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インディーズゲームの小部屋:Room#313「アスタブリード」
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印刷2014/01/08 10:00

連載

インディーズゲームの小部屋:Room#313「アスタブリード」



 新年のご挨拶を申し上げつつお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第313回は,えーでるわいすの「アスタブリード」を紹介する。本作は,人型メカ「クロスブリード」のパイロットとなり,人類を脅かす異星文明「ファイルーン」との戦いに挑むシューティングゲームだ。2014年の目標は,年内に何か人生の目標を見つけることです……今年もがんばるぞー。

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 人類がファイルーンとの決戦に敗れてから約半年。戦力の大半を失い,委縮してしまった地球連合に見切りをつけたダニエル・オブライエン提督とその一派は,上層部の制止を振り切り,半ば反乱同然に敵の本拠地「移動惑星」への最後の攻撃を敢行する。その作戦の要となるのが,ファイルーンで開発途中だった未完成の機体に,地球側の技術を組み合わせて作り上げた新兵器「クロスブリード」である。

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画像集#019のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#313「アスタブリード」 画像集#020のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#313「アスタブリード」

 この機体には,ファイルーンにさらわれ,「現実改竄装置(ルーキス)」の生体コンピュータに改造されてしまった少女,フィオが(生体部品として)組み込まれている。まったくひどい話だが,クロスブリードはこのルーキスの機能により,機体のダメージを時間と共に自己修復するという優れた能力を持っている。プレイヤーは主人公のロイとしてこの機体に乗り込み,フィオと力を合わせてファイルーンとの激しい戦いを繰り広げていくのだ。

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ロイ
画像集#007のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#313「アスタブリード」
フィオ
画像集#008のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#313「アスタブリード」
エスト
画像集#009のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#313「アスタブリード」
ダニエル

 クロスブリードには,火力を前方に集中させるフロントショット,広範囲の敵を攻撃できるワイドショット,ブレードを使った近接攻撃,さらに時間経過によって増加していくゲージがいっぱいになったときのみ使用可能なEXアタックという,4つの攻撃方法が用意されている。
 さらに,フロントショットとワイドショットはボタンを押しっぱなしにすることで,前者は指定した方向,後者は自機の全方位にいる敵をロックオンできる。また,EXアタックの挙動もロックオン状態に応じて変化する。

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 こう書くと何だかややこしそうだが,本作には懇切丁寧なチュートリアルモードが用意されているので心配無用。また,すぐにゲームを始めたいという人でも,ゲームのプロローグ部分が丸々チュートリアルに充てられているので,操作を覚えるのは難しくないだろう。本作は一応キーボードでもプレイ可能だが,使用するボタンが多いため,ゲームパッドを用意してのプレイがお勧めだ。

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 本作でまず目を引くのが,細部まで作り込まれた美麗なグラフィックスと,ド派手なエフェクト。また,スクロール方向が1つのステージで縦,横,奥と目まぐるしく変化する演出も特徴的で,ゲームにスピード感を与えている。スクロール方向が変わってもゲーム性が破綻しない見事なバランスには,驚かされるばかりだ。
 このほかにも,プレイ中にフルボイスで絶え間なく行われるキャラクター同士のやりとりや,随所で挟まれるカットシーンなど,演出面には全体的にかなり力が入れられている。


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 画面を埋め尽くすほどのエフェクトで自機を見失いがちなところはあるが,ブレードによる攻撃が非常に強力でロックオン攻撃も便利,おまけにシールド(=自機の耐久力)の自動回復まであるので,ゲーム難度はそれほど高くない。
 しかし,ハイスコアを目指すとなると,ショットとブレードをうまく使いこなさなければ高得点を得られない仕組みになっており,シューティングゲームとしての遊び応えもばっちりだ。オンラインに対応したリーダーボードや実績システム,クリア後に見られるギャラリーなど各種のやり込みやおまけ要素も充実しており,完成度の高い一本に仕上がっている。

 公式サイトでは,ゲームのプロローグからステージ1まで遊べる体験版が公開されているほか,製品版は2980円(税込)にて発売中。シューティングゲームファンなら,ぜひお見逃しなく。

■えーでるわいす公式サイト
http://edelweiss.skr.jp/

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