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ROプレイヤーの生の質問に運営スタッフが回答。イベント「ラグナロクオンライン ガチンコQ&A」レポート
●「ジェネティックのグラフィック変更について」
●「ギロチンクロスのグラフィック変更について」
●「3次職のグラフィックについて」
飯野氏は,3次職のグラフィックスについて,問題意識は持っているものの,さまざまな意見が寄せられているため,どう対応すべきか困っていると答えていた。
中村氏によれば,ジェネティックやギロチンクロスに続き,そのほかの3次職キャラのグラフィックスも順次修正していくとのこと。今後,各キャラクターのドット絵が完成したら公開し,意見を募集する予定だそうだ。
●「武器グラフィックの変更ありますか」
●「表示されない盾のグラフィックはつかないのか(例:ヴァルキリーシールドなど)」
キャラクターが構えるとき,一部の武器や盾がまったく表示されないという不具合がある。山本氏は,3次職のグラフィックスと同様,修正には時間がかかるものの,なんとかしたいと考えていると答えていた。現在,バランス調整が進められているため,グラフィックス修正作業の優先度が少し下がっているかもしれないとのことだ。
●「肩にかけるものにグラフィックが追加されるのはいつになるのか」
韓国で導入されている2Dレイヤーシステムの実装時期は,今のところ明らかにできないとのこと。山本氏は,6月4日に開催予定の「ガンホーフェスティバル」で発表したいとの考えを示した。
■ルームA「各職業について」
●「リコグナイズドスペルについて。クールタイムと効果時間が同じなのは、なぜか。現状ではかけ直しが非常に手間になる」
山本氏はこの質問に対し,企画意図どおりの仕様だと説明した。現在調整している段階で,基本的には,韓国の本サーバーに実装されたものが日本に来るとのこと。問題があれば,再調整したうえで日本版に実装されることになると説明した。
●「ロイヤルガードの禁止スキルが多すぎるので、早く修正してほしい。現状ではできることが少なすぎる」
「オーバーブランド」「リフレクトダメージ」といった禁止スキルは,現在韓国でテストされており,問題がなければそのまま日本でも実装されることになるという。山本氏によれば,ほかのスキルの調整も終わってから,まとめて実装される予定なので,もうしばらく待ってほしいとのことだ。
●「スーパーノービスのスキル追加や強化ではなく、ノービス専用の上位職やノービス系専用スキルの追加予定はないのか」
これは,スーパーノービスの上限突破ではなく,上位職のようなものを実装してほしいとの要望だ。山本氏は,今のところその計画はないが,そういった意見が寄せられたことをGravityに伝えると述べた。
●「追加された状態異常『深い眠り』のバランス調整」
状態異常「深い眠り」への対抗手段を用意してほしいとのリクエストに対し,山本氏は,対抗手段がないことを問題として認識していると回答。スキルを調整することも検討しており,現在使用禁止となっているスキルの再調整などを含めて考えていくとのことだ。
●「ディボーションの効果範囲Lvが10のままだが、15に変更できないのか?」
これは,パーティの公平圏内が15なので,それに合わせてほしいというリクエストだ。山本氏は,公平パーティのLv15という圏内と,ディボーションのLv10は別物として考えていると回答した。
公平パーティは,あくまで狩りをするうえで経験値を分配するためのシステムとして15という範囲で調整しているが,ディボーションは,GvGなどでLv10の範囲内ならディボーションを行ってもいいというルールのもとで定められた数値とのこと。そのため,変更することはないという。
●「クールタイムのあるスキルを使った後、3次職が戦闘不能になってもクールタイムのリセットがない。戦闘不能時に、クールタイムをリセットできるようにならないのか」
これは,GvGなどで頻繁に戦闘不能になったとき,スキルのかけ直しに時間がかかるため,クールタイムをリセットしてほしいというリクエストだ。
これに対して山本氏は,クールタイムは,起き上がってきた/再ログインしてきた時点からカウントする仕様になっており,変更する予定はないと説明した。
というのも,リセットできるようになると,例えば,経験値が0%のキャラが,強力なスキルを使用してはわざと戦闘不能になるということを繰り返すことが可能となるためとのことだ。
●「ギロチンクロスのハルシネーションウォークが効果に対してデメリットが大きすぎる」
山本氏は,調整するとの約束はできないものの,調整する余地はあると思うと回答した。
■ルームA「今後のUPDATEについて」
●「3次職のバランス調整。現在行われている韓国の調整が実装されるのか。また、それが最終調整なのかどうか」
