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男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第536回「勇気をくれる『妖怪ウォッチ4』」
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印刷2019/06/27 11:00

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男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第536回「勇気をくれる『妖怪ウォッチ4』」

画像集 No.001のサムネイル画像 / 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第536回「勇気をくれる『妖怪ウォッチ4』」

著者近影
画像集 No.002のサムネイル画像 / 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第536回「勇気をくれる『妖怪ウォッチ4』」
 勇者とは,勇気のある者と書くわ。
 昔からある言葉だけど,今のように主人公感や英雄感あふれる言葉になったのは,ゲイムで使われるようになってからじゃないかと私は思っているの。それこそ,国民的RPG「ドラゴンクエスト」の主人公が勇者だからね。そのイメージが強いんじゃないかしら。だから,勇者といえば正義のヒーロー的なニュアンスが加味されている気がするの。ただ,もともとの意味としては「勇気のある者」。まあ,勇気がある人は基本的に尊敬すべきだとは思うけども。
 では,アンパンマンの少ない友達でもある「勇気」とは何なんでしょうね。ざっと調べるとネットの辞書では「困難や危険を恐れない心」とあるわ。生きていると,困難や危険は大なり小なりどうしても目の前に立ちはだかってくるじゃない。実際には,それらを恐れないってことは難しいと思うのよね。なので現実的には,「困難や危険を恐れつつも,それらを振り払って目標に向かう心」が勇気なんじゃないかと,私としては思うわけです。
 それだって簡単にできることじゃないからね。失敗すりゃ,困難や危険に見舞われるわけだし。だからこそ勇気を持った人に我々は憧れるんだと思うし,自分も勇気を持ちたいと思うのですよ。そして,何から勇気を得るのかというのは人それぞれで。生活の中で勇気を受け取る人もいれば,趣味から勇気を得ようとする人もいる。媒体も,方法も人それぞれ。
 で,とくに私の場合はゲイムからより多くの勇気をもらっているのよね。ゲイムの内容もそうなんだけど,ゲイムの作り手の気持ちをどうしても考えちゃう。それはリング上から表現するという立場の私の職業病なのかもしれないけども。

画像集 No.003のサムネイル画像 / 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第536回「勇気をくれる『妖怪ウォッチ4』」
 そういう意味で,「妖怪ウォッチ4 ぼくらは同じ空を見上げている」の作り手の姿勢から,とても勇気を与えてもらっている最中。まごうことなき勇者ですよ妖怪ウォッチ4制作スタッフは
 というのもですね,「妖怪ウォッチ」って天下を取ったタイトルと言っても差し支えないわけじゃないですか。天下の基準にもよるけど,少なくとも世間を席巻したという意味においては。あ,「せけんをせっけん」っていうワードを使った部分については,ね。ホラ,妖怪ウォッチってダジャレ的なネーミングが多いじゃない? そこに合わせてみただけですよ!
 ……話を戻しまして。天下を取った妖怪ウォッチだけど,今作では遊び方が完全に一新されているの。戦闘もそう。移動時のフィールドの見せ方もそう。肝心のゲイムの展開も,アニメーションを挿入するのではない方法でアニメ的に見せている。こんなに変えるか? ってくらい変えているの。なんなら,世界観の設定はそのままに,ほかはすべて作り直したと言ってもいいくらいに。
 これ,勇気以外の何物でもないわ。作り手だけでなく,この形でプロジェクトにGOサインを出したレベルファイブという企業自体が勇者。勇気がある人達。変えるってね,周囲が考えている以上に怖いことなのよ。結果が出たモノを変えることはとくに。営業的にも制作的にも。
 だって,変えて良くなる保証はどこにもないじゃない。変えて結果が出なきゃ改悪だと言われるし,せっかく出した勇気も蛮勇だという評価になってしまう。勇気が勇気と評価されるためには,結果が必要になってくるのね。

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 そんな中で,妖怪ウォッチ4制作陣はそれを成し遂げやがった。営業的なことは私なんかの部外者には分かんないけど,少なくともプレイヤーとしては感嘆するしかない。今までと違う面白さを提供してくれている。
 ただね。よくよく考えてみたら,すべて理にかなっているのよね。妖怪ウォッチといえば,ゲイムだけじゃなくてアニメやおもちゃといったいろんな角度からアプローチするメディアミックスで天下を取った作品なの。だから,最新作である今作はアニメから入った人にも違和感なくゲイムがプレイできるようなアニメ的な進行だし,おもちゃとしての妖怪ウォッチものが好きな人に向けても新しい妖怪や「妖怪アーク」といった新しい要素が入っている。
 メディアミックスで天下を取った作品ではあるけれど,それらをすべて回収した形で新作として再構築したのが妖怪ウォッチ4なんですね。すゲイよ。スケールでかいよ。勇気はもらえるけど,悔しくてしょうがない。負けっぱなしだわ。今のところ私が勝てる可能性があるとしたら,「妖怪」の部分だけだわ。立派な妖怪にならなきゃね。

 というわけで,まだゲイム序盤ではあるけども妖怪ウォッチ4の勇気に度肝を抜かれましたよってお話でした。面白いんだわ。誰も傷つけない面白さ。もっと掘り下げると,リアリティのない世界なのに存在感という意味でのリアリティは増しているだとか,戦闘の頻度がある程度自分の意思次第なので自分なりのテンポで楽しめるだとか,単純に可愛くない妖怪の可愛くなさが可愛いとか,いろいろ語りたいことはあるんだけど,それは次に回すとするわ。プレイしているうちにいいところがいっぱい出てきそうだし。

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 というわけで,来週もまた妖怪ウォッチ4について触れると思われます。気になっているならプレイしたほうがいいよ。これまでと違う面白さで,しかも前作よりあらゆる点で上回っていて面白いから。ではまた来週。

今週のハマりゲイム
PlayStation 4:「エースコンバット7 スカイズ・アンノウン
Nintendo Switch:「妖怪ウォッチ4 ぼくらは同じ空を見上げている
iOS:「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト

■■男色ディーノ(プロレスラー)■■
ディーノ選手が所属するDDTプロレスは,今週末の6月30日に東京・後楽園ホール大会「Road to Peter Pan 2019」を開催します。ディーノ選手は7月15日に対戦する青木真也選手とのシングルマッチの前哨戦「男色ディーノ総合格闘技対策シリーズ」として,大石真翔選手(サンボ),大鷲 透選手(相撲),アントーニオ本多選手(柔道),スーパー・ササダンゴ・マシン選手(剣道),大和ヒロシ選手(レスリング),平田一喜選手(水泳),高梨将弘選手(ボクササイズ),マッド・ポーリー選手(カバディ)と対戦します。「全員ぶっ潰す」とのことでした。
  • 関連タイトル:

    妖怪ウォッチ4 ぼくらは同じ空を見上げている

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