［韓国ゲーム事情＃638］ロックワークス，「Twelve Sky」を獲得

Kimの韓国最新PCゲーム事情＃638

ロックワークス，「Twelve Sky」を獲得（2007/1/5）

Text by Kim Dong Wook特派員


　韓国のデベロッパ Gigas Softは，日本のパブリッシャ ロックワークスと，武侠MMORPG「Twelve Sky」（関連記事）の日本展開に関する契約を締結したことを明らかにした。Gigas Softによると，契約金は約1億1000万円で，ロイヤリティは総売上を基準とする金額（金額についての明確な提示はなかったが，非常に高い水準のロイヤリティであることは確か）になったとのこと。日本でのサービスは，2007年の上半期中になる見通しだ。

　ロックワークスの社長 岡村隆氏は，「Twelve Skyは，上手に設計された戦争システムと，スピード感溢れるゲーム展開で，韓国でも好評を博しています。その国内サービス権を得られ，非常に嬉しいです。日本のプレイヤー達からも，必ず良い評価を得られると予想しています。私達は今後，同作の積極的なマーケティングを通じて，日本に新しいMMORPGの魅力を伝えていきたいと考えています」とコメントしている。

　なお韓国版Twelve Skyは当初，Gigas Soft自らが運営していたが，2006年10月19日に，KTHが運営するゲームポータル「Paran」へ移管されている。その後，新規加入者が10万人以上も増加し，新サーバーが増設されるなど，その注目度はなかなか高い。
　ちなみにGigas Softの調査によると，Twelve Skyは2006年1月から8月までの8か月間で，約33万人の会員登録者数を記録しており，そのうち79％が男性，21％が女性とのこと。年齢層としては10代が目立っており，20歳から25歳までのプレイヤーよりも多いそうだ。