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2次職のキャラクターモデルやアルカネスの新コンセプトアートも公開。「シールオンライン」の次期アップデートに関する発表会をレポート
今回の発表会の柱は,アップデートの詳細や,インターネットカフェにおけるシールオンラインの展開に関する説明と,質疑応答。また,そのあとには,抽選で選ばれ発表会に招かれた16名のプレイヤーと,開発/運営スタッフとの交流を深めるオフラインイベントも開かれた。
この記事では,発表会で明らかになった次期アップデートの内容を中心に紹介しよう。
しかしその一方で,「安定しているということは,見方を変えれば停滞している,またはマンネリ化しているともいえるのではないだろうか」と自ら疑問を提起。「MMORPGのあるべき姿は,楽しい未来を想像できることであり,シールオンラインの課題は,10年後もプレイヤーと共に楽しめるようなゲームにしていくことだと思う」と述べていた。
アップデートの主な内容は,2次職の実装,インスタンスエリア「天空の島 アルカネス」の登場,カップルシステムの強化,そして新たなストーリー展開の四つとなっている。
2次職
既存の6クラスに,それぞれ2種類ずつ2次職が用意される。転職後も1次職の特性はそのままに,好きな能力やスキルを強化できる。ただし「芸人」のように,元々は遠距離攻撃を得意とするクラスで,転職後の選択肢として近接攻撃を多用する「アサシン」が用意されている,やや特殊なケースもある。なお下の画像は,左2体が転職直後の初期装備,右2体がレベルアップ後の装備となっている。
黒騎士 |
聖騎士 |
剣聖 |
魔剣士 |
炎魔道士 |
氷魔道士 |
アサシン |
ハンター |
ビショップ |
プリースト |
ブレイカー |
マイスター |
天空の島 アルカネス
アルカネスは,かつて神々が用いた船の残骸という設定。島のあちこちに遺跡らしき建造物があり,地上には見られない巨大な植物が生い茂っている。アルカネスの特徴は,島全体がインスタンスエリアになっている点。ダンジョンだけではなく,新エリアそのものをインスタンスにしてしまうことで,コミュニティの活性化と,シールオンラインで現在問題となっている狩場不足の解消を図ろうとしているわけだ。
カップルシステムの強化
カップルシステム自体はすでに実装されているが,この機能をもっと有効に活用してもらえるよう,段階的に強化していくという。その第1弾となるのが,12月4日に実装される「カップル掲示板」だ。カップル掲示板は,プレイヤーが自分の情報をプロフィールとして登録できるというもの。プロフィールには,使っているキャラクターのクラス,接続時間の長さや主にプレイする時間帯,プレイスタイルなどの情報が含まれている。カップル掲示板では,ほかのプレイヤーのプロフィールを見たり,自分とどれだけプレイスタイルが合うかを示す「Love Matchポイント」を確認できる。
せっかく友達になっても,週末にしか遊べないプレイヤーと,平日もバリバリ遊ぶプレイヤーとでは,レベルの差が開きすぎたり,なかなか一緒にオンラインでプレイできなかったりして,疎遠になってしまうことがある。カップル掲示板を使えば,一緒に遊ぶのに適した人と知り合うチャンスが増えるわけだ。
また今後は,二人が同時に接続しているときにだけ育成できる,「カップルペット」などの追加が予定されている。
新たなストーリー展開
今後展開していく新たなストーリーは,力のサマエルである「ベレス」の復活をテーマとするもの。ベレスは,これまでになく強力なバイルを率い,シィルツを無残に破壊するという。この物語はどうやら,2次職の実装と関連があるらしい。ベレスが何者かといったことについては,今のところ明らかにされていないので,続報を楽しみにしよう。
石渡氏は,ネットカフェでのオンラインゲーム利用者数が増加傾向にあることを示したあと,現金ですぐに有料アイテムを購入できる「PayNetCafe」を利用した,ネットカフェ限定先行販売の告知を行った。
これは,本来30日間の利用期限が設けられている「イエローヘセドシリーズ」「レッドヘセドシリーズ」といった武器アイテムを,12月4日から,ネットカフェ限定で1日のみ利用できるというもの(関連記事)。
期間限定アイテムを購入しても,休日以外はまとまった時間をプレイに割けないという人は,ネットカフェでこれらのアイテムを購入し,じっくりとプレイに取り組むといいかもしれない。
休憩を挟んで行われた質疑応答では,ネットカフェでの取り組みに関する話題が中心に。例えば,「ネットカフェ専用の特典に魅力がなさすぎる」「ネットカフェで購入して家に持ち帰れるアイテムをいくら安売りしても,それでは意味がない」「プレイヤーである私たちが一番嫌なのは,シールオンラインのサービスが終了してしまうこと。だったらもっとお金が回るように,買いたくなるような性能で,かつネットカフェ限定利用のアイテムを作るべき」といった要望が挙がっていた。
そのほか,「1サーバーにつき複数のチャンネルがあったのを,なぜ廃止したのか」「チャットシステムが使いにくくなった」といった質問や要望も。後者については,2次職の実装を想定したものであり,不満に感じているプレイヤーがいることは把握していると説明された。
今回寄せられた意見や要望については,開発側とも相談しつつ検討していきたいとのことだった。
発表会の中で前田氏は,同社が目指しているシールオンラインの“ほのぼの路線”とは,運営側とプレイヤー側が一緒になって楽しめる方向性であると述べていた。安定した人気を獲得していることをよしとせず,10年後も楽しめるゲームを目指すという姿勢を,ぜひ貫いてほしいと思う。
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シールオンラインプラス
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