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  • 発表日:2003/10/23
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Googleが公表した「脆弱性」に対策する「GeForce 390.65 Driver」は,ゲームにリアルタイムでポストエフェクトをかける新機能にも対応
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印刷2018/01/09 11:57

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Googleが公表した「脆弱性」に対策する「GeForce 390.65 Driver」は,ゲームにリアルタイムでポストエフェクトをかける新機能にも対応

 北米時間2018目1月8日,NVIDIAは,公式最新版グラフィックスドライバ「GeForce 390.65 Driver」を公開した。
 Release 390世代の幕開けを告げるWHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)通過ドライバは,2017年末から話題を集めている「CPUの脆弱性」に,GeForce Driverとして対策を行いつつ,GeForce Experienceの最新β版となるVersion 3.12と連係し,新機能などをもたらすものとなっている。NVIDIAのサポートページによると,同社のGPUはGoogleが公開した脆弱性のうち,「Variant1」「Variant2」の影響を受けるが,390.65ドライバはその脆弱性を潰してあるとのことだ。

NVIDIAのサポートページより。GeForceをはじめとするNVIDIA製GPUはVariant1とVariant2の影響を受けるという。Variant3の影響は受けないとも,NVIDIAは宣言している
画像集 No.003のサムネイル画像 / Googleが公表した「脆弱性」に対策する「GeForce 390.65 Driver」は,ゲームにリアルタイムでポストエフェクトをかける新機能にも対応

 一方,新機能周りでNVIDIAが最大のトピックとして据えているのは新機能「FreeStyle」(フリースタイル)である。これは,リアルタイムで動作するポストエフェクトフィルタを,プレイ中のゲームに対して適用できるものだが,実際に何ができるかは,言葉で説明するより,NVIDIAが用意しているデモビデオを観てもらったほうが早いだろう。


FreeStyleの利用イメージ
画像集 No.004のサムネイル画像 / Googleが公表した「脆弱性」に対策する「GeForce 390.65 Driver」は,ゲームにリアルタイムでポストエフェクトをかける新機能にも対応
 FreeStyleの対応タイトルはGeForce.com内の専用ページで確認可能。「ARK: Survival Evolved」や「Assassin’s Creed Origins」「Call of Duty: WWII」「Counter-Strike: Global Offensive」「Dota 2」「FINAL FANTASY XIV」「Grand Theft Auto V」「Middle-earth: Shadow of Mordor」「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」「The Elder Scrolls V: Skyrim Special Edition」「World of Tanks」などなど,多くの人気タイトルで試せるため,興味を持ったら一度使ってみてはどうだろうか。
 また,FreeStyleでは,いわゆるブルーライト軽減機能も利用できる。寝る前にゲームをプレイする人で,ブルーライトの影響が気になっている場合は,こちらを試してみるのもアリだろう。

 また,対応タイトルで自由なスクリーンキャプチャを行える「Ansel」では,ユーザーインタフェースの刷新と,フィルタの追加,複数フィルタの同時適用に対応といったアップデートも入っている。

 入手先は下に示したとおり。12月23日の記事でお伝えしているように,32bit版OSはRelease 390世代で最適化や新機能追加の対象外となったはずなのだが,ドライバのインストーラそれ自体は提供されており,また,リリースハイライトを見る限り,32bit版OSに対しても新機能の追加は続いているようだ。脆弱性対策もあって,今回だけ特別ということなのかもしれない。

64bit版Windows 10用GeForce 390.65 Driver(431MB)
32bit版Windows 10用GeForce 390.65 Driver(334MB)
64bit版Windows 8.x・7用GeForce 390.65 Driver(388MB)
32bit版Windows 8.x・7用GeForce 390.65 Driver(315MB)

ノートPC向けの64bit版Windows 10用GeForce 390.65 Driver(431MB)
ノートPC向けの32bit版Windows 10用GeForce 390.65 Driver(334MB)
ノートPC向けの64bit版Windows 8.x・7用GeForce 390.65 Driver(388MB)
ノートPC向けの32bit版Windows 8.x・7用GeForce 390.65 Driver(315MB)

4Gamerの最新ドライバリンクページ

 GeForce.comと英文リリースノートの内容はいつものように和訳を試みて本稿の最後にまとめてあるので,興味のある人は目を通してほしい。GeForce Experienceの新機能を試すかどうかに関わらず,脆弱性への対処が入っている時点で,対象となるGeForceユーザーは導入すべきだと思う。
 ただし,いつもいつも同じ注意書きで恐縮だが,ドライバのアップデート作業は自己責任となるので,その点だけはご注意を。


## 以下,GeForce.comの関連記事および英文リリースノートまとめ ##

●GeForce 390.65 Driverの対応製品
  • NVIDIA TITAN V
  • NVIDIA TITAN Xシリーズ
  • デスクトップPC向けGeForce GTX 10シリーズ
  • デスクトップPC向けGeForce GTX TITANシリーズ
  • デスクトップPC向けGeForce GTX 900シリーズ
  • デスクトップPC向けGeForce GTX 700〜400シリーズ
  • ノートPC向けGeForce GTX 10シリーズ
  • ノートPC向けGeForce 900M〜400Mシリーズ


●GeForce 390.65 Driverが統合するソフトウェアモジュール
(※比較対象はGeForce 388.59 Driver
  • GeForce Experience:3.11.0.73
  • HD Audio Driver:1.3.36.6(←1.3.35.1)
  • PhysX System Software:9.17.0524
  • Vulkan RT:記載なし
  • CUDA:9.1
  • NView:148.92


●GeForce 390.65 Driverにおける最適化
  • 「Frtnite」に向けた最適化


●GeForce 390.65 Driverの新要素
・GeForce Driverの拡張
  • Googleが発表した「CPUの脆弱性」のうち,Variant1&2(=「Spectre」)に対策
  • NVIDIA製GPUはVariant 3の影響を受けない

・GeForce Experienceの拡張
  • プレイ中のゲームに対してポストエフェクトを適用するFreeStyleに新規対応。対応タイトルの一覧はGeForce.com内の専用ページで確認できる
  • Anselのユーザーインタフェースをアップデートし,新規で8つのフィルタ追加。複数フィルタの同時適用にも対応
  • ハイライトムービーの自動作成機能であるShadowPlay Highlightで「Fortnite」の「Battle Royale」モードに新規対応

・外付けグラフィックスボックス対応の拡張
  • 外付けグラフィックスボックス接続もしくは取り外し時の告知バルーンを追加

・SLIの拡張
  • 「DiRT 4」「Total War: WARHAMMER II」「X-Morph: Defense」に向けたSLIプロファイルの追加または更新


●GeForce 390.65 Driverで解決した問題
  • GeForce GTX 970搭載環境で「Batman: Arkham Knight」をプレイすると,水面の表現がおかしくなる問題
  • GeForce GTX 1080 TiもしくはNVIDIA TITAN X,NVIDIA TITAN Xp搭載環境でGamestreamを利用すると,アーティファクト( artifact,正しくない陰影)が発生する問題
  • Fermi世代のGPUを搭載するノートPCで3D Vision有効化しようとすると,立体視関連のドライバが原因だとするエラーメッセージが出てくる問題
  • 関連タイトル:

    GeForce Driver

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