山本氏は,現在韓国で調整している段階だが,その後日本向けの調整も行うため,現在のバランスがそのまま日本に適用されるとは限らないと回答した。
また,今後も,調整が必要となれば作業を行うことになると述べていた。
●「実装未定コンテンツの実装時期(精霊・ホムS・拡張2次・等)」
中村氏によれば,6月4日のガンホーフェスティバルにおいて発表できるものもあるとのことだ。
●「WES(ワールドエクスチェンジサービス)の再開予定。または、サーバー統合などは考えられているのか」
WESを担当していたという中村氏は,WESのエンジンに不具合があるため,キャラデータを安全に移行できる状態ではないこと,現在不具合の修正を行っていることを明らかにした。
サーバー統合については,キャラ名の重複など,解決が困難なハードルがいくつかあるものの,企画案の一つとして考えているという。中村氏は,サーバー統合にはメリットもデメリットもあるが,今回のイベントで,サーバー統合を希望するプレイヤーが多いことを認識したと述べた。
●「現在禁止されてるスキルの解禁予定。現在の進捗を聞きたい」
飯野氏は,解禁時期が見えているスキルとそうでないスキルがあると述べた。個別に回答するのは難しいため,整理したうえ,公式サイトで発表するとのことだ。
●「GungHoは現状の配置変更内容で満足しているのか」
●「現状の配置変更に留まらない狩り場の変更(スカラバホールに対するスカラバガーデンのような亜種モンスターの実装など)の予定などはあるか」
山本氏は,これまで行ってきた配置変更により,すべてのレベル帯がまかなえているわけではないとの認識を示し,今後のアップデートで新たな狩り場を用意していくと回答した。
また,今後も逐次配置変更を行っていくという。飯野氏は,高レベルキャラを使っているプレイヤーだけでなく,初中級者のためにも,短いスパンで配置変更を行っていきたいと述べた。
下の質問は,モンスターのパラメータを変更するのではなく,見た目は同じでもパラメータが大きく異なる新規モンスターを実装するという方法を提案するものだ。
これに対して山本氏は,実装時期は明言できないものの,企画自体は存在していると回答した。
●「シグナムクルシスが有効に働く狩り場などを実装していきたいとの発言があったが、どうなっているのか。できれば速度増加・ブレッシング以外のさまざまな支援スキルをフル活用できる狩場だとうれしいが……」
これは,以前行われた生中継での発言に関する質問だ。中村氏は,先日配置変更を行った機械人形工場であれば,シグナムクルシスが有効に使えると説明した。
また公式サイトや公式ブログでは,効率が飛躍的に向上するわけではないものの,多くのスキルが活用できる狩り場や,遊び方に関する提案を行っているという。
■ルームB「R化について」
●「盾装備時のASPD低下について」
山本氏は,計算式上そうなっているため,変更する予定はないこと,各職業の基本ASPDは,3次職実装前に比べて上方修正されていることを明らかにした。
また,「クロノス」という両手杖で,ステータスが等しいハイウィザードとプロフェッサーが装備したとき,ASPDが異なるのはなぜかとの質問が寄せられた。これは盾の件と同様,職業が違えばASPDも異なってくるという仕様になっているからとのことだ。
●武器のサイズ補正について
短剣などの特定武器しか装備できない職業で狩り場が限定されてしまうとの指摘が寄せられた。
これに対して飯野氏は,3次職実装後は武器のサイズ補正が意図どおりに反映されているというのが運営側の見解であり,「救済」という意味での配置変更は考えていないとした。ただ,イベントとして各サイズのモンスターに特化された狩り場を用意することはあるかもしれないと述べた。
また,サイズ補正の厳しい武器にメリットを付与できるかとの質問に対して,山本氏は,すでに実装済みのアイテムに対しては難しいものの,新たに実装される武器に特殊効果を付けられる可能性を示唆していた。
●「MATKの格差について」
●「リコグナイズドスペルがオートスペルなどで発動するアイテムを実装してほしい」
ROでは先日,武器にMATKが追加されているが,これは第1弾であり,今後も随時追加される予定となっている。ガンホーでは,これによってMATKの格差をある程度緩和できると考えているが,不十分だった場合は別の案を検討していくとのことだ。
下の,リコグナイズドスペルがオートスペルなどで発動するアイテムの実装について,山本氏は,そもそも3次職のスキルがオートスペルで発動できていいのか危惧していると述べた。今のところ,3次職ならではのメリットと考えており,これらを簡単に使用できるのもどうかとの考えから,入れる予定はないと回答した。
●「ウォーロック以外の職でMATKの高い武器を実装してほしい」
