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「Radeon Software Crimson Edition 15.11.1」リリース。初のHotfix版ドライバでは多数のバグフィックスが入る
Hotfix for Radeon Software Crimson Edition is now available ? find out about it here https://t.co/MlNL2BKKLu
— Terry Makedon (@CatalystMaker) 2015, 12月 1
すぐに入手したい人は下にリンクで示した示したAMD公式blogからどうぞ。本文の最後にダウンロードリンクがある。
なお,「Display Driver」のバージョンは15.
→AMD公式blog
Hotfix版ドライバで,特定の環境においてグラフィックスカードのファン回転数が極端に低くなる問題への対処を行うというというのが,予告の時点におけるAMDのメッセージだったわけだが,実際に登場したCrimson 15.11.1は,それを大きく超え,多くのバグフィックスを含んだものになっている。複数のゲームタイトルとOverDriveに向けた修正が入ったので,対応GPUのユーザーであれば,自己責任で導入する価値がありそうだ。
なお,付け加えると,世界市場で今週発売のPC版「Just Cause 3」をサポートするドライバという位置づけでもある。日本語版の発売を待つことなく,英語版でゲームを始めたいという人も,要チェックといえるだろう。
#### 以下,英文リリースノートまとめ ####
●Radeon Software Crimson Edition 15.11.1の対応GPU
- Radeon R9 Furyシリーズ
- Radeon R9 300・200シリーズ
- Radeon R7 300・200シリーズ
- Radeon R5 230シリーズ
- Radeon HD 8500以上のRadeon HD 8000シリーズ
- Radeon HD 7700以上のRadeon HD 7000シリーズ
- Radeon R9 M300・M200シリーズ
- Radeon R7 M300・M200シリーズ
- Radeon R5 M300・M200シリーズ
- Radeon HD 8500M以上のRadeon HD 8000Mシリーズ
- Radeon HD 7700M以上のRadeon HD 7000Mシリーズ
- AMD A-Series APU with Radeon R7・R6・R5・R4・R3 Graphics
- FX-8800P with Radeon R7 Graphics
- AMD E-Series APU with Radeon R2 Graphics
●Radeon Software Crimson Edition 15.11.1が統合するコンポーネント
- Display Driver:15.30.1025.1001-151129a-297019E
- Radeon Settings:2015.1129.1552.28517
- 2D Driver:8.1.1.1533
- Direct3D:9.14.10.1162
- OpenGL:6.14.10.13416
- OpenCL:2.0.4.0
- Mantle:9.1.10.99(Mantle API:98309)
- Audio Driver:7.12.0.7723
●Radeon Software Crimson Edition 15.11.1における性能向上
- リリースノートに記載なし
●Radeon Software Crimson Edition 15.11.1における新要素
- リリースノートに記載なし
●Radeon Software Crimson Edition 15.11.1で解決した問題
- 「Star Wars Battlefront」のゲーム中,特定の場所で画面が若干ちらつく問題
- 「Star Wars Battlefront」のゲーム中,特定の場所で空の描画がおかしくなることのある問題
- Radeon R9 390シリーズ搭載環境で「Fallout 4」をプレイすると,ゲーム内でコンパスがちらつくことのある問題(※Radeon R9 29xシリーズ搭載環境で同じ問題が発生する件については引き続き調査中とされている)
- 「Star Wars Battlefront」で,小山や建造物,洞窟の周囲にあるテクスチャの表示がおかしくなる問題
- 「Just Cause 3」のゲーム中,テクスチャの表示がおかしくなることのある問題
- CrossFire構成時に「Call of Duty: Black Ops III」で性能が上がらない問題
- ACPコンポーネントを導入するところでグラフィックスドライバのインストールに失敗することのある問題(※ACPコンポーネントは,インストールの選択肢として出てくる「ACP Application」のこと,もしくはそれに含まれる何かのことだと思われる。原文は「The driver installation may fail while installing the ACP component」)
- ドライバインストーラの中国語表記でフォントサイズが小さすぎる問題
- (ドライバインストール時における)Freesync機能の「The label range」値がおかしくなることのある問題(※括弧書きは筆者による推測。「The label range」が何を指すのかはよく分からない。原文は「The label range values in some AMD Freesync technology installations may be incorrect」)
- Radeon Settingsのドロップボックスを2回クリックした場合,ドロップボックスが閉じない問題(※1)
- OverDriveから設定の変更を行い,PCの再起動を行った直後,ファンの設定が常時オンにならない問題(※初出時,和訳には自信がないことを付記していたが,日本AMDに問い合わせたところ。この解釈で正しいという回答が得られた。なお,原文は「The AMD OverDrive fan settings is always set to ON after first edit on reboot」)
- Windows 7環境で,表示言語に繁体字中国語を選択していても簡体字中国語表記になることのある問題
- HDMIでディスプレイと接続したノートPCで,Radeon Setttingsの「ディスプレイ」からクローン表示を行おうとすると,Radeon Settingsがクラッシュする問題
- 3Dゲームやアプリケーションを閉じるたび,OverDriveのファン回転数が手動設定に切り替わってしまう問題(※ユーザーはOverDriveから再設定を行う必要がある)
- 特定のインストール条件で,Radeon Settingsがアップグレードされない問題(※としか訳せないが,「Radeon Setttingsがアップグレードされない」というのがどういうことかはよく分からない。原文は「Radeon Settings does not get upgraded in some install scenarios」)
- OverDriveの設定をデフォルトに戻せないことのある問題
- 関連タイトル:
AMD Software
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