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「Chernobylite」に対応した「Radeon Software Adrenalin 21.7.2」がリリース
2021年7月2回めのリリースとなる本バージョンは,WHQL(Windows
そのほかにも,「バイオハザード ヴィレッジ」とRadeon VIIシリーズの組み合わせで起きていた問題など複数の不具合修正や,Vulkan拡張の追加などが行われている。AMDは,ゲーマーに対してOptional版ドライバの導入を推奨しているので,対象のGPUやAPUを使っているのであれば,Adrenalin 21.7.2を導入してみるといいだろう。
→AMDのドライバダウンロードページ
https://www.amd.com/ja/support
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
https://www.4gamer.net/games/999/G999902/FC20110422001/
英文のリリースノートから,新機能を含めたポイントをまとめておこう。
●Adrenalin 21.7.2の対応GPU
- Radeon RX 6000シリーズ
- Radeon RX 5000シリーズ
- Radeon VII
- Radeon RX Vegaシリーズ
- Radeon RX 600・500・400シリーズ
- Radeon Pro Duo
- Radeon RX 6000Mシリーズ
- Radeon RX 5000Mシリーズ
- Radeon 600シリーズ(OEM向け)
●Adrenalin 21.7.2の対応APU
- Ryzen 5000Gシリーズ,Ryzen PRO 5000シリーズ
- Ryzen 4000Gシリーズ,Ryzen PRO 4000シリーズ
- Ryzen 3000シリーズ,Ryzen PRO 3000シリーズ
- Ryzen 2000シリーズ,Ryzen PRO 2000シリーズ
- Athlon PRO 200GEシリーズ
- Ryzen Mobile Processors with Radeon Vega Graphics,
Athlon Mobile Pro ces sors with Radeon Vega Graphics - Ryzen PRO Mobile Processors with Radeon Vega Graphics,
Athlon PRO Mobile Proces sors with Radeon Vega Graphics
●Adrenalin 21.7.2が統合するコンポーネント(※比較対象はAdrenalin 21.6.1)
- Display Driver Version:21.20.21.01-210722a-369924E
-Rad eon Soft ware ( ←21 .20 .17 .01 -2107 09a1 -369 595E -Rad eon Soft ware) - Radeon Settings:2021.0722.1105.19951(←2021.0709.1445.26567)
- 2D Driver:8.1.1.1634
- Direct3D:9.14.10.01505
- OpenGL:29.20.11000.14742(←29.20.11000.14741)
- OpenCL:記載なし
- Audio Driver:10.0.1.20
- Vulkan Driver:2.0.193(←2.0.188)
- Vulkan API:1.2.182(←1.2.178)
●Adrenalin 21.7.2おける最適化
- 記載なし
●Adrenalin 21.7.2における新要素
- 「Chernobylite」に対応
- 以下のVulkan拡張に対応
・VK_KHR_copy_commands2:バッファ/イメージコピーコマンドの拡張版
・VK_EXT_extended_dynamic_state2:パイプラインステートオブジェクトの量を削減することを可能にするVK_EXT_extended_dynamic_stateの拡張版
●Adrenalin 21.7.2で解決した問題
- Radeon Softwareの互換性アドバイザーが,誤ってゲームをプレイするための要件を満たしてないと通知することのあった問題。ドライバソフトを更新しても引き続き問題が生じる場合は,工場出荷時へのリセットが必要。リセットの方法はリンク先を参照のこと
- ノートPCで一時的にWindows 10の「Enhanced sign-in」(強化されたサインイン)を無効化しないと,ブルースクリーンが生じたり画面が真っ暗になったりすることのあった問題
- Radeon VIIシリーズで,「バイオハザード ヴィレッジ」の最初のミッションで断続的にハングアップしたり,VIDEO TDRエラーが発生したりすることのあった問題
- 「コア分離」を一時的に無効化しないと,ブルースクリーンまたは黒いスクリーンが表示されることのあった問題
●Adrenalin 21.7.2における既知の問題
- Radeon RX 500シリーズなど一部のAMD製グラフィックス製品で,ゲームとストリーミングの動画再生を同時に実行しているときにドライバのタイムアウトが発生することがある
- 「Radeon RX 6800 XT」など一部のAMD製GPUでH.265/HEVCコーデックを録画に使用すると,「Open Broadcaster Software」などで録画が終了できなくなることがある
- 複数のディスプレイを拡張モードで接続して「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」などのDirectX 11タイトルをプレイすると,Radeon Softwareがクラッシュしたり応答がなくなることがある
- 「Radeon RX 6700 XT」など一部のAMD製GPUで「Horizon Zero Dawn」を長時間プレイすると,ドライバのタイムアウトやゲームのクラッシュが発生することがある
- 一部のゲームやPCで「Enhanced Sync」を有効にすると,画面が黒くなることがある。Enhanced Syncを無効にすれば,この問題を一時的に回避できる
- Radeon RX Vegaシリーズに解像度やリフレッシュレートが大きく異なる2台のディスプレイを接続すると,チラツキが発生することがある
- Radeon Softwareの「Performance Metric」やログ機能が,異常に高いメモリクロックを断続的に報告することがある
- 「AMD Link」でインターネットを介して接続するときにHEVCコーデックを使用すると,断続的にフレームの破損が起こることがある。AVCコーデックを用いることで回避できる。
- 関連タイトル:
AMD Software
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