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やはり現状ではXbox系ゲームパッドが1番人気。「Steam上でコントローラがどのように使われているのか」のデータをValveが公表
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Valveは2015年からデバイス(=コントローラ)とゲーム側の入力を自由に組み合わせてマッピングできるツールを公開しており(※),現在のSteamではマウスとキーボード以外にもさまざまなコントローラによってゲームが遊ばれている。
今回のエントリーは,これまでにSteamに接続されてきたコントローラの種類や,その使用形態,プラットフォームに新しいコントローラがリリースされた時の反応に関するデータなどをプレイヤーと共有するためのものだそうだ。
※Valveは,コントローラ設定の変更および設定の共有を可能にするSteam上の2機能を「Steam入力」と呼んでいる
詳しくは当該エントリーを読んでもらうとして,主なトピックをまとめると,以下のとおりとなる。
- Steamで最も一般的なコントローラはXbox系ゲームパッド。Xbox OneとXbox 360の純正ゲームパッドで,Steam上のプレイヤーが所有するコントローラの64%を占める
- PlayStation 4用ゲームパッドは予想外に多く,所有の割合は全体の20%。使用率はXbox One用ゲームパッドの半分ほどで,「ゲーム内のボタン表記などがPS4用ゲームパッドに対応していない」問題が解決すれば、このギャップは縮まると考えられる
- Nintendo Switchの「Proコントローラー」は登録数が上昇中。Steam上で7番目に人気のコントローラとなった
- 「Steam Controller」は「プレイされたゲームの数」がダントツで多い。つまりほかのコントローラよりも多様なゲームで使用されている
このエントリーのテーマは「コントローラの互換性」であり,主に,「ゲームタイトルがビルトインで特定のコントローラをサポートしているか否か」「そのサポートの度合いはこれまでどう変化してきたか」といった点がデータにどう影響しているのかを,トピックごとに考察したものとなっている。「2015年から3000万人以上のプレイヤーが少なくとも1つのコントローラを登録している」という状況のSteamだけに,かなり興味深いデータと考察であると言えそうだ。
![]() 参考までに,こちらは「Steam上のプレイヤーが所有するコントローラ」のグラフ |
なおエントリーのまとめでValveは,「Steamのプラットフォーム上には多数かつ多様なコントローラがあり、その事実は、ビルトインで固定されたコントローラサポートというアプローチとは相反します」(※原文ママ)として,今後行うSteamクライアントのアップデートによって,開発者に負担をかけることなく新しいコントローラへのサポートを拡張できると主張。そしてそのうえで,Steam入力やそのほかの機能が,Steam上の幅広いコントローラユーザーにどう役立つのかを,次のエントリーで説明するとしている。
Steam Blogの「PCゲームのコントローラ」ページ
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