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戦うのではなく,生き残る。19世紀ブラジルの歴史教育とゲームの融合させたアドベンチャー続編「ARIDA 2: Rise of the Brave」をチェック[gamescom latam 2026]
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印刷2026/05/07 16:20

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戦うのではなく,生き残る。19世紀ブラジルの歴史教育とゲームの融合させたアドベンチャー続編「ARIDA 2: Rise of the Brave」をチェック[gamescom latam 2026]

 ブラジルのサンパウロで開催されたgamescom latam 2026で,AOCA Game Labが開発するアドベンチャーシリーズ最新作「ARIDA 2: Rise of the Brave」の話を,COO兼リードデザイナーのヴィクター・ルベンス・カルドゾ(Victor Rubens Cardozo)氏に伺った。


 本作は,2019年にモバイルを含むマルチプラットフォーム向けにリリースされ,高く評価された「ARIDA: Backland's Awakening」の続編となる。舞台となるのは19世紀末,植民地支配から共和制に移行したばかりで,政治的にもまだ不安定だった時代のブラジルだ。

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 ブラジルと聞くと熱帯雨林を想像するが,ブラジル北東部バイーア州の内陸部にはセルトンと呼ばれる乾燥地帯が広がっており,そこには貧困と不平等に苦しむ農民たちが共同体を作っている。その農民たちを反乱分子と見なした政府が介入し,共同体が壊滅にまで追い込まれた「カヌードスの乱」が起こったのもこの地である。

 本作は,干ばつを生き抜きながら安住の地とされる幻の村を求めて彷徨う若い女性“シーセラ”を主人公とし,そんな同国の暗い歴史を背景にした世界を旅していくことになる。

 実際に「ARIDA II: Rise of the Brave」のデモをプレイしてみる機会もあったが,オーソドックスな3Dアドベンチャーという印象を受けた。前作と同様に直接的な戦闘要素は存在せず,資源の確保や自然の知識,環境を利用したステルスなどを駆使してサバイバルを続けながら,途中で出会う村の長老たちからクエストを受けて生き延びていく。

AOCA Game Labのヴィクター・ルベンス・カルドゾ氏
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 カルドゾ氏は,「本作は戦うためのゲームではなく,生き残るためのゲームです。軍隊が送り込んだ兵士たちの目を逃れながら,飲み水を確保し,動植物の利用方法を学んでいくことがコア体験となります」と,非暴力的でセルトンの自然や地勢を学べる教育ゲーム的な側面が強いプロジェクトであることを語る。前作は3時間程度のボリュームだったが,本作はマップを大幅に拡張しており,探索の自由度とサバイバルのリアリティを向上させているという。

 興味深いのは,ブラジルの史実に基づいたローカルな物語が,グローバルな広がりを見せたことで,前作はブラジル以外の地域でも評価された。カルドゾ氏はこのことについて「故郷を離れ,困難を乗り越えて新しい場所を目指す物語は,日本や中国,あるいは米国など,世界のどの歴史にも共通する普遍的なテーマだからではないでしょうか」と分析する。

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 実際に前作は,特別な宣伝活動を行っていなかったにもかかわらず日本やアジア圏からも好意的な反応が得られており,本作もSteamストアページにまだ記載はないものの,日本語対応を含めたマルチプラットフォーム展開に意欲的だ。

 「シーセラの物語を通じて,異なる文化や歴史を体験してもらいたい」と語るカルドゾ氏。PC版以外のリリースも視野に入れつつ,「ARIDA II: Rise of the Brave」は2026年内のリリースを目標に開発が進められているという。知らない歴史をゲームで学びたい人はウィッシュリストに追加して続報をチェックしておこう。

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    ARIDA 2: Rise of the Brave

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