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ASUS,天板部にも液晶パネルを搭載する“2画面Ultrabook”「TAICHI」を国内発表。価格は13万9800円
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印刷2012/11/14 14:49

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ASUS,天板部にも液晶パネルを搭載する“2画面Ultrabook”「TAICHI」を国内発表。価格は13万9800円

 2012年11月14日,ASUSTeK Computer(以下,ASUS)は,天板部にも液晶パネルを搭載し,ノートPCとしてもタブレットPCとしても利用できるUltrabook「TAICHI」(タイチー)を日本で発売すると発表した。12月8日発売予定で,メーカー想定売価は13万9800円前後となっている。

ノートPCとしても(上),タブレットPC(中)としても利用できるTAICHI。ノートPCとして使いながら,天板部にセカンダリの画面を表示させることもできる(下)
画像集#011のサムネイル/ASUS,天板部にも液晶パネルを搭載する“2画面Ultrabook”「TAICHI」を国内発表。価格は13万9800円
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画像集#012のサムネイル/ASUS,天板部にも液晶パネルを搭載する“2画面Ultrabook”「TAICHI」を国内発表。価格は13万9800円

 TAICHIというのは陰陽道における「太極」の意味を中国語読みしたもので,陰と陽の相反する要素の融合を示す。太極図をモチーフにした製品ロゴを採用するTAICHIは,まさに,ノートPCとタブレットPCの融合による,新しい製品だというのが,ASUSのメッセージだ。

陰陽道の太極図(左)から,TAICHIの製品ロゴマーク(右)が生まれた
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TAICHIの日本語キーボード。最上段,右から4番めにあるTAICHIロゴ入りの気は[TAICHI]キーとされ,これを押すと,TAICHIの画面表示法などを設定できる「TAICHI Home」が起動する
画像集#016のサムネイル/ASUS,天板部にも液晶パネルを搭載する“2画面Ultrabook”「TAICHI」を国内発表。価格は13万9800円

本体底面側から撮影したカット
画像集#017のサムネイル/ASUS,天板部にも液晶パネルを搭載する“2画面Ultrabook”「TAICHI」を国内発表。価格は13万9800円
 内側と天板側の液晶パネルは,いずれもLEDバックライト内蔵のIPSモデル。内側はタッチ操作非対応,外側は10点マルチタッチ対応となっている。そのため,ごくごく標準的なクラムシェル(≒折りたたみ式)のノートPCとして利用でき,さらに天板を閉じればタッチ対応のタブレットPCとして利用できるということになる。タブレットPCとしての利用時には,専用の電磁誘導式スタイラス(=ペン)を用いることで,256段階の筆圧検知に対応したペン入力も利用可能だ。
 また,表裏の液晶パネルに同じ画面を表示する「ミラーモード」や,異なる画面の表示できる「デュアルスクリーンモード」も利用できる。1人で同時に2画面見られるわけではないが,話し相手に画面を見せる,というケースでは相応に意味があるかもしれない。

左右側面部に備えるインタフェース群。左右両側面にUSB 3.0ポートを1基ずつ搭載し,左にはmini-VGA,右にはMicro HDMIが並ぶ程度で,残りはボタンと,非常にシンプルである
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 そのほか主なスペックは下記のとおり。スペック表に記載のない項目としては,Bang & Olufsenとの共同開発によるサウンド機能「SonicMaster」の搭載が特徴として挙げられそうだ。

●TAICHIの主なスペック
  • CPU:Core i7-3517U/1.9GHz(L2キャッシュ容量256KB×2,L3キャッシュ容量4MB,最大動作クロック3GHz)
  • マザーボード:未公開
  • メインメモリ:PC3-12800 DDR3 SDRAM 総容量4GB(※構成未公開)
  • GPU:Intel HD Graphics 4000(※CPUに統合)
  • ストレージ:SSD(容量256GB,接続インタフェース未公開)
  • 光学ドライブ:なし
  • 有線LAN:100BASE-TX
  • 無線LAN:IEEE 802.11a/g/n準拠
  • サウンド機能:オンボード+内蔵スピーカー
  • ディスプレイ(内側):11.6インチIPS液晶(LEDバックライト付き),1920×1080ドット,ノングレア(非光沢)タイプ,タッチセンサー非搭載
  • ディスプレイ(天板側):11.6インチIPS液晶(LEDバックライト付き),1920×1080ドット,グレア(光沢)タイプ,静電容量式10点マルチタッチセンサー搭載
  • 入力機器:日本語87キーボード,タッチパッド,電磁誘導方式ペン
  • そのほかの主な搭載機能:Bluetooth 4.0,マルチカードリーダー
  • バッテリー駆動時間:約5.2時間(JEITAバッテリ動作時間測定法 Version 1.0準拠)
  • 本体サイズ/重量:306.6(W)×199.3(D)×3〜17.4(H)mm/約1.25kg
  • OS:64bit版Windows 8
  • 付属品:とくになし

