Razer，「Android TV」ベースとなる据置型ゲーム機の開発を表明。2014年秋の発売を目指す

　北米時間2014年6月26日，Razerは，6月25日にGoogleが発表したテレビ向けAndroidデバイス「Android TV」（関連記事）ベースの据え置き型ゲーム機を開発中だと発表した。製品の発売は2014年秋の予定という。

Razerが開発中のAndroid TV搭載ゲーム機のイメージ写真。見た目では，“Razerのシンボルマーク付き「Apple TV」”的な印象を受ける。Android TVにはそれほど興味を引かれなかった筆者だが，Razerが製品を作ると聞いて，「それはちょっと見たいかも」という気がしてきた

　今回はあくまでも開発の表明なので，製品のスペックや機能は明らかになっていない。関連情報は，ゲーマー向けノートPC「Razer Blade」や，ゲーマー向けタブレットPC「Razer Edge」，そして2014年1月の2014 International CESで披露された次世代デスクトップPCのコンセプトモデル「Project Christine」を手がけた開発チームが担当していることが公表されているのみだ。

　リリース内でRazerのCEOであるMin-Liang Tan氏は「手頃な価格で提供する予定」と述べている。それを信じつつ，続報を待ちたい。

Razerによる当該プレスリリース（英語）

Razer 公式Webサイト

エンターテインメントデバイスおよびソフトウェアメーカーのRazer.(本社：カリフォルニア州カールズハッド、代表取締役兼CEO:Min-Liang Tan)は、Razerマイクロコンソールを開発していることを発表いたしました。
AndroidTVを搭載した新しいデバイスはゲームを中心に、映画や音楽、アプリもテレビでストリーミングすることを可能にします。

【Android TV × Razerマイクロコンソールとは？】
Android TVはテレビで自由にコンテンツを楽しむように開発されたエンターテイメント・インターフェースです。
Androidのスマホやタブレットのアプリを使って、Razerのマイクロコンソールを操作することができます。更に、AndroidTVはボイスコントロールも搭載しており、一言でコンテンツにアクセスすることも可能。

Androidデバイスでのゲーム体験を改善することがRazerの目的です。長年のハイテクゲーム・システム、コントローラー、キーボードやマウスの開発経験、技術を今回のマイクロコンソールに集約しています。
また、ソフトウェア開発の面でも経験豊富であり、コミュニケーション、パーフォーマンス最適化やデバイス設定を提供するRazerのプラットフォームにおいては会員数は900万人に達しています。

Razerマイクロコンソールを開発するチームは、世界中で好評をいただいたゲーミングPCのRazer Blade、ゲーミングタブレットのRazer EdgeやCESで受賞した Razer Christineを開発したメンバーです。

Razerマイクロコンソールは2014年秋に発売される予定です。

【Razer 代表取締役兼CEO Min-Liang Tanのコメント】
　マイクロコンソールは未来のゲーム機です。Googleが提供する素晴らしいテクノロジー「Android TV」を元に、Razerのマイクロコンソールはハードコアとカジュアルなゲーミングだけでなく、音楽、映画やソーシャルアプリなどエンターテイメント全体のデバイスとなり、手頃な価格で提供する予定です。