山本氏によれば,既存の武器にMATKを追加する一方,ソウルリンカーなどには専用武器を開発しており,その能力や,実装時期などを調整中であるという。
●「効果が未実装のままのスキル(オリデオコン研究など)はどうなっているのか」
山本氏は,この機会にGravityに問い合わせ,公式サイトで報告すると述べた。
■ルームB「アップデートについて」
●「次回大型アップデートはいつか」
中村氏は,6月4日のガンホーフェスティバルで発表すると回答した。
●「装備品の職業制限は緩和されたりしないのか」
山本氏は,その職業だからこそ使える装備品ということで用意しているので,理解してほしいと述べた。なお,NDS版に登場した「シャーマン」「ダークナイト」はNDS版オリジナルの職業なので,ROに実装する予定はないという。
●「サーバー間GvGについて」
中村氏は,現在ルールを固めている段階で,最終決定後あらためて発表すると回答した。
■ルームB「迷惑行為」
●「バグ扱いとなっている仕様について(太陽剣、ギロチンなど)」
3次職実装後,「遠距離耐性」で魔法が軽減できなくなったのはなぜかとの質問に対し,山本氏は,遠距離耐性はそもそも「遠距離物理攻撃」に対する耐性だったと述べた。3次職実装前は魔法攻撃も軽減できてしまっていたので,むしろ,不具合が修正されたことになると説明した。アイテムの説明などの文言も,「遠距離物理攻撃」に修正していく予定とのことだ。
●「配置変更による迷惑行為の増加について」
●「迷惑行為に対する運営の考え、対処方法をお聞かせ願いたいです」
●「GMコールを実装することは可能かどうか」
●「BANされたBOTの対処について罪状などを公開可能かどうか」
先日実施された,「スカラバガーデン」「タナトスタワー」の配置変更の意図を説明してほしいとのリクエストに対し,山本氏は,狩り場が一極集中化することによる負荷を分散するためと説明した。
続いて,オンライン本部 カスタマーサポート部ゲームサポート課課長代理の新津幹朗氏が発言し,迷惑行為を行うプレイヤーは,人がより多く集まる場所で人が困ることをし,楽しんでいるため,狩り場を分散することは効果的な対策の一つとなると述べた。
新津氏はさらに,迷惑行為を行うプレイヤーへの取り締まりについて説明した。新津氏によると,スカラバガーデンやタナトスタワーでは「トレイン」による嫌がらせが横行しているという。しかし,狩りを効率的に行うためのトレインを行っている人もおり,嫌がらせを目的としているかどうかの判断は難しいそうだ。
新津氏は,プレイヤーからの通報を受けたあと,実際にその場所に行って調査を重ねたうえで判断しているため,時間がかかっていることが問題であるとし,効率を高めるために,クライアント自体に動画撮影機能を実装することも含めた体制作りを検討するという。
また,今回リクエストされているGMコールの実装について,新津氏は,迷惑行為の対処に必要となる証拠集めが難しいため,仮にGMコールを実装しても,すぐにプレイヤーが望む状況になるわけではないだろうとの見解を示した。
新津氏は,まず取り締まりを行う環境を整え,プレイヤーからの通報に迅速に行動できる体制を作ることが一番の問題点であり,今はそれらの部分に優先的に取り組んでいきたいと述べた。
また,BANされたBOTの罪状公開が可能かどうかとの質問に対し,オンライン本部カスタマーサポート部ゲームサポート課主任の太田 剛氏は,現状,不正行為者に対する処置に関する情報を「ラグナロクオンライン サポーティングデータ」として月に1度公開していると説明。ただし,BOTといえども情報保護の対象になるため,名前や罪状を公開するのは難しいとの認識を示した。
太田氏は,BOTが撲滅できていない現状を踏まえ,今後も対策を進めていくと述べた。そのため,入り口対策や,BOTが動かないようなシステムの構築が重要だと考えているという。
終了時間が迫ったため,今回回答されたのはここまで。残っている質問については,公式サイトであらためて回答される予定だ。
2時間近くにわたる大質問大会となった今回のイベント。一つ一つの質問に答えてくれたことはファンの一人として喜ばしく思うが,これまでのカンファレンスと同様,Gravityの確認が必要という回答が多かったことは,やや残念だ。
さて今回,筆者が印象深く感じたのは,サーバー統合に関する回答だ。サーバー統合は行わないというのが,これまでのガンホーの一貫したスタンスだったが,今回,その可能性が言及されたことは大きなトピックといえるだろう。
筆者自身,ROを遊んでいて,ワールドごとの活発さに差があると感じているので,サーバー統合によってゲームが活性化することを個人的に望んでいる。
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