ニュース
NVIDIAがゲーム世界にカメラを持ち込む!? 新機能「Ansel」は,カメラを自由に動かしてエフェクトを適用したり,VR映像を出力したりできる
Anselで生成した360度映像をスマートフォン上で表示して披露する,Jen-Hsun Huang氏(Co-founder & CEO, NVIDIA) |
Anselでできること |
NVIDIAのCEO,Jen-Hsun Huang(ジェンスン・フアン)氏が「3D In-game Camera System」と呼ぶAnselでは,対応ゲームタイトルにおいて利用できるカメラツールで,専用のオーバーレイ型ユーザーインタフェース(以下,UI)を使って,以下のことが行える。GeForce Experienceから利用できる自動&手動録画機能「ShadowPlay」のカメラ版とでもいったところだろうか。
- Free Camera:自由にカメラを動かせる
- Post-Process Camera:画面にフィルタを適用し,雰囲気を変える
- OpenEXR Camera:OpenEXR形式のハイダイナミックレンジでスクリーンショットを書き出せる
- Super Resolution:最大で,見ている映像比32倍という圧倒的に高精細なスクリーンショットを書き出せる
- 360-degree Capture:ある時点におけるゲーム世界の360度立体映像を生成して,PC用のVR(Virtual Reality,仮想現実)対応ヘッドマウントディスプレイやGoogle Cardboardなどで利用できるようにする
現時点における対応ゲームタイトルは,「Tom Clancy's The Division」と「The Witness」「LawBreakers」「The Witcher 3: Wild Hunt」「Paragon」「No Man’s Sky」および新版「Unreal Tournament」の7本。今後,対応タイトルの数は増えていくという。
その仕様上,先ほど名前を挙げたShadowPlayほどの汎用性は期待できそうにないが,一方で「できること」にはかなり期待できそうだ。導入時期など,続報に期待したい。
NVIDIA公式BlogのAnsel紹介ポスト(英語)
関連記事:NVIDIA,新世代GPU「GeForce GTX 1080」を発表。5月27日発売で価格は599ドルから
- 関連タイトル:
GeForce Driver
- この記事のURL:
Copyright(C)2011 NVIDIA Corporation