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ASUS,天板部にも液晶パネルを搭載する“2画面Ultrabook”「TAICHI」を国内発表。価格は13万9800円
TAICHIというのは陰陽道における「太極」の意味を中国語読みしたもので,陰と陽の相反する要素の融合を示す。太極図をモチーフにした製品ロゴを採用するTAICHIは,まさに,ノートPCとタブレットPCの融合による,新しい製品だというのが,ASUSのメッセージだ。
また,表裏の液晶パネルに同じ画面を表示する「ミラーモード」や,異なる画面の表示できる「デュアルスクリーンモード」も利用できる。1人で同時に2画面見られるわけではないが,話し相手に画面を見せる,というケースでは相応に意味があるかもしれない。
そのほか主なスペックは下記のとおり。スペック表に記載のない項目としては,Bang & Olufsenとの共同開発によるサウンド機能「SonicMaster」の搭載が特徴として挙げられそうだ。
●TAICHIの主なスペック
- CPU:Core i7-3517U/1.9GHz(L2キャッシュ容量256KB×2,L3キャッシュ容量4MB,最大動作クロック3GHz)
- マザーボード:未公開
- メインメモリ:PC3-12800 DDR3 SDRAM 総容量4GB(※構成未公開)
- GPU:Intel HD Graphics 4000(※CPUに統合)
- ストレージ:SSD(容量256GB,接続インタフェース未公開)
- 光学ドライブ:なし
- 有線LAN:100BASE-TX
- 無線LAN:IEEE 802.11a/g/n準拠
- サウンド機能:オンボード+内蔵スピーカー
- ディスプレイ(内側):11.6インチIPS液晶(LEDバックライト付き),1920×1080ドット,ノングレア(非光沢)タイプ,タッチセンサー非搭載
- ディスプレイ(天板側):11.6インチIPS液晶(LEDバックライト付き),1920×1080ドット,グレア(光沢)タイプ,静電容量式10点マルチタッチセンサー搭載
- 入力機器:日本語87キーボード,タッチパッド,電磁誘導方式ペン
- そのほかの主な搭載機能:Bluetooth 4.0,マルチカードリーダー
- バッテリー駆動時間:約5.2時間(JEITAバッテリ動作時間測定法 Version 1.0準拠)
- 本体サイズ/重量:306.6(W)×199.3(D)×3〜17.4(H)mm/約1.25kg
- OS:64bit版Windows 8
- 付属品:とくになし
そのうえで氏がキーワードとして挙げたのが,「Customer Happiness 2.0」だ。日本語訳だと「顧客満足2.0」といったところになるのではないかと思われるが,Shih氏は,“単なる”見た目の美しさだけでは不十分であり,新しいレベルの顧客満足たるCustomer Happiness 2.0を実現するためには,外観やディスプレイ,カメラの美しさに加え,音質,タッチ,反応速度,そしてユビキタス(Ubiquity,好きな場所で情報にアクセスできること)の5要素が重要になるとした。
TAICHIはまさに,Customer Happiness 2.0を実現する製品だ,というわけである。
TAICHI自体は,ゲーマー向けのPCとはとてもいえない。ただ,TAICHIと同時に「R.O.G.」ブランドのゲームPC計4モデルを同時発表しているASUSが,こういったユニークな製品も出していることは,憶えておいても損はしないだろう。
なおASUSは,TAICHIやR.O.G.ブランドのPC以外にも,ノートPCやタブレットPCなどをいくつか発表し,また,未発表製品の参考展示も行っている。以下,写真メインで簡単に紹介してみたい。
ASUSTeK Computer公式Webサイト
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