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Razer製ゲーマー向けタブレットPC「Edge」が2013年第1四半期に発売。キーボードやゲームパッドなどのオプションと組み合わせた4つのモードが特徴的
まず,これは説明不要かと思うが,Tablet ModeはタブレットPC単体で利用するモードだ。Project Fiona発表時点では,タブレットとゲームパッドが一体化したようなデザインになっていたが,標準のタブレットPCとして使える仕様へと変更されたわけである。
Keyboard Modeは,テンキーレス仕様の「Keyboard Dock」と組み合わせることで,Razer EdgeをノートPCのように使えるモードとなる。ドッキングさせた状態で折りたたんで持ち運ぶこともできるようだ。なお,Keyboard Dockは,199.99ドルで2013年第3四半期に発売予定とのこと。
Project Fionaとして公開された時の,液晶パネルの両サイドに,Wiiリモコンを取り付けたような形状に一番近いのが,Mobile Console Modeである。左右の取っ手自体がゲームパッド機能を持っており,それぞれにアナログスティックのほか,上面に5個,側面に3個のボタンが搭載されている。左取っ手側のボタンはD-Padと[Back]ボタン,右取っ手側のボタンは[B/A/X/Y]ボタンと[Start]ボタンという構成だ。
このゲームパッドは「Gamepad Controller」と呼ばれるオプションで,価格は249.99ドルとされている。正直,割高感は否めない。
Docking Stationの価格は99.99ドルとなっている。
さて,気になるスペックだが,上位モデルであるRazer Edge ProはGPUに「GeForce GT 640M LE」,CPUに「Core i7-3517U/1.9GHz」を搭載。メインメモリ容量は8GB,ストレージは容量128GBもしくは256GBのSSDから選択できる。
一方,下位モデルとなるRazer Edgeは,GeForce GT 640M LEと「Core i5-3317U/1.7GHz」の組み合わせで,メインメモリ容量は4GB。ストレージは容量64GBのSSDだ。
サイズや重量,液晶パネルの解像度は未公開となっている。
気になるのは,このスペックでどれだけのゲームが動くかだが,以下に示すプロモーションムービーを見る限り,「Sid Meier's Civilization V」や「Rift」「Dishonored」などはプレイできるようである。もっともGPU性能的に,快適に遊べるかはグラフィックス設定次第といったところだろう。
製品発表時には,どこからどう見ても「イロモノタブレット」な雰囲気だったRazer Edgeだが,蓋を開けてみれば,実は選択式のオプションでゲーマー向けに仕上げたてきたということで,良い意味で“普通のタブレットPC”となったのではなかろうか。今のところ,国内発売のアナウンスはないものの,なかなか面白い製品なだけに,今後の動向が気になるところである。
「Razer Edge Pro」製品情報ページ
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