「Catalyst 13.3 Beta3」登場。Beta2ドライバにあった「OpenGLがらみの問題」が修正される

　北米時間2013年3月20日，AMDは，同社製グラフィックスドライバ「Catalyst」の新しい公式最新β版となる「Catalyst 13.3 Beta3」を公開した。北米時間3月15日に同社はCatalyst 13.3シリーズ初の公式β版ドライバとなる「Catalyst 13.3 Beta2」をリリースしていたが，あれから1週間も経たずのアップデートとなったわけだ。
　すぐに入手したい人は下に示したリンクからどうぞ。なお，今回はデスクトップPC向けドライバだけでなく，「AMD Enduro Technology」ベースのスイッチャブルグラフィックスに対応したノートPC用ドライバも公開されている。

→デスクトップPC向けGPUおよびAMD Enduro Technology対応のノートPC向けGPU用Catalyst 13.3 Beta3

　かなりの緊急アップデートとなった今回だが，修正内容は，

• Beta2ドライバを導入すると，OpenGLアプリケーションで問題が発生する点の修正

のみだ。純然たるバグ修正版という理解でいいだろう。実際，「Display Driver」のバージョンも12.100.17.0000（1303190954-12.10.17-130318a-154717E-ATI）で，Beta2の12.100.17.0000（1303151054-12.10.17-130314a-154593E-ATI）からほとんど変わっていない。

　というわけで今回のドライバは，主にBeta2ドライバを導入済みの人が対象ということになりそうだ。AMDは公式β版ドライバを「現状渡しの無保証版」と位置づける一方で，ゲーマーには導入を推奨しているので，OpenGLベースのゲームを普段からプレイしているなら，自己責任でインストールしてみてはどうだろうか。