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DIGITAL CONTENT EXPO 2009で見た立体映像デバイスの最先端情報
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印刷2009/10/22 15:30

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DIGITAL CONTENT EXPO 2009で見た立体映像デバイスの最先端情報

円筒の中に映像が浮かぶソニーの立体ディスプレイ(参考出品)
DIGITAL CONTENT EXPO 2009で見た立体映像デバイスの最先端情報
 本日(10月22日)より,東京お台場の日本科学未来館でDIGITAL CONTENT EXPO 2009(デジタルコンテンツエキスポ2009)が開催されている。ロボットあり,アートありといろんなコンテンツの最新動向を集めた展示会なのだが,今回は,3D映像機器を中心に最新動向を見て回ってみた。

 とりあえず最初に挙げるべきはソニーの「360°メガネなし立体ディスプレイ」だろう。これは,高さ30cmくらいの円柱の内部にカラー立体像を投影するというもの。例えば,人の顔が表示されている場合,正面から見れば,正面顔,横から見れば横顔,後ろに回って見れば後頭部が見える。

角度を変えて見たところ。360度どこから見ても立体映像
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 詳しい方式については教えてもらえなかったので推測ベースになってしまうのだが,おそらくは2次元にカラーLEDが配置された板を高速回転し,適正な座標で対応するLEDが点灯することにより空間上に映像を表示させるシステムと思われる。

試作機の基本スペック。解像度を上げるのはコスト次第?
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綺麗に隠面処理されている
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 以前から似たような方式の3Dディスプレイはあったのだが,それは見る人の位置を察知して裏側の絵は出さないようにすることで,巧みに破綻のない全方位立体映像を実現するというものだった。今回のソニーの試作品は,とくに見る方向の制限はなく,表からでも裏からでも複数人が同時に立体映像を鑑賞できる。
 そのあたりの仕組みについては,まだ公開できないとのことだったが,単に立体の色がある部分を点灯させているのではなく,適正な方向からの光しか通さないようにしつつ,その方向に対しての映像に常に切り換えて表示させているものと思われる。例えば,この三匹の犬(?)が並んでいる映像では,向こう側にいる犬の後ろ向きの画像が映っている。手前側にも犬がいて,いわゆる隠面処理がされている。単に光るだけだと絶対に向こう側が透けてしまうはずなのだ。
 予想通りなら半透明体にも問題なく対応できそうで,非常に使い勝手のよい立体表示デバイスになりそうだ。


 なにしろ新方式の立体表示技術ということで,CGならともかく,実写ベースのデータではオーサリングが無茶苦茶大変だったという。撮影も大変だろうし(話の様子では,360種類のデータで構築しているようだった),まだツールなども揃っていないだろうから,360度方向欠けのないデータを扱うというのは難しいだろう。CGベースでの活用が期待される。静止映像だけでもかなり苦戦していたようだが,理論上は動画も可能ということで,今後オーサリングツールが揃ってくれば立体動画像も実現されることだろう。
 用途もまだなにに使えるのか模索中ということだったので,ゲームをプッシュしておいたのだが,大型のものを作ってゲームセンターなどでデモをすれば,かなり興味深い体験ができるだろう。ただ,原理的に背景をつけることが難しそうな気もするので,ゲーム内容には多少制限が出てきそうではある。

さまざまなデータが表示されていた
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その他の3Dデバイス動向


 その他の3D表示デバイスは,従来どおりの偏光方式ないし液晶シャッターのメガネ使用タイプと,裸眼立体視ディスプレイ。とくに斬新なものはなかったのだが,液晶シャッターはほとんどが120Hz対応,偏光方式はフィルタ精度がかなりよくなってきている感じだ。どちらもかなり自然な感じで視聴できる。
 
オリムンパスビジュアルコミュニケーションズの低価格3Dソリューション。液晶シャッター方式だが76Hz入力のBenQ E2400HDを推奨していた。「120Hzは?」と聞くと,対応機種が事実上1機種しかない状況でデュアルリンク対応にするのは難しいとのこと。右は,高速動作するという東芝のOCB液晶を使った120Hz対応の液晶シャッター式3Dディスプレイ
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 裸眼立体視方式は,レンチキュラーとパララックスバリアの2方式ともに展示されていた。立ち位置を適正に見つけられれば裸眼方式も悪いものではない。会場内ではニューサイトの8方向パララックスバリア方式がかなり自然な感じだった。原理的に解像度は犠牲になっているはずなのだが,さほど粗は見えない。

左:レンチキュラー方式のALIOSCOPY。右:ニューサイトのディスプレイはパララックスバリア方式
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 一方,解像度(偏光方式)もフレームレート(液晶シャッター)も犠牲にしないというのが,Redroverの製品。2枚の液晶板からの映像を合成したり,2台のプロジェクタの絵を合成したりする方式で高画質を謳っている。映像は非常に綺麗なのだが,コスト的に高くつくのは考えなくても分かるだろう。今後は1台のプロジェクタでこれを実現する腹案があるとかで(想像もつかないのだが),コストダウンが図られるとかなり面白い立ち位置の製品となりそうだ。
 
2枚の液晶パネルからの映像をハーフミラーで合成する高解像度モニタと,映画館の3D映画と同方式でプロジェクタ2台を使った高品位映像システム
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 会場ではNVIDIAも出展しており,ソリッドレイ研究所が最近発売したNVIDIA 3D Vision対応のプロジェクタSight3Dを使って,「Batman: Arkham Asylum」のデモプレイをしていた。あいにく会場の微妙な暗さと画面の暗さからか,ゲームではあまり立体感を感じられなかったのだが,ソリッドレイ研究所が単体でデモしていた映像ではかなり良好な立体映像を出していた。富士フイルムの立体デジカメFinePix Real 3Dとの相性が非常によいとのことで,会場内をその場で映した映像などを映示していた。立体プロジェクタとしては破格とはいうものの,28万8000円は一般人にはまだ手を出しにくい値段かもしれない。

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 今回は,とにかくソニーの立体映像デバイスが要注目である。DIGITAL CONTENT EXPOは10月25日まで開催されているので,東京近郊の人は機会があったらぜひ立ち寄ってみよう。

DEGITAL CONTET EXPO 2009公式サイト

http://www.dcexpo.jp/

表示される映像によって変形するディスプレイと,立体ではないが浮遊感のある表示になるというパイオニアのUSBサブディスプレイ
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