TAICHIを持つJonney Shih(ジョニー・シー)会長
画像集#002のサムネイル/ASUS,天板部にも液晶パネルを搭載する“2画面Ultrabook”「TAICHI」を国内発表。価格は13万9800円
 国内発表会のために来日したASUSの会長,Jonney Shih(ジョニー・ シー)氏は,ASUSのDNAに,「In Search of Incredible」(“Incredible”を追い求める,すべての人へ)があると述べていた。Incredible(インクレディブル)というのは「信じられない」という意味の英単語だが,Shih氏は,「『終わりのない可能性に挑んでいく,不可能なものに挑戦して変えていく人達のために,Incredibleな製品をASUSは作っていく」と宣言している。

 そのうえで氏がキーワードとして挙げたのが,「Customer Happiness 2.0」だ。日本語訳だと「顧客満足2.0」といったところになるのではないかと思われるが,Shih氏は,“単なる”見た目の美しさだけでは不十分であり,新しいレベルの顧客満足たるCustomer Happiness 2.0を実現するためには,外観やディスプレイ,カメラの美しさに加え,音質,タッチ,反応速度,そしてユビキタス(Ubiquity,好きな場所で情報にアクセスできること)の5要素が重要になるとした。
 TAICHIはまさに,Customer Happiness 2.0を実現する製品だ,というわけである。

 TAICHI自体は,ゲーマー向けのPCとはとてもいえない。ただ,TAICHIと同時に「R.O.G.」ブランドのゲームPC計4モデルを同時発表しているASUSが,こういったユニークな製品も出していることは,憶えておいても損はしないだろう。

 なおASUSは,TAICHIやR.O.G.ブランドのPC以外にも,ノートPCやタブレットPCなどをいくつか発表し,また,未発表製品の参考展示も行っている。以下,写真メインで簡単に紹介してみたい。

画像集#024のサムネイル/ASUS,天板部にも液晶パネルを搭載する“2画面Ultrabook”「TAICHI」を国内発表。価格は13万9800円
Pentium搭載でメーカー想定売価4万9800円前後という「VivoBook X202E」。11.6インチ液晶パネルを搭載し,タッチ操作にも対応する。Core i3搭載で同5万4800円前後という上位モデルも用意される予定
画像集#027のサムネイル/ASUS,天板部にも液晶パネルを搭載する“2画面Ultrabook”「TAICHI」を国内発表。価格は13万9800円
国内未発表の「ZENBOOK Touch UX31A」。ZENBOOKシリーズのタッチ操作対応版という理解でよさそうだ。液晶パネルは13.3インチ
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Atom搭載の11.6インチWindows 8タブレット「VivoTab TF810C」。ワコムの技術を用いた電磁誘導式スタイラスが標準で付属しており,ペンによるメモなどが簡単に取れると謳われている。キーボードドックとの接続も行える
画像集#025のサムネイル/ASUS,天板部にも液晶パネルを搭載する“2画面Ultrabook”「TAICHI」を国内発表。価格は13万9800円
国内未発表の「TransBook TX300」。Core i7搭載で13インチクラス・1920×1080ドット液晶パネルを採用しつつ,キーボードドックと組み合わせることでノートPCとしてもタブレットPCとしても利用できるようにした製品だ
国内未発表のWindowsタブレット「VivoTab Smart ME400」(のモックアップ)。10インチクラスの液晶パネルと,「日本の折り紙を参考にした」(ASUS)という,折る角度で本体の傾きを変えられるカバー(※汚れているのは初期サンプルだからなのでご注意を),Bluetooth接続のキーボードからなる製品のようだ
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ASUSTeK Computer公式Webサイト

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