ECO4周年記念オフラインイベント「ECO祭2009」レポート。実装直前の「SAGA10」紹介はもちろん，「SAGA14」までの構想も発表！

　12月5日，ガンホー・オンライン・エンターテイメントは，東京の渋谷で，MMORPG「エミル・クロニクル・オンライン」（以下，ECO）の4周年記念オフラインイベント「ECO祭2009 えこえこ・ぱーてぃ the ふぉーす」を開催した。
　4回目となる今回のECO祭は，これまでと少々趣向を変えた立食パーティー形式で行われ，ECOの1年間を振り返るコーナーや，クイズやじゃんけんによるプレゼント大会が催されたほか，直近から2010年以降のアップデート構想などが発表された。

　ステージには，司会を務めた声優の竹内幸輔さん，ECOの運営/開発スタッフから制作担当の淺間達雄氏と運営スタッフの寺田美絵氏，ゲストとして声優の原田ひとみさんとタレントの安部美央さんが登場。事前の募集に応じ抽選で招待された200名の観客に向けて，ECOに関するエピソードを交えた楽しいトークが繰り広げられた。

淺間達雄氏

寺田美絵氏

（左から）原田ひとみさん，安部美央さん，竹内幸輔さん

「SAGA10」実装を機に，寺田氏が“新教授”に就任。さらなるコンテンツの充実に意気込みを見せる

　今後の展開を発表する「2010年のECO」では，淺間氏と寺田氏から，今後のアップデート情報が発表された。まず，12月17日に実装が予定されている「SAGA10【偽りの神と機械の記憶】」の予習として，新メインストーリーと第四種族にして新プレイヤーキャラクターの「DEM」を紹介。DEM専用キャラクタースロットの追加や，既存の種族とは異なる成長システム，そして「DEMIC」と「カスタマイズパーツ」による装備性能およびアバター要素，といった特徴があらためて紹介された。


　また「今後の宿題」として挙げられたのは，以下のとおり。ほかにも，2009年は大型アップデートが続いたために，手を回すことのできなかった細かいシステム面でのブラッシュアップを企画/検討している。

・基本無料化に伴って増加した初心者向け要素の充実，
・「騎士団演習」「都市攻防戦」などの既存のゲーム性の拡張
・「武具融合緩和」「ペット着せ替え」に加え，Lv110装備導入の検討などアバター要素の拡張

　さらに，完結した「ネコマタ」ストーリーに代わるキャラクターコンテンツの導入を検討していることが明かされた。2008年に発表された「マリオネット」ストーリーだけでなく，さまざまなアイデアが挙がっているようで，どのような形になるのか，実装を楽しみに待ちたいところだ。
　またECOタウンの新コンテンツや各種プライベートダンジョン，「ネオノウ」に続く新大型ボスなども企画/検討がなされている。中には「お米」を栽培/収穫，さらに炊飯し，最終的におにぎりにするといったアイデアも披露された。ただ，こうした要素は結構な手間とコストが掛かるとのことで，短いスパンでの実現は難しいという。


　2010年以降の展開は，プレイヤーのコンテンツ消費速度の上昇に伴い，冒険の舞台を広げ，メインストーリーを進行することに注力するとのこと。「SAGA11」では，舞台を「タイタニア世界」に移すだけでなく，キャラクター育成の次の段階「オーバーソウル」（仮）と，憑依の次の段階「心憑依」（仮）が登場する。

　「SAGA12」では「タイタニアドラゴン」の登場と，リング単位で発見/発掘から拡張まで楽しめるコンテンツとして「飛空城」の実装を予定。「SAGA13」ではティタが復活するほか，ペットシステムの次の段階「パートナーシステム」が登場する。このシステムでは，ペットのアバター要素や行動が強化され，さらにプレイヤー各自の好みに成長させられるようになる予定だ。続く「SAGA14」では，3世界が崩壊した理由や，DEMの侵略意図が明らかになるなど，ECOのストーリーの核心に迫る展開を見せるという。

イリスカードイラスト「タイタニアドラゴン」

イリスカードイラスト「青空のティタ」

　またイリスカードやDEMカスタマイズパーツは，随時追加されていくとのこと。会場では，12月17日に実装されるDEMの全マシナフォームが公開された。

アーリア	ヴェロチスタ	エトワール
エルハーベン	エロイカ	カメリエーラ
カロータ	クレド	ケンタウロス
セイレーン	ナロー♀	ナロー♂
フォイリヒ	ミメーティカ	メッカニカ
レオーネ

「DEMカスタマイズパーツ：ケンタウロスタイプ」イラスト

「DEMカスタマイズパーツ：セイレーンタイプ」イラスト

　そのほか会場では，過去1年間を振り返る「ECO2009年プレイバック」と，勝ち抜いた観客にプレゼントが贈られる「ECO ○×クイズ」「じゃんけんタイニー」が開催された。イベントの最後には，淺間氏が長らく務めていた“教授”の座を寺田氏に引継ぎ，今後はバックグラウンドでサポートしていくことが発表された。それを受けて竹内さんが音頭を取り，会場から淺間氏に感謝を込めて「ありがとう」と声を掛ける場面もあった。それでは最後に，ステージに上がった5人のメッセージをお届けしよう。

安部美央さん：
　今日は，皆さんが凄く盛り上がってくれて，私も嬉しいです！　来年はECOの中で，もっとハートフルな空間を広げていきたいです。今日はありがとうございました。

2009年を振り返って，スケッチブックに絵を描くおなじみのコーナー

原田ひとみさん：
　今年も何だかんだで，私の思い望む装備を実装していただけました。念願の“裸エプロン”が実現して，本当に嬉しいです。来年は“黄金の”ふんどしを手に入れられたらいいなあ，と思っています！　私とECOのお付き合いも4周年になります。初回のECO祭から参加している方もいるということで，本当に皆さんと長いお付き合いになりますが，もしゲーム内で出会ったときには，ぜひぜひお声をかけていただきたいです。

2009年を振り返って……？

竹内幸輔さん：
　仕事の前にECO，仕事から帰ってからもECO。こんなにECOで人生が変わるとは思っていなかったのですが，今日，皆さんと触れ合うことができて，ますますECOが好きになりました。ゲーム内でも，（リアルの）道でも，見かけたら気軽に声を掛けてください！

昨年，できたECO内彼女が男性だった竹内さん。2009年にできた男性（ゲーム内も男性）の友人はオフ会で……

淺間達雄氏：
　この4年間，いろんなことがありました。皆さんと一緒にこうして4周年を迎えられたこと，本当に心から感謝しています。
　岩田（前任の岩田容賢氏）から引き継いで以来，いろんなことがありました。しかしECOに関することでは，仕事をするうえでも，ゲームするうえでも悪い人に会ったことがありません。個人的に，非常に楽しくやらせていただきました。これから，こうした思いをゲームに込めていくのは寺田になります。今後ともECOをよろしくお願いします。

寺田美絵氏：
　歴代の教授の名を汚さぬよう，2010年以降もECOをますます発展させていきます。投稿された意見や，掲示板には隅々まですべて目を通していますので，ぜひ突っ込んでください。これからECOをもっともっと元気なコンテンツにしていきます。