テクニックを学べるようになっているので,チュートリアルとしても活用できる。
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中には特定の条件を満たすことで派生する隠し分岐もあり,ほかにも“EAGLET”という鷲のエンブレムがステージ1〜3に10体ずつ隠されていたりといった遊び要素もある。
また,さらに進化したグラフィックスの美しさは圧巻で,思わずため息が出るほどだ。
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ステージを回転させるという個性的なアイデア,大量の敵をレーザーで撃ち落としたときの爽快感,ステージに盛り込まれた数々のギミック,前作以上に圧倒的なクオリティのグラフィックスに見事なBGMと,まさに隙のない完成度の本作。シューティングゲームファンならば,必ずプレイしておきたい一本だ。そんな本作の製品版は1890円(税込)にて発売中。また公式サイトでは,体験版が公開中だ。
■クロスイーグレット公式サイト
http://crosseaglet.xii.jp/![]() |
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