連載
インディーズゲームの小部屋:Room#213「不思議な月の夜のとばり」
昨年末のコミケで,いろいろな人から「ところで最近,(脳みその調子)どうしちゃったんですか?」と言われてしまった筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第213回は,ですのや☆のアクションゲーム「不思議な月の夜のとばり」を紹介する。カッコ内は筆者の想像だが,きっとそう言いたかったんですよね? ご心配おかけしました。でも,すでに手遅れです。
さて,文化祭も近づいてきたある日のこと,主人公のとばりが学園に行くと,不思議な出来事が起こる。まだ朝だったはずなのに,あっという間に真昼になり,さらに夕方になってしまったのだ。空を見上げると,明らかに暗くなっている方角もある。学園中が大騒ぎしている中,朝から何だか様子がおかしかった親友の陽菜が学園の外に向かったという話を聞いたとばりは,何が起こったのかを知るために陽菜のあとを追いかけることに……。
本作は,とばりを操作してステージをクリアしていく横スクロールタイプのアクションゲームで,ジャンプや魔法を駆使してとばりをゴールまで導くのがゲームの目的。とばりは“鍵の杖”を使って相手の魔法を取り出すのが得意で,魔法を持っている敵を杖でポコンと叩くと,敵が持っていた魔法のメダルが出現する。このメダルを取ることで,とばりもその魔法を使えるようになるという寸法だ。魔法のメダルは2つまで所持でき,好きなときに切り替えたり,いらないメダルを捨てたりもできる。
とばりが使えるようになる魔法には,さまざまな種類があり,火の玉を飛ばしたり,岩を投げたり,風の力で2段ジャンプできるようになったりと,その効果は実に多彩。そして,ステージのあちこちにこうした魔法効果を使ったギミックが用意されているのが本作の特徴だ。邪魔な植物を炎で焼き払ったり,敵を凍らせて足場にしたり,行く手を塞いでいるブロックに岩をぶつけて壊したりなど,その場に応じて使い分けながらステージを攻略していこう。
ステージクリアに必要な魔法は,大抵その付近にいる敵から奪い取れるが,集めたコインを使ってショップで必要な魔法のメダルを買うこともできる。ときには,特定の魔法を持っていないと進めない隠しルートもあるので,ステージをあちこち探索してみるとよさそうだ。ショップではこのほかにも,体力回復アイテムや1UPアイテムなども購入できる。懐具合と相談しながら,適宜必要なアイテムを入手しておくといいだろう。
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