連載
インディーズゲームの小部屋:Room#103「天才科学者ばいおるる」
ゲームの目的は,指定された色のエレメントをビーカーに集め,すべてのビーカーをいっぱいにすること。なぜこんなことをするのかというと,プレイヤーの分身であり天才科学者である“神緒おるる”は,病の床に伏しているお姫様“豪姫”のための治療薬を作らなければならないからである。プレイ画面の右下にいる,2.5等身くらいの可愛い女の子がおるるだ。
ゲーム中に登場するエレメントの色には,赤,紫,黄,水色,青,緑の6種類がある。初めのうちは,入り口から出てくるエレメントをビーカーに誘導するだけでクリアできるが,途中からはそれだけではクリアできなくなる。その場合は,エレメント同士を調合して化学反応を起こし,特定の色のエレメントを作り出さなければならない。
エレメントの調合には法則があり,「赤+紫=水色」「水色+黄=青」「紫+青=緑」の組み合わせ以外は反応しない。この組み合わせのエレメント同士が触れ合うと,すぐさま化学反応が起きるため,うっかり必要なエレメントを反応させてしまわないように注意が必要だ。調合の法則はしっかりと頭に叩き込んでおこう。
一風変わったルールが楽しいパズルゲームだが,自分で自由に壁を描いたり消したりできるため,全体的な難度は低い。クリアのための手順も一通りではないので,自分なりに試行錯誤を重ねてトライすれば,誰でも最後までクリアできるだろう。ちなみに,本作のイベントグラフィックスには,2009年8月分の壁紙カレンダーを担当したわらしなママ氏が参加している。同氏のイラストのファンだという人も,ぜひ一度プレイしてみよう。そんな本作の製品版は,1575円(税込)にて発売中だ。
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